【超特急 インタビュー】
超特急がニッポンの夏を元気に!
Viva! Samba!!
“ゴストーゾ”が散りばめられた
見ているだけで楽しい振り付けに
どこを取っても楽しい曲ですから、レコーディングではそこまで大変なこともなく?
タカシ
そうですね。ラスサビと1サビで変化を出したほうがいいかなとか、細かいところはありましたけど。あとは、イントロとアウトロにある《La la la la la la…》というコーラスを高いほうのパートで歌ってみたら相当高くて! でも、いざ出来上がってみたらいい感じに映えて良かったです。
タクヤ
ダンサーでもカイだけが高いほうを歌っていて…挑戦してましたね。
カイ
えっ、そうなの!? もう、あれでやるもんだと思ってた!
そんなカイさんの巻き舌が轟く“セニョリータ”を筆頭に、“Paraiso(=楽園)”“Vamos la!(=Let’s go!)”など、ラテン感たっぷりのポルトガル語も随所に登場しますが、ちなみに“ゴストーザ”って何なんでしょう?
ユーキ
“色気”とか“セクシー”という意味があって、男性に対して使う時は“ゴストーゾ”で、あとは“美味しい”っていう意味もある…というのを、MV撮影の時に現地のプロダンサーの方に教えていただきました! 少しだけ日本語が話せる方がいたんで、フィーリングで話して。逆に僕は“イケメン”という言葉について教えてあげました。
現地のプロダンサーの方々を率いて踊りまくるなんて滅多にできない経験ですよね。
リョウガ
目のやり場に困りましたね。みなさん、やっぱりオーラが違いました! 本当に楽しくてやってらっしゃると感じたので、そこは見習わなくちゃなと。
ユーキ
曲が流れた瞬間“フゥ!”ってテンションが上がっちゃう、あのマインドはいいなと思いましたね。
タクヤ
ただ、頭の飾りが重すぎました! その日ベッドに入って寝るまで、頭に何か乗ってるような感覚があって…。
カイ
分かる! 羽も背負ってたから、家に帰ってソファでくつろいでるのにめっちゃ背筋いいみたいな(笑)。
もしかして歴代で一番重い衣装なのでは?
ユーキ
しかも、僕とカイに関しては装飾の下がタイツ状態なんで、早着替えでひとつでも何かをつけ忘れたらヤバいことになる!
タクヤ
こんなこと言ってますけど、彼ねぇ、羽つけてるのを忘れてるかのような動き方をするんですよ。撮影の日、ほんとすごかったんだから。
リョウガ
人が多かったら横向きになって通るとか、ちょっと気を遣ったりするのが普通じゃないですか。なのに、構わずバサバサ突進してくるという。
ユーキ
いや、“俺がフェニックスだ!”と思っちゃって…
カイ
自分がフェニックスとして蘇るために他の人間を殺している(笑)。
それくらいパワーや自信を与えてくれる曲だったのかもしれない。
ちなみに、振り付けはどんな感じに?
ユーキ
本当にサンバのステップを刻んでいて、キャッチーな可愛さだったり、超特急らしい変顔とかも挟みつつ、メンバーそれぞれにキメる箇所では男の色気というか、“ゴストーゾ”がいっぱい散りばめられた、見ているだけで楽しいバラエティー要素がたくさん詰め込まれたダンスになっています。
ユーキ
サビとか一緒に踊れるんじゃないかな? ぜひともブラジルの方にも踊っていただいて、“踊ってみた動画”を投稿してほしいです。
リョウガ
本場のブラジルの方たちが聴いてくれたら嬉しいですね。ポルトガル語もたくさん入ってますし、“超特急がサンバで日本を! 世界を! 元気に!”というテーマもあるから、日本のとあるグループが自分たちの国の言葉で曲を歌っているっていうことで、少しでも刺激になったり元気になってくれたらいいなと。
こんな時期だからこそ、みんなを元気にしたいという気持ちが目いっぱい伝わってくる曲ですもんね。さいたまスーパーアリーナで11月23日に開催される10周年記念ライヴ『Dance Dance Dance』でも映えそうな曲で、むしろダンスを全面に押し出していくための「CARNAVAL」だったのかなという気もするのですが。
カイ
そういう意味では、今年は全部つながっているんじゃないかな? いろんな点と点が11月にはちゃんと結ばれて『Dance Dance Dance』につながる気がする。
最近のインスタライヴでタカシさんが“今後はダンスにも力を入れていきたい”というようなお話をされていて、“おっ!”と思ったのですが。
タカシ
ダンスに対する苦手意識をなくしていきたいんですよね。ヴォーカルだから歌が全てとか、ダンサーだからダンスが全てっていうわけではなく、どちらも共存してどちらもあるのが超特急だし。8号車(ファンの呼称)のみんなが観てくれることを考えると、目も耳も心も全部満足してもらいたい。となると、もっと自分もいろんなことに挑戦する必要があるなって。
なるほど。「CARNAVAL」でダンサーのみなさんの歌割りが増えているのも、そう聞くと納得です。
カイ
どっちもできるのが一番強いですからね。その上でダンスとヴォーカル、それぞれがもっと磨きをかければ、より強いグループになる。僕もライヴになると結構煽ってたりしますし、そういうのも幅としてあったほうがいいと思うので。
タカシ
こんなに夏々してる曲も珍しいですから、あまり今後のことは考えないで、この曲を聴いているときだけでも“今”の時間を楽しんでほしいですね。ただただ歌ったり踊ったり、そういった何気ない時間を大切にできるような夏にしていきたいです。
タカシさんだったら、この曲を聴きながら何をしたいですか?
