【12/10 COMBO】山本SAN&荒川公光G
Mが見どころ熱弁! “力道山三世”力
の試練の一戦やEITCタッグ王座戦など

12月10日に新宿FACEで開催される『THE EXTREME FIGHTING STAGE COMBO』の魅力を、代表の山本SAN&荒川公光GMが語った。
代表の山本SAN(左)と荒川公光GM
COMBOはプロレスラー兼プロミュージシャンという異色の経歴を持つ山本SANが旗揚げしたプロレス団体。知名度こそ低いものの、約15年間もの間継続的に大会を続けている。
COMBOは“集合体”を意味し、プロレスだけではなく格闘技やヒーローショー的な試合も取り込んだエンターテインメント要素の強い大会を展開。【プロレスを初めて見る人でも楽しめる大会】をテーマに掲げ、プロレスに「暴力的で怖い」というイメージを持つ人でも抵抗なく見られることを第一に考えているという。
今大会でも、正義のAGGREGATION(アグゲーション)と悪の極黒惨(ぶっこくざん)による終わりなき戦い『COMBO笑劇場』や、異色のキックボクシングの6人タッグマッチ。さらには、COMBOの次期エースの座を期待される力道山さんの孫・力の試練の試合や、“ゴールデンロッカーズ”山本SAN&雷神矢口vsリッキー・フジ&The LeeのEITCタッグ選手権試合など、プロレスの間口を広げるためにバラエティ豊かなカードが揃った。
世の中に再びプロレスブームが訪れ、新規ファンが続々と増えている中で、COMBOはどのようなエンターテインメントを提供していくのか。今大会の見どころを聞くとともに、COMBOのこれからにも迫った。

▼第1試合 COMBO笑激情 今年1年お疲れ様、終わり良ければ全て良し〜!の巻
第1試合
[AGGREGATION(アグゲーション)]Angee&クリーン・ユウ&スペルアルコン&ザ・フライトマン&筋王
vs
[極黒惨(ぶっこくざん)]MlHOんだ☆ラメら~ラウジー&サンダーG&怪人カルボンガーZ&マッパ井原&ブラック3

――毎大会第1試合で組まれているAGGREGATION(アグゲーション)vs極黒惨(ぶっこくざん)の試合はどのようなものなのでしょう?
荒川GM:コンセプトは、「プロレスを見たことがない」「プロレスが嫌い」という方がまだそこそこいらっしゃるので、そういう方が持つプロレスの概念を変えてもらえるようなプロレスの間口を広げる試合です。練習もみんなしているので、きちんとプロレスの技はするんですが、試合っていうよりはヒーローもののような分かりやすい内容でストーリー性の高い第1試合をお見せしています。
山本SAN:COMBOっていうのはプロレスだけじゃなくて、色んな楽しいものが合わさった“集合体”って意味なんです。今の子供も楽しめるヒーローショーみたいな試合とか、格闘技ファンも楽しめる格闘技色の強い試合とか、ちっちゃい頃にタイガーマスクに憧れた元プロレス少年も楽しめるような大会を作ろうと思ってずっとやってきてます。
――初めて見る方のために、AGGREGATIONと極黒惨のことについて教えてください。
山本SAN:各国から1人代表的なヒーローが集まってチームを作ったのがAGGREGATIONで、元々COMBOでヒールをやっていたクレーン・ユウさんが創った悪の軍団が極黒惨です。今は色々ストーリーがありまして、クレーン・ユウさんがベビーに目覚めて“クリーン・ユウ”になって極黒惨と闘っているという(笑)。
荒川GM:クレーン・ユウさんも長いキャリアで今が初のベビーフェイスだそうで。『ベビーフェイスは疲れるわ』って言ってました(笑)。
山本SAN:極黒惨は『悪くな~る』という秘密の薬を使ってAGGREGATIONの面々を悪に洗脳していまして。AGGREGATIONにいたマッハ井原を悪くな~るで悪の“マッパ井原”にしてしまって、前回大会でマッパ井原がAGGREGATIONに戻るフリをして結局極黒惨に定着してしまったというところで終わってるんです。そういう正義と悪の悲哀みたいなストーリーが今回の見所ですね。
荒川GM:極黒惨は悪い奴らなんで、会場にいる子供を脅かしに行くんですよ。そういう悪い奴らをAGGREGATIONがやっつけるというヒーローショーみたいな感じで、子供が楽しみやすい感じにして。是非お子さん連れで見に来てほしいなと思います。実際に見ないと分かりづらい部分もあるんですが、必ず前回までのあらすじが分かるような煽りVを会場で流しているので初めての方でも大丈夫です。その煽りVもYoutubeチャンネルで公開しているので、是非見てみてほしいですね。
▼第2試合 COMBOキックルール10分✕1R
第2試合
[The jail guns]シゲKING&RIKIYA&DAI
vs
