草彅剛主演、シス・カンパニー公演『
シラの恋文』 出演者勢ぞろいのチラ
シビジュアル&公演詳細が解禁

2023年12月京都・福岡、2024年1月東京にて上演される、草彅剛主演、シス・カンパニー公演『シラの恋文』の撮り下ろし写真による公演チラシビジュアル&公演詳細が解禁となった。
2010年上演の『K2』(堤真一との二人芝居)以来、13年ぶりにシス・カンパニー公演に草彅剛が登場する『シラの恋文』は、劇作家の北村想とシス・カンパニーが、構想から執筆完成に至るまで多くの意見を交換し、長い年月をかけて練り上げてきたオリジナル戯曲。
北村想は、演劇史に輝く名作『寿歌(ほぎうた)』を筆頭に、どこか人を煙に巻くようなユーモアが滲む軽妙な台詞術から一転、不思議な透明感を湛えた叙情豊かな世界観へと導く作風で、現代演劇を代表する劇作家と賞されてきた。シス・カンパニー公演とのタッグ歴は長く、「日本文学シアター」という人気シリーズでは、太宰治、夏目漱石、江戸川乱歩等々の文豪や名作へのオマージュをオリジナルへと昇華させた作品を全6作発表。シリーズ以外にも、最近では、宮沢賢治とその妹をモチーフにした『ケンジトシ』を創作。 その「大人の童話」とも言えるような瑞々しい感性で、劇場空間を別世界に変容させてきた。
本作『シラの恋文』のインスピレーション元はというと、フランスの劇作家エドモン・ロスタンの戯曲にも描かれ、17世紀に実在した人物で剣豪でもあった『シラノ・ド・ベルジュラック』が発端。己の容貌に悩むがゆえに、ある女性への恋心をひた隠し、別の若者の恋路の手助けのために恋文を代筆する、というのがロスタンの戯曲での主人公「シラノ」だが、実在した人物の方は、いくつかの戯曲を残している劇作家、文筆家であり、武勇伝も残している剣豪にして哲学者、科学者でもあったとか……。
どちらの「シラノ」からのインスピレーションが強いのか、そこは、荒唐無稽とも言える独創的な発想から既存の作品や人物にも大胆に切り込み、思いがけない劇世界を生み出してきた北村想。「シラノ」から得た発想が、草彅剛という稀有な表現者の才能を得たことで、どんな新たな光景へ観客たちを誘うのか。
演出は、「日本文学シアター」シリーズなど、これまでにも多くの北村作品演出を手がけ、俳優としても活躍する寺十吾(じつなし・さとる)が、どこかノスタルジーを感じさせる演出アプローチで、北村想の劇世界を彩っていく。
草彅剛
【Introduction】
この物語は、ある晴れた日に、草彅剛演じる「鐘谷志羅(かなたにしら)」という男が、テンガロンハットを手に、古めかしい手提げの旅行鞄を抱えて、坂道を上って来るところから始まります。
坂道を上り切った、海が一番美しく見える場所に建つのは、結核療養施設・サナトリウムで、志羅はそこにやってきた「新参者」でした。この施設には、さまざまな事情を抱えた住人たちや職員たちが志羅を待ち受けています。そして、ここで志羅には、ある運命の出会いが……。

主人公・志羅と生活を共にするサナトリウムの住人たちの顔ぶれは、大原櫻子、工藤阿須加、鈴木浩介、西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也、田山涼成、段田安則という出演陣。80年代の小劇場ブームを支え、演劇、映像で活躍を続ける段田、田山のベテラン勢から、本作で初舞台を踏む工藤阿須加まで、さまざまな出自の俳優たちが集い、草彅と共にさらなる高みを目指していく。

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