堂珍嘉邦、活動再開のCHEMISTRYは「
自分達の感じる事を作品に」

KITTEで熱唱する堂珍嘉邦(撮影・小池直也)

 歌手の堂珍嘉邦(38)が15日、東京丸の内のJPタワー商業施設・KITTEで『堂珍嘉邦クリスマスライブ』を開催、全4曲を歌うとともに、トークなどでファンを楽しませた。また、活動再開が発表されたCHEMISTRYについても言及。「(2月のライブで)自分たちが感じる事を作品、次のライブに繋げていきたい」と語った。

 このクリスマスライブは、KITTEで開催中のクリスマスイベント『WHITE KITTE』の一環としておこなわれた。『WHITE KITTE』では11月24日から12月25日までの間、真っ白に装飾された屋内最大級のモミの木が音楽と共にライトアップされている。堂珍は7thシングル「How I love you so」で当イベントとコラボレーションした。

 会場には多数のファンが詰めかけ、3時間前から並ぶ人もいた。吹き抜けになっている2階、3階、4階から見下ろす観衆の姿もあった。ホワイトツリーの下に用意された特設ステージに、アコースティックギターを手にした堂珍が登場。大きな拍手が起こる。

 この日の堂珍は黒いライダースにベレー帽のモノトーンスタイル。その後「手始めに僕の曲から楽しんでいってください」と話してから、自身のオリジナル曲「Rexlexion」、「Lazers」と、カバー曲「Have yourself a Merry chistmas」3曲を披露。ピアノ・堀向彦輝との共演でしっとりと聴かせた。

 続いて、15日発売の新曲「How I love you so」について解説とともに想いを語った。作曲者は堀向。曲に関しては、堂珍の声が活きる様に作ったという。歌詞は2人の共作である。

 堂珍は「KITTEが日本の郵便局の発祥だという事で『アナログな温もりを伝えたいんです』というお話を頂きました。今はSNSで想いを伝えあったりとか、待ち合わせに遅刻する時に連絡を取り合ったりとかできますけど。昔はそういうのが無い代わりに、会えた時の感動があった。信じ合う事の温かさや温もりを感じてもらえればいいなと思い書きました」と歌詞を解説した。

 その後に「How I love you so」を歌唱。堂珍の魅力であるセクシーな高音が活かされたメロディの綺麗な曲であった。ディスプレイには、ミュージックビデオが映し出され雰囲気を高める。

巨大クリスマスツリーを前に、堂珍嘉邦(撮影・小池直也)

 演奏後には少しだけ堂珍のトークコーナーが。どんな時、どんな人に聴いてほしいか、という質問に堂珍は「これは、いつでも大丈夫な奴ですよ。皆さんに聴いてほしいし、好きな時にいつでも聴いてほしい」とコメント。

 堂珍といえば、川畑要と組むボーカルデュオのCHEMISTRYの活動再開が発表されたばかり。来年はソロも、CHEMISTRYも舞台もやると発信している。これを踏まえた自身の今後について「(来年は)CHEMISTRYで2月に国際フォーラムでやって、そこで自分たちが感じる事を作品というか次のライブというか、に繋げていきたい。ソロもリリースとツアーを並行してやりたいと思ってます。出演する舞台『RENT』はLGBTの役なので、自分としてはやり抜きたいです」と語った。

 さらに「僕は帰る場所がいっぱいあります。ソロとCHEMISTRYと舞台と、色々やって自分の中ではバランスが良いのかなと。来年も楽しみですし、ちゃんとよい作品を届けたいと思うので、是非待っていて頂きたいなと思います」と意気込んだ。

 イベントの最後は「皆さん、ハッピーメリークリスマス。今年のクリスマスも楽しく、良いクリスマスになるように祈っております。今日はありがとうございました」とファンたちにメッセージを贈った。(取材・小池直也)

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