鈴木愛理

鈴木愛理

鈴木愛理がモー娘。&アンジュルム出
演のJAPAN JAMで大勝利

現在、千葉市蘇我スポーツ公園で開催中のJAPAN JAM2023。初日である4月30日(日曜)に、ハロプロからはモーニング娘。’ 23とアンジュルムが参戦し、ハロプロOGである鈴木愛理も参加アーティストに名を連ねた。 現役のアイドルであるモーニング娘。’ 23とアンジュルムに当然注目が集まるが、いざ蓋を開けると、すべてをかっさらったのは鈴木愛理だったのだ。
声出し解禁で大盛り上がり それぞれどんな感じであったかレポートしていく。アンジュルムの出番は一番最初。ロッキンのフェスは、渋谷陽一の前節から始まるわけだが、「さあ竹内朱莉さん、ラストフェスです!」という煽りでアンジュルムを呼び込んだ。
 竹内朱莉は6月21日の横浜アリーナで卒業が決定している。言われてみれば、竹内にとってラストフェスである。これが効いたのか、アンジュルム全員が登場したときに、竹内は泣いていた。声出し解禁の一発目というのも感動的だったのかもしれない。ライブ中も「たーけー」コールがやまなかった。
 そして、モーニング娘。’ 23。やはり声出し解禁ということで、『シャボン玉』とかコールが凄かった。またメドレーはマッシュアップメドレーと称して、過去の名曲が混ざった凝ったものだった(2017年の春ツアーでやったマッシュアップメドレーを土台にしたものではある)。昨年末のカウントダウンジャパン22/23でのメドレーが各メンバーの初参加曲を並べたアニバーサルメドレーで、地味な曲が多かったためかあまり評判は良くなく、メンバーの中にもこれをやることに不安を覚えた者がいたほど。今回のJAPAN JAMでは誰にも文句を言わせない仕上がりとなっていた。

『初恋サイダー』ってやっぱ名曲だな 声出し解禁もあって、だいぶ盛り上がったモーニング娘。’ 23とアンジュルム。この時点で十分満足なので、ほとんどのハロプロファンにとって、鈴木愛理はついでにすぎなかっただろう。そのときまでは…。
 歌姫のような赤いドレスで登場した鈴木愛理。しょっぱなの4曲はソロ以降の楽曲で、悪くはないけど、まあこんなもんかという印象。『Break it Down』では、石田(モーニング娘。’ 23)と佐々木(アンジュルム)のダンスうまいコンビがバックで踊るというサプライズもあった。
 それからである。°C-uteの名曲『大きな愛でもてなして』を、北川莉央・牧野真莉愛(モーニング娘。’ 23)、上國料・伊勢(アンジュルム)をバックに歌ったのだ! 可愛さ全開の曲でロックフェスでやるのはかなりの挑戦的だ。続く『Danceでバコーン!』は、生田・小田・羽賀・横山・岡村・山﨑・櫻井(モーニング娘。'23)、橋迫・川名・為永・松本・平山(アンジュルム)がバックダンサーに。『ロッタラロッタラ』『MY BOY』はバックダンサーがいなかったものの(たしか)、久しぶりに聴いて鳥肌が立ったオタクも多数いたはず。『悲しきヘブン』では野中(モーニング娘。’ 23)、川村(アンジュルム)をバックに、今年卒業する譜久村と竹内と3人で歌った。
 そこからはまた1人に戻る。パンクの曲調の『BABY!WE CAN DO IT!』を挟んで、最後に『初恋サイダー』を歌うのだが、これが圧巻。いまや地下アイドルの定番カバー曲となっているこの曲も、当の本人が歌うとこんなにハマってるのか!(当たり前)Buono!時代よりも確実に愛理ソロのほうが胸にグッとくる。この曲がラストなんて、ズルすぎないか。
 4月24日の鈴木愛理のツイートで、「ハロプロ25周年を背負ったセトリで出陣するよ!」と呟いていた通り、ハロプロ史を感じた楽曲の数々を披露してくれた。どうやったらファンが喜ぶかを徹底した、かっこつけのないサービスの嵐。娘。とアンジュの後輩も全員参加させるなんて、さすが一時期のハロプロを牽引していただけはある。今年の1月9日には、ハロプロ時代の曲含め52曲もやったみたいだが、絶対に楽しかったんだろうな。もうその場にいたハロオタは全員鈴木愛理に気持ちを持っていかれている。

文/夢見る680歳
写真/鈴木愛理(2022年2月25日・オンラインローンチイベント「#Rakuten_NFTはじまる」)

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