いつか先代と同じ横浜アリーナのステ
ージへ! 東京パフォーマンスドール
・浜崎香帆インタビュー完全版

浜崎 舞台PLAY×LIVE『1×0』(ワンバイゼロ)を1年間やってきて、6月にCDデビュー、8月に初のワンマンライブツアーをやらせていただいたんですけど、初めてのワンマンだったから段取りもうまくいかなくて、演出のウォーリー木下さんから言われたことも、すぐには理解できなかったんです。でも、11月のZeppツアーではウォーリーさんの言うことがその場で理解できるようになって。そのヒントを受けて、メンバー同士で話し合って答えを出して、ウォーリーさんに提案したものが「いいね!」と言われたものが採用になるといった形があったり、日々精進です!

――秋のZeppツアーでは、夏のツアーからの進化が見えたように思います。

浜崎 私達はライブ中にMCゾーンがないスタイルなので、1人1人の自己紹介ソング(『CIRCLE OF TPD「名前だけでも覚えて帰ってください!!」』)が加わったり、『Airport』という曲で空港をイメージした振り付け(振付:梅棒)があって。そこから旅立って『夜明けのハート』でアメリカの暗い路地に行ったり、『ビバ!ケ・セラ・セラ』でジャングルに行ったりと、いろんな所に皆さんを連れていくイメージが強くなったと思います。

――セットリストにストーリー性があるんですね。

浜崎 『ビバ!ケ・セラ・セラ』は神宮沙紀がジャングルのボスとして、「この世界を引っ張っていくよ」という感じで弾けてます(笑)。そこからの『史上最大の誘惑』はライブの中で一番テンションが上がりますね。「カーニバルにいるぜ!」という感じで踊り弾けていました。

――2015年以降に修正していきたい課題はありましたか?

浜崎 ライブの後半は自分のことで精一杯になっていたことです。もっと遠くまでエネルギーを放出しなきゃいけないなって思いました。

――浜崎さんの地元であるZepp福岡にもっとお客さんを集めたかったというのは?

浜崎 それはありますね。でも、これが現状だなと受け止めて、今後、福岡でのリリイべやキャンペーンを増やして、TPDのことをもっと知ってもらって、いつかはZeppの隣のヤフオクドームでワンマンライブをやれるくらいになりたいです。

――夢は大きいですね。『DREAM TRIGGER』リリースイベントの最終日(アーバンドックららぽーと豊洲)もかなり盛り上がりましたよね。

浜崎 ファンの方がサプライズで赤いペンライトを持って『DREAM TRIGGER』を踊ってくれたのはとても感動しました。まさかあんな美しい景色を見ることができるなんて、思わず涙が出そうになりました。

――浜崎さんは他のアイドルを見てきたほうですか?

浜崎 母と一緒に行ったコンサートで心を打たれてからはモーニング娘。さんが大好きなんです。

――テレビではAKB48さんも観ることもあると思うんですけど、そういったグループに比べてTPDはけっこう特殊だと思うんですよ。

浜崎 プロジェクションマッピングを全面的に使ってるグループは他にはあまりないかもしれません。動きを合わせることは大変なんですけど、『1×0』でずっとやってきたので、見せ方のコツはわかって。身体の角度を考えながら、どの客席にいる方にもマッピングが見えるように考えながらパフォーマンスしました。楽曲や衣装、振付、演出、1つ1つがすごくこだわっていて、ノンストップパフォーマンスでも曲と曲のつなぎ音源も工夫されています。――2014年は対バンライブへの出演も多かったです。

浜崎 共演したみなさんは、それぞれグループごとの個性が素晴らしくて。11月に出演させていただいた「東天流」では、アップアップガールズ(仮)さんは、袖から見ていても熱が伝わってきて、思わず手を振りあげそうになりました(笑)。「死ぬ気でやってます」というメッセージに偽りはないんだなと思いました。東京女子流さんは清楚でパフォーマンス力が高いし、TEMPURA KIDZさんはダンスだけじゃなくて表情の変化もスゴいんですよ。

――表情でいえばTPDさんも負けてないと思いますよ。

浜崎 ありがとうございます。舞台『1×0』で表情の大切さを学んだので、「歌詞に合わせて表情や気持ちの見せ方を変えよう」とメンバーと話してます。たとえば「猛獣系でいこう」とか(笑)。

――猛獣系! 他に表情の系統はあるんですか?

