【相良茉優 インタビュー】
“みんなも大丈夫だよ”っていう
メッセージを受け取ってもらえたら
興味を持ったらすぐに飛び込むし、
気になることがあったらすぐに調べる
7曲目の「ナチュラルガール」は低音でちょっと気怠めのヴォーカルが印象に残りました。
カラオケで男性ヴォーカルの曲を歌う時はこのキーなんですよ。だから、「ナチュラルガール」が普段の歌い方に一番近いかもしれないです。キャラクターソングで私の歌声を知ってくださっている方は、ぜひ驚いてください(笑)。
歌詞の《多分これからも えいっ! て飛び込んで/あれっ? て笑って 生きてゆくのでしょう》はご自身のことですか?
そうですね。タイトルどおりナチュラルな私なので、“ぴったりやん!”って思いました(笑)。気に入っているのは《流されるんじゃなく 乗りこなす》というところです。興味を持ったらすぐに飛び込むし、気になることがあったらすぐに調べるので。
最近、飛び込んで面白かったものは?
ポーカーですね。テキサスホールデム。ゲームアプリではなく、実際に人と対戦をするほうで、大会にも出たことがあります。ラスベガスで行なわれている『WSOP(World Series Of Poker)』という有名な大会があるんですけど、それにいつか出てみたいと思っています。
8曲目の「What's Cawaii!?」はネット系の楽曲ですごく楽しいです。
かなりネット音楽寄りですよね。10曲中1曲くらいこういう系があってもいいかなと思って。歌詞がいいんですよ! 最近のインスタグラマーに対してあれこれ言っているんですけど、最初はタイトルだけを見て普通にカワイイソングなのかと思ったんですが、聴いたら“そっち系なんだ!?”って(笑)。いろんな声色で歌っているので、声優としての私の要素も楽しんでいただければと思います。
レコーディングも楽しかったですか?
全体的にすごく楽しかったです。“こういう曲も歌えるんだ”とか“こういう歌い方もできるんだ”って自分の中で発見したことも多かったし。ただ、「全然大丈夫」という曲の最後のほうで《ぱんぱぱんぱんぱんぱぱん》とか《ぜんぜんぜんぜんぜんぜんぜんぜん》と出てくるんですけど、そこは“ライヴの最後を想像して歌ってください”と言われて、本当にライヴを1本やりきったくらいの全力で歌いました。
まさに「全然大丈夫」はライヴで盛り上がりそうですね。
ライヴでファンのみなさんと一緒に声を出したいと思って作りました。大丈夫じゃないのに“全然大丈夫”と言っている人に“強がらなくてもいいよ”と言ってあげられる楽曲です。アルバム収録曲のタイトルが発表された時、ゆったりめの曲になるんじゃないかと思った人も多かったようですが、こっちになりました(笑)。《適当を胸に刻んでけ》というフレーズもいいですね。私の生き方そのものです。もちろん“適度”とか“適した”とか、いい意味での“適当”ですけど。
そんなアルバムの表題曲「Smile my style」は、まさに“笑顔でいればオールOK”みたいな。
そう思って生きてきましたから(笑)。
MVでパンを咥えて走って、バイトでドジをして、それでも笑顔で頑張るという。
そうですね。ちょっとドリフみたいな面白いMVになりましたけど(笑)。月島にあるもんじゃ焼き屋さんで撮影したんですよ。頑張っている女の子を表現するには、お洒落なカフェではないだろうと(笑)。
バイトの経験ってありますか?
写真集の撮影で使わせていただいたことがある、清水寺の近くにあるカフェでバイトしていました。竹久夢二さんが住んでいらした文化財のお屋敷を利用した、お豆腐が有名なお店の系列店で、豆乳パスタや豆腐スイーツがすごく美味しいんですよ。本当に美味しすぎて、バイト代のほとんどをそのお店で使っていたほどです(笑)。コロナ禍以降は休業してしまっているんですけど、それまで京都に帰るたびに食べに行っていました。
きっとお客さんを笑顔にしていたんでしょうね。
させていたはずです(笑)。
11月25日は『相良茉優ソロデビュー記念スペシャルイベント Everyone’s Smile』でみんなを笑顔に!
はい! アルバムから5曲くらい歌おうと思っています。フルアルバムが出てからお客さんの前に出るのはこれが初めてですし、アルバムのリリース後ということもあり、やっと話せることもあるので。“どの曲が好き?”とか、みんなとアルバムについてお話しできるのが楽しみです。
では、最後に今後の展望をお聞かせください。
実はもう1曲、すごくいい曲があるんです。良すぎてシングルに取っておこうとなったので、ぜひシングルでリリースしたいですね。あと、ツアーで全都道府県に行きたいし、フェスに出たいです。今年は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会でフェスにたくさん出させていただいて楽しかったから、ソロで出たらもっと騒げて楽しいんだろうなって。
アニメタイアップは?
もちろんです! リアルな展望だと、アニメ作品で役を掴んで、その作品のオープニングとかエンディングを担当することです。そのためにもオーディションを受けつつ、楽曲もたくさんの人に届けられるように頑張りたいです!
取材:榑林史章
「Smile my style」MV
Debut Album
「Smile my style」全曲試聴動画
関連ニュース