ツユ「アンダーキッズ」はトー横がモチーフ?心の叫びを感じる歌詞の意味を考察

ツユ「アンダーキッズ」はトー横がモチーフ?心の叫びを感じる歌詞の意味を考察

ツユ「アンダーキッズ」はトー横がモ
チーフ?心の叫びを感じる歌詞の意味
を考察

主人公が企む「反撃」の意味とは?

アンダーキッズ 歌詞 「ツユ
https://utaten.com/lyric/mi22070405
こんな衝撃的な歌詞から始まるのは、音楽ユニット『ツユ』が2022年7月に配信リリースした楽曲『アンダーキッズ』。
紹介した歌詞をご覧いただくとわかる通り、大人や世間に対する不満が、若者の目線で歌われているようです。
▲ツユ - 『アンダーキッズ』【OfficialMusicVideo】
「反撃の日々だ」とも歌われていますが、主人公は一体何を企んでいるのでしょう?
そのヒントと思われるのが、最後の2行の歌詞。
愛を知らないけれど今が楽しければいい、つまり「今を満たしてくれるならどんな人や場所でもいいよね」という意味に解釈できそうです。
それを踏まえ、次の歌詞を見てみましょう。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
この歌詞から連想されるのは、最近話題になっている「トー横キッズ」ではないでしょうか。
トー横キッズとは、歌舞伎町にある「新宿東宝ビル」の界隈に集まる若者たちのことです。
身近なコミュニティに居心地の悪さを感じていたり、居場所がない少年少女たちが集っています。
つまり、この主人公は「トー横」にいくことで自分の気持ちを満たそうとしており、その姿を見せつけることを「反撃」としているのではないでしょうか。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
「大量の市販薬」という旨のフレーズからは、主人公が病む様子が伝わってきますね。
この後、主人公は一体どうなるのでしょう?
主人公にとっては「最後の逃げ場」
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
続く歌詞では、主人公が自分自身を安売りしてお金を稼いでいることがわかります。
一体何に使うのかといえば、異性への貢物。
トー横が舞台と仮定するなら、相手はホストかもしれませんね。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
主人公も、自分自身が愛されていないことはわかっている様子。
次の歌詞では心だけでなく、体にも傷をつけている痛々しい様子が歌われています。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
自分を安売りして、偽物の愛に傷ついて、心身はボロボロ。
それでも主人公にとっては「トー横」らしき場所が最後の砦のよう。
「今が楽しければそれでいい」と納得しようとしている姿に胸が痛みます。
また、「誰でもいい 嘘でもいいから認めて欲しい」という主人公の気持ちが非常に切ないです。
主人公は救われるのでしょうか?
愛を求めていたことに気づいたものの…
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
続く歌詞では、「いつまでもここで生きていていいのかな?」という主人公の気持ちが垣間見えます。
しかし主人公が今いる場所は、主人公にとって最後の砦。
ここにいられなくなったら「この世にバイバイ」、つまり死を選ぶことを考えているようです。
その後はそんな状況を作り出した大人への不満、そしてもう一度反撃の意志が歌われていますが、実はこの後やや状況が変わります。
続く歌詞をご覧ください。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
主人公は「トー横」に行けば心が満たされると思っていたものの、実際のところはそうではなかったようです。
その代わりに気づいたのが、「触れた記憶すらない愛」。
つまり親や恋人、友人からのまっすぐな愛を求めていることに気づいたのです。
しかし、最後の砦であった「トー横」を離れることに恐怖を感じ、行き詰まる様子。
そんな葛藤は最後の歌詞にも現れています。
アンダーキッズ 歌詞 「ツユ」
https://utaten.com/lyric/mi22070405
最後の4行は現在トー横にいる人たちに向けられた言葉でしょうか?
詳細はわかりませんが、主人公の晴れない感情、深い絶望に胸が苦しくなります。
「アンダーキッズ」あなたの考察は?
以上、ツユの『アンダーキッズ』について解説しました。
トー横のようなアンダーグラウンドな場所にいるキッズたちの感情ということで、「アンダーキッズ」というタイトルがついているのかもしれませんね。
辛辣な言葉や表現が印象的でしたが、居場所を求める若者が共感し、大切なことに気づくきっかけになりそうな一曲です。
また、心を病む若者に救いの手を差し伸べない大人たちに対しての問題提起になればいいなと思います。
ぜひみなさんもツユが主張したかったことや歌詞の内容について、あなた自身の考察を楽しんでくださいね。

アーティスト

UtaTen

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