エスムとバレーボールの深い? 関係:
ドラァグクイーン・エスムラルダ連載
68
エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第68回 エスムとバレーボールの深
い? 関係
現在、来年のリオデジャネイロオリンピック出場権を賭けたワールドカップ(男子)が大阪で開催中。一方、今週月曜日に、女子日本代表キャプテンのサオリンこと木村沙織選手が、元バレーボール選手の日高裕次郎氏と結婚の準備を進めていることが判明――と、このところ、安保法案の次くらいに盛り上がっている、バレーボール関連の話題(ほんとかよ)。
ちなみにこのコーナーの担当編集者はサオリンファンでもあるらしく、ホマキ結婚時に続いて、またもや落胆メールが届いたわ。もはや今回は怒る気力もなく、ひたすら意気消沈している様子。若者、頑張れ……。
さて、ここ何年もバレーボールに興味を持てずにいたアタシだけど、今年は別。仕事をしながら、日本男子の試合を(音を消して)チラチラ眺めているわ。
もちろん、今回、男子チームの活躍ぶりが目覚ましいというのもあるけど、とにかく「NEXT4」(若手選手4人)、特に石川祐希選手が……かわいすぎ……(結局そこかい)。
今まで、日本男子バレーで「イケメン」とされていた選手たちって、ちょっぴり微妙というか……。身長の高さに伴って、顔のバランスもちょっぴり縦長な感じの人が多かったじゃない?
その点、石川選手の顔は、アタシ的にはもう、どこから見ても死角なし。しかもバレーボールの才能にも恵まれているなんて……。神様ってやっぱり不公平。
とまあ、すっかりニワカなミーハーファンと化し、ガチのバレーボールファンからは「ひっこんでろブス」と言われそうなアタシだけど、これでも昔(子どものころ)は、相当なバレーボール好きだったの。
アタシをバレーマニアにしたのは、4歳とか5歳のときに(たぶん)再放送で観た、アニメ「アタックNo.1」。10年前に上戸彩主演で実写ドラマ化していたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないけど、これは、東京から静岡県のとある中学校に転校してきた少女・鮎原こずえが、落ちこぼれの生徒たちを集めてバレーボール部を結成し、チームをどんどん強くしていく、というお話(こずえが高校2年で実業団オールジャパンに選ばれ、世界大会に出場するところで、物語は終了)。
次々に強敵が現われたり、初恋の相手が事故で死んじゃったり……といった、容赦ないストーリー展開もさることながら、「アタックNo.1」の魅力は、なんといっても、いろいろな技や魔球が出てくるところ。相手の目の前でストンと落ちるサーブ「木の葉落とし」とか、相手の盲点にボールを打ちこみ、「ボールが消えた」と錯覚させる「消える魔球」とか、スパイクしたボールが渦を巻いて落ちていく「竜巻落とし」とか、そりゃもう萌えたわ!
しかも少し大きくなってから読んだ原作漫画には「ボールを手前に強く回転させながらうてば、木の葉落としができる」とか、もっともらしいことが書いてあったので、アタシはすっかり信じ込み、毎日、家の近所の公園で、木の葉落としの練習をしたものよ。結局、一度もできなかったけど……。
って、自分がいかに筋金入りのバレーボールファンであるかを証明しようと思ったのに、余計にミーハー(しかもバカ)であることを証明しちまったわ!
それにしても当時、「巨人の星」とか「あしたのジョー」とか、天才的な主人公が活躍したり魔球が出てきたりするスポ根少年漫画もたくさんあったのに、そっちには目もくれず、ひたすら「アタックNo.1」ばかりにハマってしまった幼いころのアタシ……。ほんと、根っからのオカマだわ……。
とまあ、すっかり話が脱線しちゃったけど、17日にベネズエラ(編集部注:3-0で日本快勝)と、18日にイランと対戦する日本男子。チュニジアに勝って勢いがついたところで、なんとか勝ち進んでほしいわ! あと、ついでに、サオリンもお幸せに!
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。
twitter:
ちなみにこのコーナーの担当編集者はサオリンファンでもあるらしく、ホマキ結婚時に続いて、またもや落胆メールが届いたわ。もはや今回は怒る気力もなく、ひたすら意気消沈している様子。若者、頑張れ……。
さて、ここ何年もバレーボールに興味を持てずにいたアタシだけど、今年は別。仕事をしながら、日本男子の試合を(音を消して)チラチラ眺めているわ。
もちろん、今回、男子チームの活躍ぶりが目覚ましいというのもあるけど、とにかく「NEXT4」(若手選手4人)、特に石川祐希選手が……かわいすぎ……(結局そこかい)。
今まで、日本男子バレーで「イケメン」とされていた選手たちって、ちょっぴり微妙というか……。身長の高さに伴って、顔のバランスもちょっぴり縦長な感じの人が多かったじゃない?
その点、石川選手の顔は、アタシ的にはもう、どこから見ても死角なし。しかもバレーボールの才能にも恵まれているなんて……。神様ってやっぱり不公平。
とまあ、すっかりニワカなミーハーファンと化し、ガチのバレーボールファンからは「ひっこんでろブス」と言われそうなアタシだけど、これでも昔(子どものころ)は、相当なバレーボール好きだったの。
アタシをバレーマニアにしたのは、4歳とか5歳のときに(たぶん)再放送で観た、アニメ「アタックNo.1」。10年前に上戸彩主演で実写ドラマ化していたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないけど、これは、東京から静岡県のとある中学校に転校してきた少女・鮎原こずえが、落ちこぼれの生徒たちを集めてバレーボール部を結成し、チームをどんどん強くしていく、というお話(こずえが高校2年で実業団オールジャパンに選ばれ、世界大会に出場するところで、物語は終了)。
次々に強敵が現われたり、初恋の相手が事故で死んじゃったり……といった、容赦ないストーリー展開もさることながら、「アタックNo.1」の魅力は、なんといっても、いろいろな技や魔球が出てくるところ。相手の目の前でストンと落ちるサーブ「木の葉落とし」とか、相手の盲点にボールを打ちこみ、「ボールが消えた」と錯覚させる「消える魔球」とか、スパイクしたボールが渦を巻いて落ちていく「竜巻落とし」とか、そりゃもう萌えたわ!
しかも少し大きくなってから読んだ原作漫画には「ボールを手前に強く回転させながらうてば、木の葉落としができる」とか、もっともらしいことが書いてあったので、アタシはすっかり信じ込み、毎日、家の近所の公園で、木の葉落としの練習をしたものよ。結局、一度もできなかったけど……。
って、自分がいかに筋金入りのバレーボールファンであるかを証明しようと思ったのに、余計にミーハー(しかもバカ)であることを証明しちまったわ!
それにしても当時、「巨人の星」とか「あしたのジョー」とか、天才的な主人公が活躍したり魔球が出てきたりするスポ根少年漫画もたくさんあったのに、そっちには目もくれず、ひたすら「アタックNo.1」ばかりにハマってしまった幼いころのアタシ……。ほんと、根っからのオカマだわ……。
とまあ、すっかり話が脱線しちゃったけど、17日にベネズエラ(編集部注:3-0で日本快勝)と、18日にイランと対戦する日本男子。チュニジアに勝って勢いがついたところで、なんとか勝ち進んでほしいわ! あと、ついでに、サオリンもお幸せに!
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。
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おすすめムック:NEXT4 全日本男子バレーボール(日本文化出版MOOK)
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※編集部からのお知らせ 連休前後、一部コラムスケジュールが変更となっております。ご了承ください。
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