『Re:ステージ!』新アイドルグルー
プ・アルシュシュお披露目ライブ直前
インタビュー

女子中学生アイドルをテーマとしたメディアミックスプロジェクト『Re:ステージ!』。アニメ、ゲームを始め幅広いメディアで展開される本作に2組の新アイドルグループが登場することが昨年11月に発表となった。そのアイドルグループの名前はトライアムトーンとアルシュシュ。SPICEでは3月31日(日)にFOSTERホールにて開催される『Re:ステージ! Unveiling PARTY!! ~Trium Tone✕Archouchou~』にて初お披露目となる両グループにインタビューを決行。アルシュシュのメンバーである、空野音々役の吉武千颯、古海チエ役の中林新夏、双葉詩穂役の平塚紗依に本グループ結成秘話や今後の展望について訊いてきた。
■幼なじみならではのチームワークがアルシュシュの魅力

(c) Re:STAGE! PROJECT
――まずは皆さんの『Re:ステージ!』との出会いからお聞きしたいです。以前から本作のことは知っていたのでしょうか?

吉武:存在を知ってはいました。ただ、ゲームをプレイしたりYouTubeを視聴したことはなくて、オーディションをいただいてから深いところに足を踏み入れた感じでした。その時に初めてライブ映像を拝見し、絶対受かりたい!と思い、一目惚れに近いような感覚でした!
平塚:私は以前『Re:ステージ!』と別のゲームがコラボをしているのを見かけたことがあり、本作のことは長らく知ってはいたんです。ただ、(吉武)千颯ちゃんと同じように詳しい内容を知ったのはオーディションをいただいた後。そこからYouTubeを見始め、楽曲のクオリティの高さに魅了されていきました。
中林:私はオーディションをいただいた時に「このコンテンツ、どこかで見たことあるような……」と思ったんです。それで記憶を遡って思い出したのが以前放送されていた『Re:ステージ!プリズムステップ』のテレビCM。なのでオーディションの案内をいただいた時は衝撃の再会を果たした感じがしました。
――なるほど。そんな『Re:ステージ!』の新アイドルグループのオーディションがあったと思うのですが、内容はどう言ったものだったのでしょうか?
吉武:書類選考があり、その後スタジオで歌、ダンス、お芝居、質疑応答とすごくボリューミーな審査がありましたね。歌も、素の声とキャラクターを演じながらで2回披露したり、かなり時間をかけて選考していただきました。
――かなり厳密に審査されているんですね。オーディションの中で思い出に残っているエピソードはありますか?
吉武:実は(空野)音々ちゃんとトライアムトーンの(旭)日向ちゃんも受けていたので、両チームの振り付けを覚えるため大変だったのを覚えています。家で足音を立てないようにしながら何度もダンスの練習をして、オーディション当日に臨みました。加えて、『Re:ステージ!』のオーディションが別の大きなイベントの日の朝だったので、オーディションを終えたらそのまま、会場に向かってライブ。本当に濃い1日でした。
平塚:私、オーディションの直前にコロナにかかってしまったんですよ。それが全快し、外出OKになったのがオーディション2日前で……。そこから急ピッチでダンスを練習し、そのままの勢いで当日に臨んだのが思い出に残っています。
中林:私は同じアルシュシュの中でチエちゃんと詩穂ちゃんの二役を受けているんです。なのでチエちゃんの時はメガネをかけ、詩穂ちゃんの時はメガネを外してオーディションに臨んだんです。それを審査員の方が気づいてくれたのが印象的でした。
吉武千颯 撮影:中村ユタカ
――ご自身が演じるキャラクターの印象はいかがでしたか?
吉武:とにかく可愛いというのが第一印象でした。見ていてナデナデしたくなる愛くるしさを持っている。特にアルシュシュの3人で絡んでいる瞬間が尊くて。幼なじみならではの空気感に魅了されました。
