『アップルシードXIII〜預言〜』舞台
挨拶に坂本真綾と藤咲淳一が登壇！

「攻殻機動隊」などで知られるSFコミック界のカリスマ・士郎正宗の人気コミック「アップルシード」の映像作品として、現在上映中となっている劇場リミックス版『アップルシードXIII（サーティーン）〜預言〜』。その二度目の舞台挨拶が、10月31日（月）東京・新宿ピカデリーにて行われました！

そこで今回は、デュナン・ナッツ役の坂本真綾とシリーズ構成の藤咲淳一が登壇し、熱気あふれる会場で行われたという舞台挨拶第二弾の公式レポートをお届けします！

--------------------------------------------------------

■『アップルシードXIII〜預言〜』舞台挨拶第二弾！
坂本真綾（デュナン・ナッツ役）と藤咲淳一（シリーズ構成）が制作秘話を語る

　24日から東京・新宿ピカデリーと大阪・なんばパークスシネマで、完全新作アニメーション『アップルシードXIII（サーティーン）』の劇場リミックス版後篇『アップルシードXIII〜預言〜』の上映が始まっている。これを記念して31日夜、東京・新宿ピカデリーにてデュナン・ナッツ役の坂本真綾とシリーズ構成の藤咲淳一による舞台挨拶がおこなわれた。先週の封切り日24日にはディア役の進藤尚美と浜名孝行監督も登壇しており、本作二度目の舞台挨拶となる。
　劇場リミックス版前篇『アップルシードXIII〜遺言〜』は6月3日公開。劇場では終映しているが、後篇アップルシードXIII〜預言〜』の公開に合わせてニコニコ動画、バンダイチャンネル、U-NEXTにて11月11日まで無料配信中だ。先に前篇を観ておけば前後篇を通して一気に楽しめる機会とあり、あらためて予習済みのファンが数多く詰めかけ、会場には熱気が溢れていた。

　『アップルシードXIII』は、士郎正宗のメジャーデビュー作となった伝説的SFコミックス『アップルシード』を原作とした完全新作長篇アニメーション。原作は1985年の作品だが、その難解さも含めて完全な映像化は困難と言われていた。
　今回は過去にOVAと劇場版でなされたアニメとは装いを変えた完全新作。原作の描線と色調をいまだかつてない再現度で捉えたトゥーン調のフルCGで、『アップルシード』の持つ独特の世界観を表現、好評を博している。
　気鋭のCGスタジオ13社が各担当話数の映像制作を担当する分業システムも話題になっている。各社は競い合うようにそれぞれの美を描きつつ、キースタジオとなっているジーニーズアニメーションスタジオの監修によってハイレベルな統一

オリジナルシリーズ全13話を全６巻のBlu-ray＆DVDと１話ごとのネット配信でファンの手許に届けつつ、１話から７話までと８話から12話までを再編集した劇場リミックス版上映をおこない、同時に３つの展開する試みも特筆すべき出来事だが、まずは劇場版がひと足早くクライマックスを迎えた恰好になる。
　舞台挨拶の壇上に立ったデュナン・ナッツ役の坂本真綾は「オーディションのときにはりりしい役柄だと思っていたのに、実際のプレスコ収録では小娘っぽく演じるように言われた」と振り返りながら「酔っ払ったデュナンがヒトミの家に行く場面では、ああ、ここまでやっていいいんだとわかりました。でも、あんなにかわいい酔っ払いはいないですよね（笑）」とコメント。シリーズ構成の藤咲淳一も「字面ではプロっぽいセリフも言うので、坂本さんの声が加わると思ったよりも若くなったかな」と言葉を重ね、原作や過去にアニメ化にはないヒロイン像の実現にたしかな手応えを得ていた。

　26日発売の月刊アフタヌーン11月号から宮川輝作画によるコミックス版の連載が始まっている。
　Blu-ray＆DVDはEPISODE＃８「ディープダイブ」とEPISODE＃９「女王の宝」に加え、映像特典「APPLESEED XIII the inside(メイキング)」別冊本「APPLESEED XIII ARCHIVES vol.4」収録、封入したVol.４を11月23日に発売したあと、12月21日にVol.５、来年1月25日に最終巻Vol.６を発売する予定だ。ネットではEPISODE＃８「ディープダイブ」を11月4日に配信、Blu-ray＆DVDよりも先に楽しむことができるのも見逃せない。なおネットでの最終EPISODE＃13「楽園」の配信は来年2月3日となっている。
　　劇場リミックス版後篇の公開をきっかけに再起動した『アップルシードXIII』。このムーブメントはさらに熱く盛り上がっていきそうだ。

（了）