[チーム丹波麟]丹波麟&セダーTAKUYA&小口魁
――キックボクシングの6人タッグマッチというのは珍しい試合形式ですね。
山本SAN:そうですね。COMBOでしか見られないものの1つなのかなと。キックボクシング、ボクシング、空手とかの選手が真剣にバシバシやる立ち技の試合になってます。10分1Rで、3ノックダウン制。3人が1回ずつダウンしても、1人が3回ダウンしても終わりっていう、普通のキックボクシングにはないチームプレーだとか、戦略性だとかが見どころです。
荒川GM:元々、丹波麟とシゲKINGが【ちょい悪おやじ軍】という軍団でやっていたんですが、「主役は俺だ!」という意地の張り合いでぶつかり合っていてですね。そういう意地の張り合いから来る、プロレスには無いド迫力とか、分かりやすい立ち技格闘技の魅力を伝える試合になっています。
山本SAN:キックの試合なんですけど、ダメージを負ってもタッチすれば休めるんで、スタミナ切れを心配しなくていいんですね。展開の早いタッチワークとか、頭脳プレーを駆使した止まることのない試合なんで、瞬き厳禁です。
荒川GM:普通なら1vs1でやる格闘技がタッグマッチになったときにどんな化学変化を起こすのかっていうのを見てほしいですね。
▼第3試合 SPシングルマッチ 30分1本勝負
第3試合
デッドフランティック
vs
レザーフェイス
山本SAN:デッドフランティックはCOMBOオリジナルのヒール覆面レスラーで、この試合はヒールvsヒール。レザーフェイスも出てくるモンスター対決です。
荒川GM:デッドフランティックがウチのタッグベルトに興味を示して「挑戦させろ!」って言ってきたんだけど、言えばいきなりベルトに挑戦できるってのもおかしな話なんで、「俺の指名する相手に勝ってから言え!」って組んだ査定試合です。デッドフランティックが訳の分からないレザーフェイスにどんな闘いを見せるのかに注目です。
山本SAN:場外乱闘になることは必至なので、すぐに逃げられるように準備しておいてください!(笑)。
荒川GM:そもそも、レザーフェイスがシングルマッチでしっかり闘うなんて、よそではそんなに無いことだからね。珍しいものが見られると思いますよ。
▼第4試合 SPタッグマッチ45分1本勝負
第4試合
TEAM HANAKAIDOU]浦野裕太&佐藤将太
vs
力&前口太尊
山本SAN:この試合は、COMBOのスター選手である浦野選手と佐藤選手が組んでるTEAM HANAKAIDO(チームはなかいどう)と、力と前口選手のタッグマッチですね。力はウチに来てからHANAKAIDOの2人と一緒にやっていたんですが、今回初めての対戦になると。力の力量が試される試合ですね。
――力選手は今まで実質的にフリーの選手としてやってきましたが、今年5月にCOMBOに入団しています。改めてその経緯も教えていただけますか?
荒川GM:元々、ウチの山本がデビュー前から力にコーチとして練習を付けていたって関係があるんです。力もデビューしてフリーで色々動いてきた中で、「改めて真剣にプロレスと向き合っていくためにもう1回イチからやり直すためにCOMBOに所属したい」と言ってきたのが今年3月くらいの話で。ちゃんとお父様(百田光雄)ともお話をして、5月に所属発表と。多分、力も初めての団体所属なんじゃないかな?
山本SAN:フリーで続けていた中で、次のステップに行くために団体所属を考えているって話は前から聞いてたんだけど、デビュー前から知ってる俺に相談に来たんです。そんな軽くOK出来る話でも無かったんですぐには受けなかったんですが、GMが乗り気でね(笑)。
荒川GM:アピールがすごかったからね(笑)。
山本SAN:結局「ウチで頑張ろうよ」ってことで所属になりました。力もね、言い方はアレかもしれないけど、他の団体に出てるときにはネタ枠っていうか、笑いものになるような試合が多かったじゃない。変なキャラクター付けをされたり、一生懸命やってる姿を笑う感じとか。デビュー前から頑張ってる力を知ってる僕らからすると、お笑いネタみたいになってる力を見てるのは歯痒い気持ちがあったんだよね。だから、ウチで頑張っていって覚醒してもらって、強いプロレスラーとしての力を見せていって欲しいなという期待はあるんです。COMBOのトップになるために所属したんだったら力を示してほしいし、所属になって今年最後の大会ですから。この試合が裏メインみたいなものですよ。ここでHANAKAIDOから勝利を挙げてCOMBOのタッグベルト戦線に食い込んできて欲しいと思いますね。
▼セミファイナル 6メンタッグマッチ45分1本勝負
セミファイナル
スーパー・タイガー&那須晃太郎&蔦神ぴよ太郎
vs
長井満也&大和ヒロシ&怪人エル ポーデ・ヌー
――この試合のコンセプトはどのようなものなのでしょう?