浜崎 子供系、大人系、マジシャン系……けっこうあるんですよ(笑)。

――得意なのは何系ですか?

浜崎 子供系かな? 常に元気な笑顔を放って、お客さんにパワーを届けたいと思います。

――大きい会場で行なわれた対バンライブで印象に残っているのは?

浜崎 「@JAM EXPO」(2014年8月31日)で横浜アリーナのステージに立った時は、「ここを自分たちだけでいっぱいにしたらどんな気持ちになるんだろう」と思いました。いつか絶対に実現したいと思います。舞台裏にこれまで横アリのステージに立ったアーティストの方の名前がズラッと書いてあって。その中に先代の東京パフォーマンスドールの名前が入っていたので、「ここに新生東京パフォーマンスドールの名前も入れたいね」と話したんです。

――これは当たり前なのかもしれないけど、ライブを観させていただいて、横アリのステージはまだ広すぎたのかなと感じてしまいました。

浜崎 そうですね。まだまだ自分たちのパフォーマンスの見せ方がわかってないし、どうやったら遠くの席のお客さんをまきこめるかもわかってないなって。課題が見つかっていい勉強になったと思ってます。

――初出演となった8月のTIFはどうでした?

浜崎 炎天下の中でファンの方と一緒に大量の汗をかきながら踊ることができてめっちゃ楽しかったです。そしてTIFで初めて私達を見てくれた方がたくさんいて嬉しかったです。

――浜崎さんはソフトボール部の経験を通して体力には自信がある?

浜崎 そうですね。キャッチャーだったので、マスクしてプロテクターもしてズボンも分厚くて……夏休みの練習はヤバかったです(笑)。

――学生時代はオシャレよりソフトボールに打ち込んでたんですか?

浜崎 当時は、”野生”みたいな女の子だったんです(笑)。でも、お出かけする時はワンピースを着たりはしてましたよ。

――結成当初、ライブ前に廊下を走り回ってた映像を観ましたけど、いまは落ち着きました?

浜崎 今も走る時はあります(笑)。

――そこは変わってないんですね。結成当初の頃に比べて、急激に大人っぽくなったと思っていたので。

浜崎 ちょっと変わったのかもしれないけど、自分ではわからなくて。自然に生きてます(笑)。

――もっと女子力を磨こうと意識することはありますか?

浜崎 うーん、最近は意識するようになりました。パックするとか。ウフフ。

――まずは基本的なことから(笑)。美容に関してメンバーに聞いたりしますか?

浜崎 (上西)星来ちゃんに聞くと「ここの化粧品がいいよ」とか教えてくれるんですよ。

――浜崎さんといえばパフォーマンス中のアクロバットも見せ場になっていると思います。

浜崎 新体操をやっていた経験を活かしてやらせてもらってます。いつかはバク転できるようになりたいです。

――浜崎さんはTPDの中でダンスも歌も器用にこなしているイメージがあります。ダンスの経験はあったんですか?

浜崎 中2の頃から週1でレッスンに通っていました。バレエもちょっとやっていて。

――TPD加入時は自分の中で「ダンス経験者」という気持ちはありました?

浜崎 入った時は経験者とはいえないレベルだったので、イチからはじめる気持ちで臨みました。

――歌のほうは習ってました?

浜崎 市のオペラに参加してました。

――市のオペラ!

浜崎 3歳くらいの子供から74歳の方まで参加してるオペラで、すごい楽しかったです。小4から友達に誘われてたんですけど、恥ずかしい気持ちがあって躊躇していたんです。だけど、小6の時に参加してみたらすごく楽しかったんです。中学でソフトボール部に入ってからは参加できなくなって残念でした。

――僕のイメージでは浜崎さんは完璧な人で。

浜崎 いやいやいや。そんなことないです。

――他のメンバーをうらやましいと思うこともあるんですか?

浜崎 (上西)星来ちゃんのしなやかな動きとか、(脇)あかりの表現力とか、(小林)晏夕のクールな表情とか、(橘)二葉のキレキレなダンスとか、挙げたらキリがない。もっとパフォーマンス力を磨きたいですし、背も伸ばしたいです(笑)。

――2015年の目標を教えてください。

浜崎 2015年もたくさん新しい挑戦をすると思うんですけど、その壁にブツかってもヘコむことなく、お客さんが予想してた以上の結果を出していきたいなと強く思います。


(聞き手・大貫真之介)



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