日本の老舗ハウス・ユニットGTS、２
年ぶりのニューアルバムをリリース

活動開始より13年目に突入した日本の老舗ハウス・ユニットGTSが、９月２日に約２年ぶりのアルバム『Majestic』をリリースした。

今回のアルバムに収録される楽曲は、ロバータ・フラックの名曲「キリング・ミー・ソフトリー」（96年にフージーズがHIPHOPにリメイクし大ヒットした）をDOUBLEの歌声でハウス・カヴァーしたものや、今後日本のR&Bシーンを担うとされている期待の男性シンガーKGとのスティーヴィー・ワンダーのカヴァー「As」、童子-Tとの楽曲で注目を浴びているBaby Mをフィーチャーした「Last Chance」など。ほかにもarvin homa aya、Robbie Danzie、Melodie Sextonなどフィーチャリング・アーティストを多数迎え、各楽曲それぞれにヒットの要素がつまった豪華アルバムに仕上がっている。

また、あまり知られていないがGTSは浜崎あゆみや安室奈美恵、DOUBLE、BoA、Every Little Thingといったメジャー・アーティストのリミックスなども多く手掛けており、今日のJ-POPシーンにハウスやブラックミュージックの要素を取り入れた楽曲が定着しているのも彼らの功績によるところが大きい。
数多くのメジャー・アーティストをヒットに導いてきたGTSのツボを抑えた楽曲群は、クラブミュージックのリスナー、J-POPのリスナーどちらにもクロスオーヴァーに響きそうだ。特にTV番組『流派-R』でも特集が組まれたりと最近注目されているBaby Mをフィーチャーした「Last Chance」は要注目。