荒川GM:COMBOには【スポンサーズ】っていうユニットがあるんです。COMBOのスポンサーがCOMBOを盛り上げるために長井満也をトップにして創ったもので。元々はスーパー・タイガー&那須晃太郎vs長井満也&大和ヒロシのタッグマッチだったんですけど、極黒惨のMlHOんだ☆ラメら~ラウジーが、スポンサーズの代表である株式会社ダイトクの主代社長を色仕掛けで籠絡して、無理矢理エル ポーデ・ヌーをねじ込んでしまったんです。それで、クリーン・ユウもぴよ太郎を投入して、プロレスのバチバチにAGGREGATIONと極黒惨の争いも絡んでくる試合になりました。
山本SAN:第1試合で初めてプロレスを見た人でも、本格的な試合にAGGREGATIONと極黒惨の闘いが絡んでくることで純プロレスに入りやすいのかなと思うんで。年内最後の大会なんで、COMBO連合軍がハッピーエンドで終わらせてくるのか、それともスポンサーズが今年の主役を奪うのか。来年に向けてのアピールというか、来年のCOMBOの勢力図を占う試合になってくれると思います。
▼メインイベント EITCタッグ選手権試合 60分1本勝負
メインイベント
【王者組/ゴールデンロッカーズ】山本SAN&雷神矢口
vs
【挑戦者組】リッキーフジ&ザ・Lee
――このEITCタッグ選手権試合はどのような経緯で行なわれるのでしょう?
山本SAN:我々ゴールデンロッカーズが持ってるベルトで。ゴールデンロッカーズは俺と雷神矢口っていう、「金髪でロン毛のプロレスラーでミュージシャン」っていう中々無い共通点を持った2人が組んだチームです。中々無いと思っていたんですけど、もう1人いたんです。リッキー・フジ選手っていう方が(笑)。
荒川GM:俺もそれは知ってたんで、何年も前からゴールデンロッカーズとやらせようとしてたんだけど、リッキーさんのスケジュールが中々押さえられなくて。前々回大会でついに合体しました。
山本SAN:合体してネオゴールデンロッカーズになったんだけど、リッキー選手が「2人だけベルト持ってるのはズルい。俺も欲しいから挑戦する」って急に言いだして、ホントに急に決まっちゃったタイトルマッチです(笑)。
荒川GM:リッキーさんのパートナーのThe Leeは、666のジャンボリー・バーブリッジです。今まではウチの【シャドウ軍】で悪者やってたんだけど、前回大会で「俺はもっとちゃんとしたプロレスをやりに日本に来た。こんなヒール軍団にいても面白くない。ちゃんとしたプロレスをやらせてください」ってシャドウ軍を抜けて、山本SANと握手して。その中で矢口が「次俺らとやるか!」と言っちゃったから決まったようなカードですよ(笑)。
山本SAN:ただの最強の証じゃあどこでも一緒だもん。COMBOではベルトは1種類しかないから最強なのは当たり前。団体の色を自分色に染める覚悟のある人間っていうか、COMBOへの貢献度が高い人が巻くべきベルトだね。チケットを何枚売るとかだけじゃなくて、一番お客さんの支持を得られる人間に巻いてほしいです。俺たちゴールデンロッカーズは今一番お客さんに支持してもらってるからベルトを巻けているんで、リッキー選手もLee選手もそういう視点で考えて挑んでこないと獲れないですよ。
荒川公光GMの仕掛けを疑う山本SAN(左)
――マッチメイクは荒川GMが当日で変更してしまい、代表の山本SANも当日に困ることが度々有るという話ですが、今回はどうでしょう?
山本SAN:「またGMがなんか考えてるんだろうな~」とは思ってます(苦笑)。毎回のように当日になって荒川GMが勝手にやるから僕困ってるんですよ。まあ、ちょっと気になってるのは、大会ポスターにはASUKAMA選手と3Lグレコ選手が参戦予定選手に載ってるんですけど、カードには組まれてない。GM、またなんか企んでるでしょう?
荒川GM:……。(※無言のままニヤニヤ笑う)
山本SAN:絶対なんかある!(笑)。まあ、突然2人のシングルマッチが行なわれるのか、それぞれ別の試合に絡んでくるのか、どうなるか分かんないですけど、ASUKAMA選手と3Lグレコ選手のファンの方も期待していただいて大丈夫だと思います。
観戦を呼びかける代表の山本SAN&荒川公光GM
COMBOは、プロレスを初めて見る人に向けたエンターテインメントからコアなプロレスファンまで楽しめるバチバチな試合まで取り揃えた個性豊かな団体。
旗揚げ戦を行ったきりひっそりと消えていく団体も数多くある中、独自の世界観を貫いて約15年もの間大会を続けてこられたCOMBOには確かな魅力が存在する。
是非1度足を運んでその魅力の正体を確かめ、合言葉である「COMBOに来ちゃった!」をともに叫んでみてはいかがだろうか。
大会は12月10日の正午ゴング

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