タカシ
そうですね…この曲を流しながらトレーニングとかしたらすごく疲れそうやけど、めちゃめちゃ達成感ありそう!
カイ
僕は夏に限った話じゃないですけど、ハーフマラソンとかやりたいです。単純に走るのが好きだし。さすがに20キロとかは走ったことがないんで、ちょっとやってみたいなと。
リョウガ
出た! 最近すごい鍛えてるんですよ。『Hoopla!』(2021年6月に開催された東西アリーナツアー)の中日でも走りに行ってたよね?
カイ
ジムにずっといた(笑)。服がもっと似合う身体になりたいんですよ。衣装はもちろん、私服も。
タクヤ
えっ! 自分でブランドやってるんだから自分の身体に合う服を作ればいいのに、逆に身体を合わせにいくの?
カイ
違う、違う! 服を最大限活かせる身体になりたいってこと。
タクヤ
どんだけストイックなんだよ!(笑) 僕はエイム力を上げる夏にしたいです。
エイム力とは?
タクヤ
敵に標準を合わせる力のことです。やっぱりゲームが好きなんで。
リョウガ
僕は…毎年夏バテで食欲がなくなっちゃうので、今年はたくさん食べたいですね。やっぱり人間は食べ物で栄養を摂るし、これ以上痩せないようにしないと!
ユーキ
僕は仕事とかでたくさんの人とお会いして、そこからいろんなものがつながっていけばいいなぁと。あとは、野外でライヴしたいですね。
ユーキ
うんうん。夏と言えば、やっぱり野外フェスじゃないですか。こんな状況なんで難しいですけど、また野外でライヴができたら一番嬉しいです。
取材:清水素子
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配信シングル「CARNAVAL」2021年7月21日配信開始
SDR
『コント×超特急其ノ弐 〜初キス大作戦〜』
7/26(月) 東京・ヒューリックホール東京
7/27(火) 東京・ヒューリックホール東京
『BULLET TRAIN 10th Anniversary
Super Special Live 「Dance Dance Dance」』
11/23(火) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
チョウトッキュウ:2011年12月25日に結成、翌12年6月10日にシングル「TRAIN」でCDデビュー。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ。2011年12月25日結成。12年6月にシングル「TRAIN」でインディーズデビュー。17年4月26日にリリースしたCDデビュー5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」は初のオリコンウィークリーチャート1位、ビルボードチャートHOT100総合1位を獲得! 18年12月には念願のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライヴを成功させ、19年12月〜20年1月にはグループ史上最大規模のアリーナツアーを、20年12月にはグループ史上最大スケールのオンラインライヴを、そして21年6月には神奈川・ぴあアリーナMMにて3日間にわたる有観客ライヴを成功させた。22年 結成10年を迎え、約3年振りとなる全国ホールツアー 『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』を決行。そして、同ツアー初日の4月23日に、8号車と一緒に想像を超えた未来へ行くため、新メンバーオーディション『超特急募』を開催することをLiveのMCにて発表し、同年8月8日の「8号車の日」に追加の新メンバー4名を発表し、9名の新体制となる。“君との笑顔が終着駅”、さらなる進化を遂げた彼らがどんな11年目の未来を進んでいくのか目が離せない!超特急 オフィシャルHP
「CARNAVAL」MV