京都のコメディ系作家とコラボした、
THE GO AND MO'S『大塚の術』黒川猛
×丸井重樹にインタビュー~「三者三
様の、本当に違った3つの“笑い”が
楽しめます」(黒川)
異例の公演が実現したのは、京都府が実施した「京都府文化団体等活動継続支援事業」に採択されたため。コロナ禍で活動がままならない文化団体のために、府が劇場費だけでなく、設備利用料や人件費まで負担するということで、ダメ元で[ロームシアター京都]に申請した所「厳選なる抽選で」(丸井)見事に採択されたという。
僕の中では、黒川さんと言えば、「ベトナムからの笑い声」時代に何度か公演を観に行き、毎回ブッ飛んだ笑いを産み出されていて、何度も衝撃を受けました。うちとは、「同年代」「京都」「笑い」と共通項も多く、今回オファーのご連絡をいただき、凄く嬉しかったです。
今回上演するのは、劇団レトルト内閣の看板女優、福田恵さんに誘われてタッグを組み、2016年に最強の一人芝居フェスティバル!『INDEPENDENT』で上演した作品です。当時、脚本作りでかなり苦しみました(いつものことなのですが)。難産だった分、思い入れの深い作品です。
この作品は、話の中にいくつかの「出会い」があり、また自分自身、この作品をきっかけに沢山の出会いをいただいています。今回のTHE GO AND MO'Sさんもそうですし、今回、努力クラブさんともはじめてご一緒させていただきます。この作品は、そういうところが、「親孝行な子」だなと思っています。
新型コロナウイルス感染症発生以降、「人と会う」ことがなかなか難しくなりました。こんな時代が来るなんて全く予想してなかったのですが、それでも、こんな時代でも、新しい「出会い」はあるものだと、今実感しています。THE GO AND MO'Sさん、努力クラブさん、そして我々の作品を通じて、「こんな時代でも、面白い作品と出会えるんだな」と、ひとりでも多くの方に思っていただければ嬉しいです。
中野守(中野劇団)
大学生の頃、「ベトナムからの笑い声」という一風変わった、でも最高センスの団体名の芝居を先輩におすすめされて見に行ったのだった。際どいけれど馬鹿馬鹿しい設定、テンポのよいやりとり、激しいツッコミ、とぼけたフレーズ。すごく面白かったコント集だった。よく知らなかったけれど、パンフレットを読めば笑いに特化した劇団だという。こんな格好いいことがあるだろうか。こういうことがやりたいのだ、と僕は彼らに憧れたのだった。
努力クラブだって初めのうちは笑いに特化した劇団だったんすよ。コント公演だってやってたし。それなりにイケていたんじゃないかしら。でも、笑い以外にも興味を持ち始めて、もともとの性分もあって、今では笑いの要素は隠し味程度にまぶしてあるだけ。今回は憧れていた人たちとやれるということもあって、久々にあの情熱が蘇っている。胸を借りるつもりで、笑いに特化したものを作る。これが僕が思う笑いに特化したものだ! どうだ!! 青春やぞ。
合田団地(努力クラブ)
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