平塚:お嬢様っぽい、真面目でしっかしりた子なのではないかと見た瞬間は思いました。ただ、ギャップを感じさせる部分も多くある子だと徐々に気付かされていきましたね。ゲテモノ好きであったり、時々天然っぽい発言をしたり。でも、それが彼女の魅力なんだなと。
中林:最初にビジュアルを見た時は聡明で、3人のまとめ役的な立ち位置のキャラクターだと思っていたんですよ。ただ、ふたを開けてみたら思ったよりもポンコツというか……。言葉の端々にダメなところが滲み出ていて、本人はそれに対して自覚もない。周囲に支えられてないと生きていけない子なんだということが徐々に分かってきた感じでした。
――なるほど最初の印象から皆さん、実際に演じてみたりして印象は変わっているんですね。ではそんな3人のアルシュシュはどんなチームだと感じているのでしょう?
吉武:各々ちょっと抜けているところもある3人が、足りないところを補い合いながら活動しているのがアルシュシュだと思っています。幼なじみという長年の関係性で出来上がったチームワークがそこにはある。ひとりでも欠けたら成り立たないグループなんだと思います。
平塚:一方で、長年一緒にいるけど3人とも違った個性を持っているのもアルシュシュの魅力だと思っているんですよ。お互いを支え合いながら、同じ夢に向けて努力できている。そこには素敵な関係性ができていると感じています。
中林:私が演じるチエちゃんは積極的に人と関わるキャラクターじゃないんですよね。でも、アルシュシュの3人で過ごす時は心を開ききっている。他のチームにはない信頼関係がそこにはあると感じています。
――3人の関係性がアルシュシュなんですね。では改めてそんなアルシュシュの魅力、どんなところを見て欲しいですか?
中林:やっぱり3人のワチャワチャ感じゃない?
平塚:そうだね。とにかく3人とも仲良しで、平和な感じは他にはないかも。
吉武:喧嘩しているところとか想像できないもんね。誰かが落ち込んでいたらお互いに支え合う。そんな温かさがアルシュシュの魅力なんじゃないかと。
■「カラリコロリ」を受け取った時の意外な感想とは……?
――ではそろそろ今回リリースされた楽曲についてもお聞きしていきたいのですが…一曲目「カラリコロリ」を最初に聞いた時の印象から。
吉武:この曲はとにかくキーが高かったですね……これ本当にライブで歌えるのかな? というのが第一印象でした。
中林:分かる!
平塚:私もそう思った……。
吉武:あと、言葉の響きがすごく可愛いいな、とも思って。そこはアルシュシュらしくて魅力的だと思いました。
中林:アイドルらしいキャピキャピ感も曲の中に感じられていいよね! サビの「カラリコロリ」というフレーズも耳に残るし、一度聞いたら忘れられない楽曲だと思いました。
中林新夏 撮影:中村ユタカ
――そこに続くのが「泡白昼夢」です。
吉武:「カラリコロリ」とは世界観が大きく違って、その中にアルシュシュ3人の関係性が詰め込まれている感じがしました。歌詞の「そばにいて そばにいる」などはいかにもアルシュシュという感じがしていいですよね。
中林:曲もすごくオシャレで素敵だよね。あと、途中フランス語の歌詞が出てきたのに驚かされました。最初はフランス語だと気付かず「知らない英単語出てきた!」と思ってしまいました(苦笑)。
――そして3曲目は「Merry Go Wonder!!」です。
吉武:まず曲始まりのオルゴールの音がすごく可愛くて印象に残りました。今回の3曲の中でもアイドルっぽさが強く、聴いていて楽しくなる仕上がりで。3人のワチャワチャした感じが伝わる一曲になっていると思います。
平塚:歌詞もすごく素敵でいいですよね。一見すると明るく楽しい、遊園地を感じさせる世界が描かれている。でも、よく読んでみると考察したくなる内容になっているんですよ。そのギャップも本楽曲の魅力の一つじゃないかと。
中林:前奏部分に手拍子が入るのもいいですよね。ライブで披露した時に盛り上がるのが目に浮かぶ。3曲目にして集大成みたいな曲がきたと思いました。
――ではそんな3曲の収録の際に印象に残っているエピソードはありますでしょうか?
