内田雄馬「ありがとう」とファンへの
感謝の気持ちを伝える『Keep in Ste
p with』幕張公演を弾ける笑顔でしめ
くくる

2023.8.13(Sun)YUMA UCHODA LIVE TOUR 2023 「Keep in Step with」@幕張メッセイベントホール
内田雄馬のライブツアー『YUMA UCHODA LIVE TOUR 2023 「Keep in Step with」』のツアーファイナルが、8月13日(日)に幕張メッセイベントホールにて開催。5月よりスタートした6都市9公演のライブツアーを笑顔いっぱいに締めくくった。
(c)キングレコード
開演が近づくにつれ、場内は青色のペンライトで埋め尽くされる。今回のライブツアーのテーマ“旅”をコンセプトにしたオープニングムービー終わりに、ギターケースを片手に画面越しに手を振る内田が映し出されると、会場は大歓声に包まれる。その歓声を浴びるように両手を大きく広げながらステージに内田が登場し、ロックナンバー『Over』からスタート。マイクスタンドを蹴り飛ばす熱いパフォーマンスに、会場には「かっこいい!」の声が飛び交い大盛り上がり。声出しOKの公演は、1曲目からコール&レスポンスで盛り上がった。「最高のエナジーをくださーい!」という内田の呼びかけで始まった『Congrats!!』では、4名の”うちダンサーズ”が加わり、内田と息ぴったりのダンスパフォーマンスで会場を魅了した。
(c)キングレコード
「幕張公演、ツアー9公演目ファイナルです!!こんな暑い日に来てくれてありがとうございます」と感謝を伝えた内田。本来、6月にファイナルを迎えるはずだったツアーが振替公演となったことに触れ、この日のバンド編成やメンバーの裏話を挟みつつ紹介し、「ツアー最後の日ということで、その暑さを吹き飛ばすようなライブをしたいと思います!準備はいい?」と呼びかけ、今年の1月にリリースされたデジタルシングル『Happy-go-Journey』、ヒットナンバーの『SHAKE!SHAKE!SHAKE!』、『ボクらのカタチ』と立て続けに披露。
『Happy-go-Journey』では内田の動きに合わせた映像とのお洒落なコラボを、『SHAKE!SHAKE!SHAKE!』では“うちダンサーズ”と共に激しく、キレッキレのダンスを、『ボクらのカタチ』では会場から聞こえる拍手に合わせてステップを踏みながらステージを移動し、会場の熱気を上げていった。
「KEEP IN STOMACH WITH 〜幸せは胃袋と共に〜」と題した幕間映像では、これまでの公演で内田が堪能したご当地グルメの総集編を上映。「家でも広島の鉄板焼きにハマっています」と今回のイチオシに触れる場面もあった。
(c)キングレコード
続く『Relax』ではワインレッドの衣装に身を包んだ内田が登場。歌い初めをミスってしまった内田は歌唱後に「完璧な入りでしたねー(笑)」と苦笑いしながらも、「生ってこういうことです!」とニヤリ。
ツアー地方公演では「1 ON 1コーナー」と題し、ギターまたはキーボードのバンドメンバー1名と内田で“1対1のセッションコーナー”が設けられてきたが、この日はファイナルということで、1番はキーボードと、2番からはバンドバージョンという編成でお披露目。前日の幕張公演で昨年の武道館ライブの幕間映像企画で作られた自作曲『Not Fighter』を歌ったことに触れ、「今日はもう1曲、僕が作った曲を歌いたいと思います」と話し『Foot on the Melody』をバンドの演奏と客席のクラップで歌い上げた内田は「バンドメンバーがいると音楽がより成立することを証明する時間でした」と充実の表情を浮かべ、「気になる方は、本日FCカウンターでお買い上げを!(笑)」とアピール。続く『Spin a Roulette』は、クールな映像をバックにポップにパフォーマンスした。
(c)キングレコード
ここで今回のライブツアーで恒例になった内田考案のキャラクター“がんばるうま”の鳴き声コールアンドレスポンスを楽しむ時間へと突入。鳴き声でのウェーブ“うまウェーブ”をやるという内田曰く「僕だけがよろこびすぎているくだりです」という謎の時間だったが、ウェーブ終了後には映像に“がんばるうま”の姿がサプライズ登場するなど、シュールながらもたくさんの笑い声と笑顔に包まれる、内田雄馬のライブらしい空間となった。

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再び”うちダンサーズを呼び込み”、 ダンスナンバー『VIBES』、『Echo』、『Good mood』と立て続けに披露。『VIBES』ではイントロからキレッキレのダンスで魅せ、『Echo』は伸びやかな高音で目を閉じながらしっとりと歌い上げ、『Good mood』では映像がモノクロに切り替わるなど、構成、演出で観客を引き込んでいった。
“うちダンサーズ”と“うちバンダーズ”によるパフォーマンスタイムで『Kiss Hug -Step Remix-』が披露された後にステージに登場した内田は、ブルーのライダースの衣装チェンジ。『Loser』、『Mirror』、『スタートライン』、『BE MY BABY』と4曲立て続けに歌い上げる。激しいイントロで始まる『Loser』はチェンジした衣装の雰囲気にもぴったりマッチ、ステージをいっぱいに使った『Mirror』では終盤に軽快なステップを披露。『スタートライン』はバンドメンバーとの絡みを見せたり、曲中で激しく反復横跳びするなどのアクションもおりまぜ、その独特の動きで笑い声と歓声を浴びる場面もあった。『BE MY BABY』ではキュートな表情や抱きしめるポーズなどで観客のハートをガッツリとつかんでいた。

