La PomPon特別インタビュー後編:熱
すぎるビーイング魂「励みになった大
黒摩季さんからのメッセージ」

——9月16日に発売される新曲『ヤダ!嫌だ!ヤダ!~Sweet Teens ver.~』は、作詞・作曲をした大黒摩季さんの色が濃い曲ですね。KAREN 私、母の影響で大黒摩季さんが大好きで、なかでも『チョット』は名曲だと思ってるんです。今回の『ヤダ!嫌だ!ヤダ!~Sweet Teens ver.~』はAメロで「最近なんだかチョット変」という歌詞があって、その「チョット」がカタカナになっているところが遊び心なのかなと思いました。

YUKINO 私もお母さんが大黒さんの曲をカラオケの十八番にしているので、よく聴いてました。すでに歌詞はできていたんですけど、さらに私たちにタイトルにもある「ヤダ!」にまつわるアンケートをとって共感できるフレーズを入れてくれたんですよ。

KAREN 大黒さんが反抗期だった頃の「嫌だ」と思う気持ちを歌詞にしたんですけど、「ジェネレーションギャップがあるかもしれない」と考えてアンケートをとってくれたみたいなんです。

KIRI ひとり、A4用紙5枚分くらい細かくアンケートをとってくれたので、私たちと同じくらいの10代の子たちにも聴いてほしい歌詞になってます。

RIMA 私の家は洋楽ばかり聴いていたので、事務所に入って偉大な先輩の方なんだと知ったんです。レコーディングの時に「私、自分の声が嫌なんです」と言ったら、大黒さんから「その声を活かしたほうがいいよ」と言われたのが励みになりました。自分の声が低くて歌うことがそこまで好きになれなかったんですけど、大黒さんに「自信がついたら曲をつくってあげるよ」と言われて、飛び上がるほどうれしくなったんです。——大黒さんはレコーディングに立ち会ったんですね。

MISAKI はい。そこでひとりずつにアドバイスをくれたんです。「こう歌ったほうがいいんじゃない?」って、ヘッドホンから大黒さんの生歌が聴こえた時は鳥肌が止まらなかったです。

HINA 譜割りとか語尾とか、細かい部分でもアドバイスをいただいて。

KAREN アーティストとしてのプロ意識を体感することができました。

——ダンスでも見せていくわけですよね。

YUKINO 振り付けはコミカルでマネしやすくなってると思います。いつもは最先端のステップ系の振りが多いんですけど、今回は少し前の年代の基礎的な振りが多く入っていて、そこは逆に難しさもありました。

KAREN 女性らしさも表現していく振りなので、ラインの出し方や動きも指導していただきました。——小松未歩さんの『謎』のカバーも収録されています。

YUKINO 5歳離れたお兄ちゃんがいて、その世代のアニメ『名探偵コナン』の主題歌だったので親しみがありました。

KIRI 私はアニメ『名探偵コナン』がすごく好きで、『コナン』の主題歌といえば『謎』だったんです。シングルとしてリリースすると聞いて、最初はプレッシャーもあったけど、歌っていくうちに身体に染み付いてきたかなって。リリースイベントでショッピングモールなどの場所で歌うと、家族連れのお父さんが「あぁ、この曲……」という感じで観に来てくれて、幅広い世代の方に知られているんだなと思いました。振り付けがついてイメージが変わった『謎』をできるだけ多くの人に観てもらいたいです。——La PomPonさんがビーイングの魂を引き継いでいくというか。

KAREN そうですね。「ビーイングのファンだから」とイベントに来てくださる方もいらっしゃるんですよ。「事務所を背負ってる」といえば大げさかもしれないけど、そのくらいの気持ちを持って歌っていきたいと思ってます。

——倉木麻衣さんとも接点があるわけですよね。

KIRI 最初は2013年7月7日に東京国際フォーラムで倉木麻衣さんのライブにダンサーとして出させてもらったんです。倉木さんを見ているとライブに対するこだわりが伝わってくるし、リハーサルの時から気さくに話しかけてくださって、「もっとがんばらなきゃ」という気持ちになりました。

KAREN 「緊張しなくていいからね」「楽しもうね」といったなにげない言葉を投げかけて、優しく包みこんでくれるんです。

——イメージ通りの方なんですね。

YUKINO 去年の8月に初めてLa PomPonとしてパフォーマンスしたのも、倉木さんのライブのオープニングアクトだったんです。ライブの最後に倉木さんが私たちのことを紹介してくれたのもうれしくて、もう感謝の気持ちしかないですね。

MISAKI いつか音楽番組で倉木さんと共演するのが夢なんです!——他にビーイングでカバーしてみたい楽曲はありますか?

KIRI ZARDさんの『負けないで』をカバーしたことがあるので、次は『揺れる想い』も歌ってみたいです。

KAREN B'zさんの『裸足の女神』が大好きで。歌ってみたいというより、真近で聴いてみたいです(笑)。

YUKINO 以前、メンバー全員でB'zさんの味の素スタジアムでのコンサートを観させていただいたんです。約5万人のお客さんがひとつになってる光景に「すごい」のひと言でした。あれだけ迫力のあるライブをすることは夢だなと思いました。——目標は高く持ったほうがいいですからね。La PomPonさんのライブを見させてもらって、定期公演では「素晴らしいパフォーマンスだな」と感動したんですけど、対バンだといまいち力を出し切れてない気がしたのですが。

RIMA 今年のTOKYO IDOL FESTIVALでいえば3rdシングルの曲をやりたかったので、お客さんとコール&レスポンスするような沸く曲をセットリストに入れてなかったのはあるのかなって。

KAREN ただ、他のアイドルの方と同じことをしても違和感が出てしまうので、La PomPonらしく会場を沸かせるパフォーマンスを模索していきたいと思ってます。

KIRI 個人的には前のグループさんへの声援が大きいと、「もっと盛り上げないと!」って気負い過ぎてしまうことがあるので、もっと落ち着いてステージに上がることができればいいなと思ってます。軸はブレずにいろんな場面に対応して、常に最高のパフォーマンスを届けていきたいです!

(インタビュー・文/大貫真之介)


2015.9.16 RELEASE
3rd SINGLE
謎 / ヤダ!嫌だ!ヤダ!~Sweet Teens ver.~イベント情報
■9月15日(火)
SHIBUYA TSUTAYA

■9月16日(水)
TSUTAYA三軒茶屋

■9月17日(木)
タワーレコード渋谷店

■9月18日(金)
ららぽーと豊洲

■9月19日(土)
大宮ステラタウン

■9月20日(日)
ららぽーと富士見&都内某所(後日詳細発表)

※イベントの詳しい情報はLa PomPonオフィシャルサイトをご確認下さい。
■La PomPonオフィシャルサイト

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