鈴木雅之「違う、そうじゃない」は「
今新たに届ける意味でとても大切な曲
」:紅白リハ

<第73回NHK紅白歌合戦>◇12月29日◇NHKホール◇リハ2日目

 5回目の出場となる鈴木雅之は「違う、そうじゃない」を歌う。リハーサル後に取材会に出席した。

――意気込みをお願いします。

 3年連続で出場させていただくということで、歌い納めというのも込めて精一杯ラブソングを届けたいと思っています。

――リハは非公開でしたが、何かヒントを。

 春からツアーを回っていたんですけど、そのツアーメンバーを全員呼んで、ライブ感をもったカタチで届けるので、自分もとても楽しみにしていました。

――紅白テーマ「LOVE & PEACE」についてはいかがですか。

 ラブソングは間違いなく人を繋げる“ラブソングマジック”があると思っています。ボーカリストという肩書きに誇りを持ってステージに立たせてもらっているので、「LOVE & PEACE」は僕にとってとても大切なメッセージであると思っています。僕は音楽は“心のワクチン”だと言って音楽を届けてきたんですけど、“心のビタミン”なんだという形で「LOVE & PEACE」を届けられたらと思います。

――1年を振り返ると?

 コロナ禍の影響で35周年は1年遅れた形で今年全国ツアーを回ったんですけど、フルキャパで皆さんに楽しんでいただきました。ここ2年でライブに来てくださる皆さんの音楽の楽しみ方というのも、新しいルールを踏まえた形で楽しんでいます。声なき声の大合唱みたいな、そんな思いで届けているのは確かなので、早くみんな何も考えずに大きな声でできるような、そんなライブになっていったらと思います。

――漢字一文字で表すと?

 僕なりにいろんなメディアを通して、ラブソングを届けてこれたのは間違いないです。「LOVE & PEACE」をみんなに届けたいという思いで、「1年みんなも頑張りましたね」ということと、『かぐや様は告らせたい』というアニメの主題歌を手掛けさせていただいているんですけど、そのタイトルに引っ掛けて「告」です。

――「違う、そうじゃない」は94年にリリースされた曲ですが、どんな思いがありますか。

 僕はソロになってラブソング、バラードを丁寧に届けるボーカリストになっていきたい、という目標を持ちながらずっと歌い続けてきました。時として僕には“バラーディア”、デュエット、もしくはワインが似合うというイメージがあると思うんですけど、ビートがある曲も大好きで、その最たるものがこの「違う、そうじゃない」だと思っています。“違う、そうじゃない”と言いきりながらも、前に向かっていく一つのメッセージにもなっている、いま新たに届けるという意味ではとても大切な曲だと思っています。

アーティスト

MusicVoice

音楽をもっと楽しくするニュースサイト、ミュージックヴォイス

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着