小泉今日子×小林聡美×安藤玉恵×夏
帆が四姉妹を演じる『阿修羅のごとく
』12月に放送・配信が決定

昭和を代表する脚本家・向田邦子の最高傑作を舞台化した「向田邦子『阿修羅のごとく』小泉今日子✕小林聡美✕安藤玉恵✕夏帆」を2022年12月に放送・配信することが決定した。
倉持裕の脚色、木野花の演出により小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆が演じる四人姉妹の生き様をセンターステージ形式で描いた本作は、今年最もチケットの入手が困難だった人気の舞台作品の一つと言っても過言ではない。ファンに愛された人気作品が12月、WOWOWに登場する。
『だいこんの花』(1970年)、『時間ですよ』(1971年)、『寺内貫太郎一家』(1974年)など、数々の話題作ドラマを生み出し、小説家、エッセイストとしても活躍した向田。
代表作のひとつ『阿修羅のごとく』(1979年)は、1979年ドラマ放送当時、斬新な演出と、加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンという華やかな実力派女優の共演で視聴者に鮮烈な印象を残し、その後繰り返される再放送のたびに、作品のファンを増やしていった名作だ。
今回の舞台は、四方向に客席を設置し、ステージを囲む形のセンターステージ形式。凝縮した空間で、四姉妹の戦いに立ち会っているような、臨場感のある生々しい作品に注目していただきたい。
<ストーリー>
とある日、三女・滝子(安藤)の、話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子(小泉)は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子(小林)は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子(夏帆)はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。それぞれの業を抱えながら、ままならない現実をあたふたと正直に生きようとする四姉妹。阿修羅のごとく、その闘いの日々は続いていく–––

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