【超特急 インタビュー】
超特急がニッポンの夏を元気に!
Viva! Samba!!

L→R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ

“超特急の妹分”として華麗に変身したBULLET PINKでは、LINE MUSICのウィークリーチャートで1位を獲得するなど、シーンに旋風を巻き起こした超特急。待望の新作「CARNAVAL」は驚きのサンバ曲で、リオのカーニバルを思わせる賑やかなサウンドとビジュアルは必聴&必見だ。無条件に元気が湧くナンバーで、2021年の夏を乗り切ってほしい。

バカみたいに騒いで元気になれる、
これぞ超特急!な曲にしたかった

この春は“超特急の妹分”という名目でBULLET PINKとしての活動をしていたのもあり、今回の「CARNAVAL」が超特急としては2021年の初リリースになりますね。

タクヤ

僕個人のイメージとしては通常のシングルには並ばない、ちょっと別枠なイメージなんですよ。嬉しいことにBULLET PINKが思った以上にバズって、この流れを止めないためにも、さらに面白い企画をやろうというところから始まったんで、どちらかと言うとBULLET PINKの延長線上みたいなイメージ。

リョウガ

BULLET PINKでハードルがすごく上がっていたんで、“これ以上どうすればいいんだ!?”って思っていたら、サンバというまったく違う角度からのテーマが来て。ビジュアルもBULLET PINK以上の派手さというか衝撃があって、うまく前回のイメージを上書きできた気がします。

確かにド派手なサンバ曲ですし、普通はこんなカーニバル衣装でアーティスト写真は撮りませんよね。

ユーキ

でも、僕的には“次のシングルを出すんだったら、バカみたいに騒いで元気になれる曲にしたい”と思ってたんです。今、ステージでコントをする『コント×超特急』もやっているんですけど、4月の公演でモーニング娘。さんの「恋愛レボリューション21」を披露していて。あの楽曲って不景気の時にバズった曲じゃないですか。今って当時と状況が似ている気がするから、スタッフにも“とにかく明るくて日本を元気にできる、それが超特急だ!っていうはっちゃけた曲を出したいです”と伝えていたんです。こういう時期だからこそ、逆の方向に行きたいという想いがすごくあったんですよね。

タクヤ

実現したじゃん!

ユーキ

そう。曲のキャッチフレーズも“超特急がニッポンを元気にします”になっているし、そこは嬉しかったです。ただ、こんな曲になるとは思ってなかった(笑)。

カイ

曲をもらった時、正直言って“すごいうるさい曲だな”って純粋に思った(笑)。でも、7月に出すから季節的にはぴったりだし、自分たちまでアツくなって“夏を乗り越えよう!”という気持ちになれる曲ですよね。

ホイッスルの音色も賑やかだし、タカシさんは歌うにあたりサンバの勉強とかされたりしました?

タカシ

サンバの勉強は…してないです(笑)。それよりもノリかなって。あとは、ポルトガル語が散りばめられつつもベースは日本語の歌詞なので、僕の好きな歌謡曲テイストを織り交ぜると、和洋ミックスみたいな感じになって面白いんじゃないかと。サウンドがかなり派手だから、逆に自分が担当しているAメロやサビは落ち着いて歌いました。

タクヤ

ポルトガル語の落ちサビは、なんか笑っちゃうんですよ。

リョウガ

渋いおじさんみたいに歌うんだよね。“Eu te quero〜”って。

えっ、甘くていい感じじゃないですか。日本語で言うと“君が欲しい”“君を愛してる”と愛を囁く重要な場面ですし、タカシさんも気合が入っているのでは?

タカシ

そうですね。間奏の盛り上がりから急に落ち着くパートで、しかも3行しかないから、特に大事にした印象があります。

タクヤ

ただ、その直前の“Ola!”っていう煽りを“リョウガ!”に歌い替えて、リョウガが歌い始めたら面白いってレコーディング中に盛り上がってたから、もうリョウガの声で脳内再生されちゃうんですよ! 

リョウガ

もしかしたらライヴであるかもしれないよね。

タカシ

ライヴで曲が浸透したら、あり得るかもしれないですね。リョウガに始まり、あとは日替わりでどんどん別のメンバーが歌っていくっていう。

カイ

身体にアントニオ・バンデラスを降ろして、情熱的なゾロを憑依させないと!

タカシさんのメロウな歌に対し、ダンサー陣が振りきれたテンションでかけ声やラップを入れているという、そのギャップがまたいいですよね。

リョウガ

確かに。かけ声は号車順に全員が全箇所を録って、あとから割り振られたという流れなんですが、これまで10年ぶんの経験があるから意外と苦戦せずにできました。

タクヤ

うん。楽しかったです。

ユーキ

Bメロのラップも嬉しかったですね。ラップで自分の声がちゃんと聴こえるっていうのが新鮮だった。

カイ

あと、やっぱり落ちサビは心を込めて歌いましたね。感情を作ってAメロの《Bonito》から歌って…まぁ、全然使われませんでしたけど。

リョウガ

そう言えばレコーディングの時に歌ってたよね。何で歌ってたの? そこはタカシのパートって決まってるから!

それくらい歌いたくなる曲だったと(笑)。

カイ

そうですね(笑)。簡単にメロディーが入ってくる曲で、ラップとかもあってすごく歌いやすいなぁと思ったんで、ぜひ歌ってほしいです。カラオケとかで急に一発目に歌って引かれてほしい。

リョウガ

引かれんのかい!(笑)

アーティスト