相葉裕樹・松原凜子・豊原江理佳が意
気込みや思いを語る 多くの人に愛さ
れてきた、ミュージカル『Play a Li
fe』稽古場取材会が開催

2024年2月に上演されるミュージカル『Play a Life』の稽古場取材会が、1月23日(火)に開催された。その模様が届いたので紹介する。
本作は、作・演出:上田一豪、作曲:小澤時史によるオリジナルミュージカル。2014年8月に亡くなった名優、ロビン・ウィリアムズ主演の映画『今を生きる』(1989年)をきっかけに恋に落ち結婚した夫婦と、妻の教え子だった教育実習生が「今を生きる」をテーマに、歌で物語を紡いでいく作品だ。
東宝演劇部所属の演出家として知られる上田の主宰する劇団Tip Tapが2015年に初演して以降、再演を重ね、2017年にはラジオドラマ化。2021年のコロナ禍では文化庁収益強化事業のモデル作品として8K映像でのライブ配信など様々な形で上演されてきた。さらに、2023年3月には、フジテレビ初の本格ミュージカルドラマとして、上田が自ら監督を務め、映像作品として放送されるなど、多くの人に愛されてきた名作だ。
これまでの公演同様、今回も「白猫」と「黒猫」の2チームで上演。「白猫」チームの「夫」役は、佐藤隆紀(LE VELVETS)、「妻」役は平川めぐみ、「教育実習生」役は屋比久知奈の3名が出演する。一方、「黒猫」チームの「夫」役は相葉裕樹、「妻」役は松原凜子、「教育実習生」役は豊原江理佳と、実力派キャストが揃った。
この日の稽古場取材には、「黒猫」チームが登場。まず最初にオープニングナンバーの「今を生きる」が披露された。この楽曲は、それぞれの登場人物の自己紹介的なナンバーで、「教育実習生」が思い出の先生について語り出すところからスタートする。そして、「夫」と「妻」が名画座で出会い、恋に落ちる様子がられた。
オープニングに続いて、夫婦の生活を見せるM2へ。「夫」と「妻」がどんな生活をしているのか。二人の日常が歌に乗せて描かれていく。
そして、最後に「教育実習生」が初めて教室で挨拶をするシーンを公開。豊原が生徒たちを前に緊張し、パニックになる様子を面白おかしく歌う姿が印象的だった。
この日は、まだ稽古が始まって2日目。キャストたちは台本を片手にミザンスを体に刻み込んでいく。シーンの合間には、上田が「まだ人生2回目だからね」と笑いながらも、それぞれのキャストとともに細かな芝居を確認する様子も見られた。
相葉裕樹
その後に行われた取材会では、相葉は「稽古期間が2週間しかないということもあって、かなりヒリヒリ、ハラハラしている状態ではあります。1回1回を大事に臨まないといけない。ここから本格的に稽古が進んでいくと思いますので、なんとかいい作品を作れるように演じていきたいと思います」と意気込んだ。そして、「誰もが自分の物語の主人公だと感じてもらえる作品になると思います。『生きる』というテーマは日常の中で考えることが少なくなっていると思いますが、この作品を観て、それを感じてもらえたら」と思いを語った。
松原凜子
松原も「私をキャスティングしていただいた意味をしっかり考えて、私にしか出せない味を出したいし、それを今、模索しているところです」と稽古を振り返り、「夫役の相葉さんと長年連れ添った夫婦の落ち着いた空気を出すことが重要だと思っているので、そうしたところも頑張っていきたい」とコメント。さらに、「この劇場にこの日、この時間に集まって、このチームを選んで観にきた。そういう偶然が重なって一緒の空間を共有できるのは奇跡だと思いますし、尊いことだと思うので、その時間を共に楽しみたいと思っています」と思いを馳せた。
豊原江理佳
豊原は「今は、毎日頭がパンクしそうなくらいセリフや歌と向き合っていて、私は個人的には作品に対峙するところまでいけてなくて……」と本音を吐露しながらも、「何度も上演されていて、たくさんの方から楽しみにしているとお声をいただいている作品なので、それだけ人の心に残る作品なのだと実感しています。この作品との出会いが生きることに向き合うきっかけになれば」と力を込めた。
また、上田は「2015年の初演では、小さな40席くらいの劇場からスタートした作品ですが、こうして色々な方に観ていただいて、素晴らしい出演者の皆さんとまた上演できることが楽しみです」と挨拶。「黒猫」チームについては「この作品にこれまで全く携わっていない人たちなので、新鮮にキャラクターを作れるのかなと思います」と期待を寄せた。一方の「白猫」チームについては「初演で実習生役を演じていた平川めぐみちゃんが今回は妻役を演じるという新しい試みです。また新しい『Play a Life』ができるのかなと楽しみにしています」と語った。
稽古はまだスタートしたばかり。これからの稽古でさらなるブラッシュアップを重ね、初日にはどのような物語が描かれるのか。期待が高まる。

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