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続く幕間映像は「内田雄馬のLet’ sボルダリング!」。インストラクターの指導のもと、内田がボルダリングに挑戦。挑戦後にはグッタリとした表情を見せていたが、達成感ありだった模様。「めちゃくちゃ気持ちいい!」となぜか2回連呼して笑わせるという内田らしいお茶目なシーンに会場はほっこりムードに包まれた。挑戦成功のご褒美は高級プロテイン。濃いめが好きだという内田は、自らの配合で入れたプロテインに「うめーーー!!」と大満足の表情を浮かべていた。

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『JOURNEY』ではスタンド2階席後方から内田がサプライズ登場。手を振り、歩きながら歌う内田を目で追うファンの表情も一際明るくなる。続いてパフォーマンスしたのは『FROM HERE』。ファンとの交流後にステージに戻った内田の表情もより充実といった様子だ。「声を聞かせてください!」と呼びかけ始まった『FROM HERE』はファンとの大合唱で大盛り上がりとなった。そしてファンお待ちかねの撮影OKのコーナーへ。
今回のライブツアーから導入されたこのコーナーは、次に披露される『equal』のみファンが動画撮影可能になり、内田雄馬公式Instagramでもインスタライブが開始されるというもの。「内田雄馬化コーナー」と名付けられたこのコーナーに入ると、ファンはスマホで撮影準備に入るため、内田の質問への反応も鈍ってしまう。「みんな、スマホに集中して返事がまばら…(笑)」と苦笑いをしながらも、内田はインスタライブの準備をサクサクと進めた。歌唱後には会場から「ありがとーーー」の声も。貴重な撮影タイムに感謝の声が溢れていた。

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「上手に撮れましたかーー?」と笑顔で呼びかける内田の声に、大きな拍手が沸き起こる。「まだ終わりたくない気持ちがはあるけれど、今日があって明日がある。終わりがあるから始まりがある。だから今日は最高の終わりにして、また最高のスタートを明日から切ろうぜ!」と挨拶した内田。「最高の夏にしてくれますか?」「みんなのエナジーを全部くれますか?」と呼びかけ、ラストとなる『Salt & Sugar』を最後までキレッキレなダンスとともに披露し、決めポーズもクールにまとめ上げてステージを後にした。
(c)キングレコード
アンコールではツアーTシャツに着替えた内田と“うちダンサーズ”、“うちバンダーズ”がステージに登場。夏にぴったりのナンバー『SummerDay』をパフォーマンスした後には「本来の日付から1ヶ月半が経過しての本当の本当の大千秋楽です」と切り出し、「奇跡が起きて、この日を迎えることができました」と笑顔で感謝。「みんなに支えられているということを実感したツアーでした。次の公演、また音楽を共有する時間を必ず作ります。今後とも“我々”内田雄馬をよろしくお願いいたします」と呼びかけ、今度はお知らせのコーナーへ。
前日のライブで解禁された2024年1月14日(日)に開催のファンクラブイベントや8月19日(土)から本公演のオンライン配信がされること、さらに11月29日(水)に3rdAlbum「Y」がリリースされることに触れる。そして新たな情報として“6ヶ月連続デジタルリリースの第四弾となる第四弾となる「Joyful」が8月30日(水)にリリースされ、3rdAlbum『Y』のリード曲としても収録されることをアナウンスした。
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「アーティスト活動5周年を迎え6年目に入りました。声優としてはデビューから10年目。自分の人生はとても運がいいと思っています。たくさんの素敵な人に巡り会えたこと、自分はとても恵まれていると感じています。デビューした頃はコロナの影響で、しばらくみなさんと一緒に音楽を楽しむ機会が少なくなる時期がありましたが、またこうやって熱や楽しさを共有できる時間を作ってくださったこと、実現してくださったことに感謝しています。みんなと歩いてきたからこの景色が見れていると実感しています。まだまだ5周年。10年、20年、50年(笑)と続けていきたいです。還暦までは楽しいことをしていたいな」と感謝を伝えながら、微笑んだ内田は「楽しいことをするときの音として、内田雄馬の音楽があるようにがんばっていくので、よろしくお願いいたします!」と宣言。
感謝の気持ちを込めて…とデビューシングル『NEW WORLD』、会場と一体になってコールアンドレスポンスを繰り広げた『風でありたい』、そしてアーティストデビュー5周年を記念して制作されたファンとの絆と感謝、そしてこれから先の未来への希望と期待を歌う『1 LOVE 1』をツアーファイナルで初パフォーマンスし、感謝と笑顔とありがとうが溢れるライブツアー『YUMA UCHODA LIVE TOUR 2023 「Keep in Step with」』ツアーファイナルを締めくくった。
取材・文=タナカシノブ

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