22-23 SEASON 衣装解説コラムの連載最終回は、
CHAMPIONSHIP TRIAL MATCHの衣装担当をされたTWIGGZ "JUN"氏、SEMI FINAL MATCHの衣装担当をされたfantastic! MASATO氏に解説していただきました!
CHAMPIONSHIP TRIAL MATCH『I am who I am』
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【衣装担当|TWIGGZ "JUN"】
この作品は「勝ちたい!」という想いを貪欲にストレートに表面的に見せて表現するのではなく、勝利への強いこだわりを内側から深層的に見せつつ、自然に素で表現することで、ある意味それを際立たせるようにしています。
対戦チームのSEGA SAMMY LUXが、持ち味でもある強烈なインパクトや派手さとみなぎる熱量で戦ってくると予想して、あえて光に光を当てても、RAISERZは先攻なので、後攻の勢いに持っていかれるのではないかという戦略の元、作品自体は心に訴えかけるような踊り中心に構成し、そのダンスを邪魔しないよう、うまく引き算したシンプルな衣装で挑みました。
でも、同じ衣装で簡単に揃えるのではなく、シンプルだけど、個々が違った見え方になるよう、作品のコンセプトでもある" I am who I am =私の存在は私だけ"という意味も見え隠れするよう、それぞれの衣装の色味やデザインなどにバラ付きを出して、全体はアースカラーで統一しました。
RAISERZではやってるようでやってなかった、一見地味に見えるけど、バラ付きのある衣装。
でもそれは、自信のある作品だからこそできる挑戦でもありました。
結果、うまくそれがハマって、勝利にも繋がることができてよかったです。
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CHAMPIONSHIP TRIAL MATCHのパフォーマンスはこちら
CHAMPIONSHIP SEMI FINAL MATCH『Revolution』
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【衣装担当|Shun Ishizawa】
バレエダンサーの大久保さんをSPに迎えるとのことで、バレエの衣装を今まで扱ったことがなかったので、動画を色々と見て動きを勉強しました。
本格的なバレエの衣装ではなかったのですが、監督のリクエストと足の動きやスカートの風の含み方などを考えて製作しました。
全体的にシンプルなスタートだったのですが、どこかに衣装テイストを入れるためにラインストーン加工のネット生地のトップスを用意して繊細な煌めきを加えました。
裏話で、大久保さんの衣装にネックレスを付けることになったのですが、ネット生地に引っかかってしまうため、一昔前に流行ったタトゥーチョーカーを付けようとなり、原宿から渋谷を3時間探すも全く見つからず、泣きそうになったのは苦労したポイントでした…
メンズはアースカラーとのリクエストだったので、初戦と被らないようにインナーに不思議な光沢のある生地を使い、ボトムも青のラメのパンツを使用し、綺麗になりすぎないように、特注で作ってもらったトップスと同じ色のフリンジでサイドを装飾しました。

アーティスト

Dews

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