B'z
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B'zビーズ
日本人の好む音楽のタイプが2つある。1つはハード・ロック/へヴィ・メタル、そして、もう1つはユーロビートだ。それぞれの共通点はズバリ「様式美」であり、それは日本人の遺伝子の中に組み込まれている演歌のメロディを想起させるテイストが感じられることに由来するだろう。
もともと浜田麻里やTM NETWORKなどのバック・ギタリストとしてキャリアをスタートさせた松本孝弘が稲葉浩志と出会い、前述の2つの要素の融合をコンセプトに掲げB'zを結成する。88年、シングル「だからその手を離して」とアルバム『B'z』でデビューを飾り、メタリックなギターと縦のりビートを主体としたサウンドを打ち出すが、ギターを全面に押し出したTM NETWORKといった趣に留まる。
しかし91年CMとタイアップによるシングル「LADY NAVIGATION」が100万枚を超えるセールスを記録し、大ブレイク。ここに「哀愁感漂うメロディと様式美メタル・ギター・サウンド・ア〜ンド・ユーロビートが合体した究極のメタル歌謡」が完成する。その後、次々とヒットを連発するとともに新たなアプローチもみせ、R&Bテイストを取り入れた「love me,I love you」やAC/DCへのオマージュともいうべき「Real Thing Shakes」などでは、生楽器を積極的に導入し音楽的な幅を広げた。そして、ヴォーカリスト稲葉の書くあきらめと期待の狭間を揺れ動くような歌詞、1小節に言葉を詰め込めるだけ詰め込むような手法、さらに絡みつくよな粘り気のある唱法は、松本のギターと相まみえて最大の魅力となっている。
00年代に日本のヒット・チャートをハード・ロック/へヴィメタル・サウンドが席捲しているのを見るのは実に痛快だ。
もともと浜田麻里やTM NETWORKなどのバック・ギタリストとしてキャリアをスタートさせた松本孝弘が稲葉浩志と出会い、前述の2つの要素の融合をコンセプトに掲げB'zを結成する。88年、シングル「だからその手を離して」とアルバム『B'z』でデビューを飾り、メタリックなギターと縦のりビートを主体としたサウンドを打ち出すが、ギターを全面に押し出したTM NETWORKといった趣に留まる。
しかし91年CMとタイアップによるシングル「LADY NAVIGATION」が100万枚を超えるセールスを記録し、大ブレイク。ここに「哀愁感漂うメロディと様式美メタル・ギター・サウンド・ア〜ンド・ユーロビートが合体した究極のメタル歌謡」が完成する。その後、次々とヒットを連発するとともに新たなアプローチもみせ、R&Bテイストを取り入れた「love me,I love you」やAC/DCへのオマージュともいうべき「Real Thing Shakes」などでは、生楽器を積極的に導入し音楽的な幅を広げた。そして、ヴォーカリスト稲葉の書くあきらめと期待の狭間を揺れ動くような歌詞、1小節に言葉を詰め込めるだけ詰め込むような手法、さらに絡みつくよな粘り気のある唱法は、松本のギターと相まみえて最大の魅力となっている。
00年代に日本のヒット・チャートをハード・ロック/へヴィメタル・サウンドが席捲しているのを見るのは実に痛快だ。
B'zのニュース
- MusicVoice2024年03月08日
- SPICE2024年01月30日
- SPICE2023年12月29日
B'zの連載コラム
- OKMusic編集部2021年07月12日
- OKMusic編集部2019年06月18日
- OKMusic編集部2018年12月06日
曲・アルバム
声明 / Still Alive - EP
ドラムの連打と勇壮なギターリフからド派手に始まり、《限界もNGも無くします》と退路を断ち、サビでガッツあふれるシャウトを轟かす「声明」は、王道のB'z節と言いたい最高さ! 愛しい人へのポジティブな想い+星屑のようなキーボードがきらめく「Still Alive」もエネルギッシュで、独自の4つ打ちハードロックに仕上げた。ひさびさのシングルとして文句なしの快作。53作目なのに、パワーありまくりです。 TEXT:田山雄士
EPIC DAY
2015年03月04日リリース
アルバム・10曲- 1 Black Coffee
- 2 EPIC DAY
- 3 Classmate
- 4 君を気にしない日など
- 5 Exit To The Sun
- 6 Las Vegas
- 7 Man Of The Match
- 8 アマリニモ
- 9 有頂天
- 10 NO EXCUSE
EPIC DAY
最新シングル曲「有頂天」も収めた19枚目のオリジナルアルバムは、変わらないB'zのハードロッキンでユーモラスな輝きが前作に比べて復活した。すなわち、弱音を正直に見せつつも“うるせえ!”ってな感じでポジティブに開き直る、あのスタイルだ。そんな中、染みたのはバラードの「Classmate」。いつかの「恋心(KOI-GOKORO)」を踏まえると、このトーンで切々と想いを歌っているのが無性に味わい深いのです。 (田山雄士)
フキアレナサイ - Single
Do Not Disturb
Jackie - Single
世界はあなたの色になる - Single
RED - Single