フィリップ・グラス×パティ・スミス
×村上春樹&柴田元幸が夢の共演
フィリップ・グラス(piano)、パティ・スミス(Vo&Gu) が参加する『THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ』の翻訳を村上春樹、柴田元幸が手がけることがわかった。
現代音楽最高の巨匠、ミニマル・ミュージックの旗手として知られるフィリップ・グラス。近年は高松宮殿下記念世界文化賞(2012)や、「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞(2015) の受賞をはじめ、その活動はまさに円熟の極みに達している。
これまでミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイ、クラフト・ワークに至るまで数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏。ミュージシャンBECKがグラス作品のリミックス・アルバムを製作し、日本からはコーネリアスも参加するなど、今なお若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家です。79歳を迎え、今回2016年6月、2005年以来11年ぶりとなる待望の再来日を果たす。
そして、1975年、アルバム『ホーセス』で衝撃的なデビューを飾り、以来“ニューヨーク・パンクの女王”の称号にふさわしく、音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティ・スミス。 彼女がポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、朗読の名手であることは、その言葉のエネルギーに満ち溢れたコンサートを一度でも観た人なら誰もが納得するだろう。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。
フィリップ・グラスとパティ・スミスの共通点は、ビート・ムーブメントの時代をともに生き、詩人アレン・ギンズバーグと深い親交をもったこと。アレン・ギンズバーグは、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン。世界で最も広く読まれる詩人のひとりで、代表作「HOWL (邦題:吠える)」はこれまで22言語で出版されている。個人の行動や創造が、文学や音楽を通じて大きな力となり、政治や社会を変えていく「ムーブメント」の体現者でもあった彼は、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオら、彼を敬愛する多様なアーティスト達と交流を持ち、近年では、ハリー・ポッターシリーズで知られるダニエル・ラドクリフが、ギンズバーグの自伝的映画『キル・ユア・ダーリンズ』でアレン・ギンズバーグ役を主演し話題となった。
2016年6月に初来日公演を果たす『THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ』は、フィリップ・グラスの代表曲にのせて、ギンズバーグ、パティ両氏の詩作品がパティ・スミスによって朗読される。 またファンにはたまらないフィリップ・グラスのピアノ独奏や、パティ・スミスのギター弾き語りも含まれる豪華な内容で、海外では全ての公演が瞬く間にソールドアウトを記録。ステージ上の大スクリーンには、フィリップ、パティが選んだ在りし日のギンズバーグの写真やイラストも投影され、反戦、物質主義へのアンチテーゼなど、言葉、音楽、映像が相まった強いメッセージが発せられる。
『THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ』は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。今回、アレン・ギンズバーグ生誕90周年の節目となる2016年に、日本での上演において、さらに特別なコラボレーションが実現する。
英語圏以外の国での上演の際は、ステージ上の大スクリーンに詩の翻訳が投射されるが、この翻訳を村上春樹、柴田元幸が、特別に日本公演のために完全新訳を手掛ける。
村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』英語版刊行の際には、ニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、大きな話題を呼んだパティ・スミス。ギターケースには、小説を入れて持ち歩くほどの村上作品のファンとしても知られている。ジャンルや国籍を超えた、言葉と音楽の巨匠たちの世界が注目する最高のコラボレーションに期待が高まる。
これまでミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイ、クラフト・ワークに至るまで数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏。ミュージシャンBECKがグラス作品のリミックス・アルバムを製作し、日本からはコーネリアスも参加するなど、今なお若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家です。79歳を迎え、今回2016年6月、2005年以来11年ぶりとなる待望の再来日を果たす。
そして、1975年、アルバム『ホーセス』で衝撃的なデビューを飾り、以来“ニューヨーク・パンクの女王”の称号にふさわしく、音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティ・スミス。 彼女がポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、朗読の名手であることは、その言葉のエネルギーに満ち溢れたコンサートを一度でも観た人なら誰もが納得するだろう。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。
フィリップ・グラスとパティ・スミスの共通点は、ビート・ムーブメントの時代をともに生き、詩人アレン・ギンズバーグと深い親交をもったこと。アレン・ギンズバーグは、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン。世界で最も広く読まれる詩人のひとりで、代表作「HOWL (邦題:吠える)」はこれまで22言語で出版されている。個人の行動や創造が、文学や音楽を通じて大きな力となり、政治や社会を変えていく「ムーブメント」の体現者でもあった彼は、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオら、彼を敬愛する多様なアーティスト達と交流を持ち、近年では、ハリー・ポッターシリーズで知られるダニエル・ラドクリフが、ギンズバーグの自伝的映画『キル・ユア・ダーリンズ』でアレン・ギンズバーグ役を主演し話題となった。
2016年6月に初来日公演を果たす『THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ』は、フィリップ・グラスの代表曲にのせて、ギンズバーグ、パティ両氏の詩作品がパティ・スミスによって朗読される。 またファンにはたまらないフィリップ・グラスのピアノ独奏や、パティ・スミスのギター弾き語りも含まれる豪華な内容で、海外では全ての公演が瞬く間にソールドアウトを記録。ステージ上の大スクリーンには、フィリップ、パティが選んだ在りし日のギンズバーグの写真やイラストも投影され、反戦、物質主義へのアンチテーゼなど、言葉、音楽、映像が相まった強いメッセージが発せられる。
『THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ』は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。今回、アレン・ギンズバーグ生誕90周年の節目となる2016年に、日本での上演において、さらに特別なコラボレーションが実現する。
英語圏以外の国での上演の際は、ステージ上の大スクリーンに詩の翻訳が投射されるが、この翻訳を村上春樹、柴田元幸が、特別に日本公演のために完全新訳を手掛ける。
村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』英語版刊行の際には、ニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、大きな話題を呼んだパティ・スミス。ギターケースには、小説を入れて持ち歩くほどの村上作品のファンとしても知られている。ジャンルや国籍を超えた、言葉と音楽の巨匠たちの世界が注目する最高のコラボレーションに期待が高まる。
『THE POET SPEAKS ギンズバーグへの
オマージュ』
日程:2016年6月04日(土)計2回公演
※6月05日(日)関連催事予定。詳細は後日発表。
会場:すみだトリフォニーホール
出演:フィリップ・グラス (Piano)/パティ・スミス (Vocal、Guitar)
演奏予定曲:「WICHITA VORTEX SUTRA」、「PEOPLE HAVE THE POWER」ほか
翻訳:村上春樹/柴田元幸
※劇中朗読されるパティ・スミス、アレン・ギンズバーグの詩作品の完全新訳を今回の日本公演の為に手掛ける。両氏による詩の日本語訳はステージ上の大スクリーンにパティ・スミス、フィリップ・グラスが選んだ在りし日のギンズバーグの写真、イラストとともにプロジェクターで投射される。
※6月05日(日)関連催事予定。詳細は後日発表。
会場:すみだトリフォニーホール
出演:フィリップ・グラス (Piano)/パティ・スミス (Vocal、Guitar)
演奏予定曲:「WICHITA VORTEX SUTRA」、「PEOPLE HAVE THE POWER」ほか
翻訳:村上春樹/柴田元幸
※劇中朗読されるパティ・スミス、アレン・ギンズバーグの詩作品の完全新訳を今回の日本公演の為に手掛ける。両氏による詩の日本語訳はステージ上の大スクリーンにパティ・スミス、フィリップ・グラスが選んだ在りし日のギンズバーグの写真、イラストとともにプロジェクターで投射される。