カメレオ、【カメレオ】ニコ生で2万
7千人以上が注目した川崎公演でハー
トフルな空間を演出!!

 ツアーコンセプトに「WE ARE KAMELEO」を掲げ、5ヶ月に渡って全国47都道府県ツアーを敢行中のカメレオ。「エンターテインメントを軸にした進化と挑戦」を目指した今回のツアーは、行程的に日本を2周する形をとっているのだが、この日の神奈川公演で1周目が終了。ツアー前半戦の締め括りとなるこの日のライヴは、ニコニコ生放送で生中継が行なわれ、約2万7333人のユーザーがステージを目撃した。

 ステージに姿を現すやいなや「楽しむ準備はできてるか!?」とHIKARU.(Vo.)は叫び声をあげ、「代償を支払い文明を買う」でライヴがスタート。会場に駆けつけたカメコ・カメオ達(カメコ・カメオはカメレオのファンの愛称)を激しく飛び跳ねさせると、そこからも「で?」「現代病写」とアッパーチューンを連続で披露。今まさにツアーを通して磨きあげているバンドサウンドを力強く轟かせると、そこから楽器を置き、メンバー全員がボーカルを務める「変幻×自在+連鎖反応=∞」へ。ステージにはダンサーも登場し、序盤から会場の興奮をピークまで高める勢いでひた走っていく。

 MCでは、Daisuke(Gt.)がステージにいながらニコ生の中継を見ていることを告白したり、神奈川公演ということで、TakeshiとHIKARU.が「中華街でのナンパの仕方」というショートコントを繰り広げたり、ツアー中に襲いかかった不幸な出来事をTakashiが話したりと、まるでバンドマンとは思えないトークを繰り広げるメンバー達。そんなポップな面を見せながら、中盤ではミディアムナンバー「結末の見えない映画のように」や、所属事務所の先輩であるシドのカヴァーである「妄想日記」では、Takashiがキーボードをしっとりと奏でる場面も。また、Kouichiは、現在彼らが行なっている國學院大學の学生とのチャリティー企画について再び呼びかけるなど、ただ「楽しい」だけでは括れないカメレオらしさが垣間見えた。

 再びギアをあげた終盤戦の「ニート姫」では、メンバーが書いたラブレターとメンバーが抱き合って撮影したポラロイドがつけられたポテチをばらまき、「捏造ピエロ」ではタオルが乱れ舞うフロアへ、2階から大量のビーチボールを投入し、演出面でも会場を喜ばせていた。その中でも、「↑アゲていこう歌↑」では「チケット消化率がアレだったんで出してみた」という花道の上で激しく踊り狂い、コール&レスポンスを繰り広げるなど、終始全力のパフォーマンスで会場を盛り上げ続けていた5人と、それを心から楽しんでいるオーディエンス達の姿が、なによりも印象的だった。

 アンコールで登場したカメレオは、5人ボーカル曲「WE ARE KAMELEO!!」で、ソロパートを交えたダンスを披露。会場の熱気を再び高めて行く。

HIKARU.「このツアーは、どの会場でも最高の空間をみんなと作れている気がします。僕らみたいに楽器を置いて、5人で歌って踊っちゃったりなんかしてると、“お前らなんかロックじゃねえ!”とか言われたりもするんですけど。でも結局、音楽って好みの問題だと思うので、カメレオを好きで集まってくれる人がいて、みんなとハッピーな空間を作れることだけで、それだけで僕達は最高の気分になれます。これからも誰に何と言われようとカメレオらしさを貫いていこうと思いますのでよろしくお願いします!」

 HIKARU.の力強い宣言に、フロアからは大きな拍手が送られ、ラストは「万歳\(・∀・)/Music!」。会場をハートフルな空気でパンパンに満たし続け、ツアー前半戦を締め括った。

 いよいよ後半戦に突入する「47都道府県に会いに行くバンドマン」だが、この日の神奈川公演が今回のツアーで23本目。昨年行なわれたツアー「会いに行くバンドマン」が、全国22カ所23会場での開催だったので、ここから先はカメレオにとっても未知の領域に突入して行くこととなる。

 その集大成として、9月19日(土)東京・中野サンプラザホールにて開催される“ワンマンツアー2015「47都道府県に会いに行くバンドマン」ファイナル『THANK YOU 47 ~WE ARE KAMELEO!!~』”は、現在彼らのオフィシャルホームページでは、3次先行チケット予約を受付中。締切は6月28日(日)23:59までとなっているのでお早めに。年齢性別問わず楽しめるエンターテイメントを進化させた彼らのパフォーマンスを、是非とも会場で体感してほしい。

文:山口哲生
写真:藤川正典 / 飯岡拓也

アーティスト

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