諏訪ななか、
山野ホールで開催された
3rdライブのレポートを公開!
12月3日(土)山野ホールにて、諏訪ななか(=すわわ)の3rdライブが行われた。ステージには大きなクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードを感じさせてくれる。クリスマスソング(「We Wish You a Merry Christmas」)に乗せて、白いドレスをまとったすわわがステージに立つと、ミラーボールで反射する白い光が雪のように会場に降り注ぐ。揺れる白いペンライトもまるで雪のようだ。そんな景色にぴったりのウィンターソング「記憶ファンタジック」でライブがスタートすると、ワクワクするビートとキュンとする歌詞が魅力の「Holy holiday」で、会場を温めていく。この曲は、2ndミニアルバム『Winter Cocktail』に収録されている楽曲で、クリスマス感が漂う1曲。ちなみに冬の曲を集めた2ndミニアルバムの5曲はすべて披露されていた。

『NANAKA SUWA 3rd LIVE〜Give Me Fine Emotion!!〜』2022年12月3日 at 山野ホール
5曲を歌いきったあと、ステージにはピアノが準備される。彼女の楽曲を数多く手掛ける松坂康司がピアニストとして、クリスマス曲とすわわ楽曲をメドレー(のちに「クリスマス諏訪さんメドレー」と命名された)にして演奏すると、赤に緑をあしらったクリスマスカラーの衣装にチェンジしたすわわが登場。椅子に腰掛けながら倉木麻衣の「Winter Bells」をカヴァーする。続く「DATE-ALAMODE」は、もともとジャジーなトラックだったが、ピアノと歌だけで披露。ジャジーさは残しつつ、ぬくもりを感じるアレンジで、歌声も柔らかい。すわわも、サビでタンバリンを叩いて冬のムードを演出していた。

『NANAKA SUWA 3rd LIVE〜Give Me Fine Emotion!!〜』2022年12月3日 at 山野ホール
8曲を歌い終えて初めてのMC。ピアノをバックに歌うのは初めてとのことだったが、歌が引き立つ雰囲気がかなり良く、彼女の新境地のように思えた。松坂氏とのMCでは、すわわが「私の曲のほぼ半分書いてくれていますが、思い入れのある曲はありますか?」と松坂氏に質問。「『Lilac』は初めてコンペではなく書いてほしいとお願いされたので、すごい緊張して、いい曲を書かなければというプレッシャーもある中、三日三晩以上考えて、大事に作った曲です」と話すと、大きな拍手が起こっていた。

『NANAKA SUWA 3rd LIVE〜Give Me Fine Emotion!!〜』2022年12月3日 at 山野ホール
ライブの終盤はガラッと雰囲気を変え、スタンドマイクでの「Merlot Tears」から。徐々に激しくエモーショナルになっていく楽曲で盛り上げていくと、「My Prologue」「Strawberry Egoist」と激しい曲を連続で歌う。観客も赤いペンライトを振り、最後はクラップをしながら熱くなっていく。

『NANAKA SUWA 3rd LIVE〜Give Me Fine Emotion!!〜』2022年12月3日 at 山野ホール
本編ラストは、彼女自身もケイト・スターヴェン役で出演中のTVアニメ『新米錬金術師の店舗経営』のEDテーマ「Fine Days」。伸びやかな歌声を響かせ、会場に爽やかな風を吹かせていた。
大きな拍手に応えてのアンコールは、「Wonderland!!」からカラフルにスタート! 彼女のかわいらしさもハジけたパフォーマンスで盛り上がると、「タイトルなのにやっていない曲があるのですが……、これが本当に最後の曲になります。盛り上がっていきましょう!」と伝えて、「Fine Days」のカップリング「Give Me Emotion!!」を披露。ライブでみんなと盛り上がるためにあるようなピアノロックを高らかに、そして笑顔で歌い上げ、みんなでハッピーに3rdライブを締めくくった。
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