吉武:私がこれまでに演じてきたキャラクターの中で、音々ちゃんは一番声が高いんですよ。最初その高さを保ちながら歌っていたのですが、スタッフの皆さんと相談しながらちょうどいいところの歌声を探っていったのが印象に残っています。
平塚:詩穂ちゃんは落ち着いたお姉さんっぽいキャラクターなので、そんな彼女が「Merry Go Wonder!!」のような楽しい曲をどう歌うのか、すごく悩まされたのが記憶に残っています。
中林:私はチエちゃんを演じるにあたって普段よりも芯が強い話し方をするようにしているんです。それを歌声にどう込めるかすごく悩みました。なので歌の収録にあたってもすごく緊張して。そのせいで収録ブースで足がつってしまって……。
平塚紗依 撮影:中村ユタカ
――緊張して足がつるのはなかなかですね。
中林:スタッフの方は笑ってくれたのでよかったのですが……今後は収録前に足をほぐしておこうと思いました(笑)。
■初披露ライブに向けて予習して欲しい楽曲は?
――アルシュシュ、そしてトライアムトーンの初お披露目となる、『Re:ステージ! Unveiling PARTY!! ~Trium Tone✕Archouchou~』が3月31日(日)にFOSTERホールにで開催されますが、意気込みをお聞きしたいです。
吉武:とにかく今は「楽しみ!」という気持ちが強いです。アルシュシュの魅力全開で皆さんに楽しんでいただければと思っているので、是非遊びにきて欲しいです。具体的には言えませんが、セットリストもすごいんですよ! この日にしか聴けないパフォーマンスも披露予定なので楽しみにしていて欲しいです。
――まずはリメンバーズの皆さん(『Re:ステージ! 』ファンの呼称)に2組の楽曲はバッチリ予習してきてもらうとして……。
吉武:そうですね! まずアルシュシュとトライアムトーンの各楽曲はバッチリ予習してきてもらいたいです。加えて、ゲストの方々の楽曲もチェックしてもらえると一層ライブが楽しめるんじゃないかと思います。これ以上は言えないので、皆さんでストーリーを読んで考察していただければと(笑)。
平塚:あと、楽曲を聴いて私たちがどんなパフォーマンスを見せるかも楽しみにしておいて欲しいです。それでステージを見てもらえたら更に楽しめる内容にはなるんじゃないかと思っています。
――加えて、ライブ用の衣装が“このインタビュー記事”で初お披露目となります! お気に入りポイントもお聞きしたいです。
吉武:とにかくカラフルで、ビジュアルを忠実に再現しているのが本当に可愛いです。これを着てダンスしたら衣装がフワッと揺れるのが想像できて、凄くステージ映えすると思うんですよ! ライブで披露するのが今から楽しみです。
中林:生地にラメが入ったものが使われていたりするんです! これが照明を浴びたらキラキラ光ると思う。ライブの際はそんな衣装にも注目してもらいたいです。
アルシュシュ 撮影:中村ユタカ
――確かにメチャクチャ可愛い衣装ですよね。では最後に、ライブを楽しみにしているリメンバーズの皆さんにメッセージをお願いします!
吉武:今回のライブは私たちアルシュシュ、そしてトライアムトーンの魅力を存分に知ってもらえる場所にしたいと思っています。これから進化していく2組だと思っているので、是非とも遊びにきていただければと思います。
中林:アルシュシュの3人はいつもワチャワチャしていて可愛いらしい。キャストである私たち3人も負けないようにワチャワチャしながら皆さんに魅力を届けていければと思っていますので見守っていただけると嬉しいです。
平塚:私たちアルシュシュより、もっと前から『Re:ステージ! 』を知っていて、長く応援してくれているリメンバーズの方が多くいると思うんです。そんなリメンバーズの方々にアルシュシュを応援していただけるグループにしていきたい。今後も全力で邁進していきますので、今後とも応援よろしくお願いします!

(c) Re:STAGE! PROJECT
取材・文:一野大悟/撮影:中村ユタカ

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