「解けたら4曲、解けなきゃ1曲」のC
Dが発売 ラップ×謎解きの企画をし
たラッパーを取材

 このCDを販売しているのは、ショップでの販売のみならずネット配信なども行う音楽レーベル「ORIGAMI Ent.」。参加アーティストはK’s、抹 a.k.a.ナンブヒトシ、らっぷびと、ytr、妖狐、Romonosov?。さらにSCRAPの「リアル脱出ゲーム」の謎も手がける南晃が謎制作として加わっている。



 ラップやサウンドの中に謎解きのヒントが隠されており、リスナーは曲を聴きながら「オリガミ学園」の7つの謎を解いていくという内容。「解けたら4曲、解けなきゃ1曲」というキャッチコピーの通り、1曲目の謎解きをクリアすると3曲のボーナストラックを聴くことができる。

 ネット上では、「諦めかけた直後に来るひらめきの嵐。楽しいねぇこれ」「正解者特典での『謎解きイベントに誘ってくれた友達が死ぬほどウザい件について』を早く聴きたい」「次回作はよ」などと話題になっている。

 また、「tr-2、(中略)本気でかっこよかった!これ早くLIVEで聞きたい!」「(tr-3の)hookはつい口ずさんでしまう」という声もあり、謎解きファンだけでなくラップファンにも受けているようだ。

 ラップ謎という新ジャンルを生み出した、企画者でありラッパーの抹 a.k.a.ナンブヒトシさんに話をお聞きした。

 抹さんはもともと謎解きが大好きだったようで、「SCRAP社の『リアル脱出ゲーム』でこの遊びに気づいて、元気株式会社がやっていた『元気ARG』でどっぷりハマりました」とのこと。

 「ラップの歌詞って、他の音楽に比べて文字数が多いので、いろんなものとコラボできるんじゃないかなというアイデアは昔から漠然と持っていて、そこからラップに謎を仕掛けるという企画ができました」と、ラップ謎が生まれたきっかけを語ってくれた。

 とはいえ、アイデアはあっても、実際にラップやサウンドに謎を仕掛けるというのは難しかったはず。抹さんも、「『#QRAPED』参加アーティストには謎解き未経験者がいたため、『謎って何?』という説明からはじめました。前例がないものだったので『これ本当に解けるのか?』という不安が制作上の一番の敵でした」と振り返る。

 ネット上で話題になっていることについて聞くと、「『おまえらぜったいこういうのすきだろ!』と思いながら作ってたので、予想が当たってうれしい限りです。欲を言えばもっとバズってほしいです!」と語った。

 次回作を期待する声に対しては、「必ず作ります! 時期は……来年?」と回答。また、「謎解きラップ以外にも、イベント司会をはじめとした謎関係のオファーをお待ちしてます!」と、自身の活動にも意欲的だ。

 『#QRAPED』は、これまでコミケやライブなどのイベント会場での販売と、大阪・道頓堀の謎解きカフェ「Toki Toki escape café」での販売のみだったが、9月5日からは同レーベルの通販サイトでの取り扱いも開始。9月6日には東京・渋谷のライブストリーミングスタジオ「2.5D」で「#ORGMENT」というライブイベントも開催するそう。スタジオでの観覧のほか、ストリーミング配信もされるので、気になる方はチェックしてみては。

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