Knight A - 騎士A -「俺たちにしか出
せない最高の音楽になっている」 メ
ンバー全員が作詞に挑戦した1stフル
アルバム『Knight A』完成に至るまで

Knight A - 騎士A –が、2022年8月3日(水)に1stフルアルバム『Knight A』をリリースした。

頂点を目指す決意と覚悟があふれる1stフルアルバムでは、メンバー全員が作詞に挑戦。本記事では、自身の作詞曲に込めた思いやそれぞれの楽曲に対する各メンバーのコメントなど、アルバム完成に至るまでを語ってもらったメールインタビューをお届けする。
――本格始動から約2年、ついに完成した待望の1stフルアルバム『Knight A』。2021年8月リリースの1stミニアルバム『The Night』に続き、Knight A - 騎士A –の幅広い表現欲と表現力がよりいっそう花開いた作品であり、オンリーワンとしての強烈な存在感、頂点を目指す決意と覚悟に満ち満ちていると感じます。まずは、みなさんの手応えを聞かせてください。
ばぁう:ミニアルバム『The Night』を出したときに、聴いてくれる子たちがすごく喜んでくれていたことを今でも忘れない。騎士Aとして最高の作品を届けられたと思う。
それだけに、前作を超えられるのかな、と正直思っていたが。楽曲、歌唱、声、新たな5人での始動。自分たちがここに賭ける思いは誰にも負けない、という気持ちで本気でレコーディングに挑んだ。聴けばわかる。やはり俺たちは“最高”だった。
そうま:俺たち騎士Aは、この2年間で気持ちの部分でも経験という部分でも大きく成長してきました。“個”がひとりひとり輝くこのメンバーたちが、2022年春前の出来事をきっかけに“グループとはなんなのだろうか”“自分たちには今何ができるのだろうか”など、よりそれぞれの課題を見つけつつ、グループのために尽くす気持ち、団結力や士気がより高まった、振り返るとそんな日々だったなと思ってます。そんな自分たちがお届けする今作はひとりひとりが作詞を手掛けており、まさにこの2年間の俺たちを見ろよ!という想いが込められている作品になっています。もちろん、このフルアルバムはほんの始まりにすぎませんが、俺たちにしか出せない最高の音楽になっている、という自負があります。
しゆん:5人での新体制として、変えたい部分、変えなければいけない部分、変えてはいけない部分、その意気込みや覚悟を感じられる1枚になったと思います。ここまでついてきてくれたリスナーの子たちへの感謝や、これからも引っ張っていきたいっていう想いのこもった曲、“俺たちは変わらないぜ”っていう気持ちで歌った曲、更に進化した新しい一面を感じてもらえるような曲、いつも応援してくれているリスナーの子たち含めて騎士Aを構成しているすべての要素を詰め込むことのできたアルバムになったんじゃないでしょうか!
てるとくん:メンバー全員が作詞してさまざまなクリエイター様がお手伝いしてくださった初のフルアルバム、手応えしかありません! 自信を持って出すフルアルバムです。
まひとくん。:各々本気で思いをかけて作った作品。手に取ってくれた子に絶対に喜んでもらえる、史上最高の1枚が完成したと思います。
――「Steal」「V Ace」について、作詞者のばぁうさんにお聞きします。タイトル通りのまさに心を“盗む”キラーフレーズの数々、メンバーそれぞれの艶っぽい歌声に心を奪われる「Steal」。<Only1>として<頂点>を目指す姿、<俺たちが” Knight A”>という力強い宣言も頼もしい「V Ace」。それぞれに込めた想いやお気に入りポイントを教えてください。
ばぁう:「Steal」は、俺とリスナーの想いを織り交ぜて、“お前には俺が必要だよね?”って訴えかけるような気持ち。“ばぁうくんらしいよね”“ばぁうくんが作詞を担当したんだ”って一目でわかるかるぐらいにばぁうの色で染めた。この歌で、俺たちから離れられなくなって。歌唱メンバーのイメージにぴったりなセリフ、歌詞振りになっているので、是非チェックしてくれ!
「V Ace」は、もう思い出深すぎて。この曲には、“騎士Aはひとりひとりがオーリーワン。それぞれがエースに向かっていき5人が集まれば最強”という気持ちを込めた。俺は作詞するとき、音源を聴きながら音をはめていくのだが、ガイドボーカルの声をまったく聴かずに自分の声を当てはめていった結果……エンジニアさんから「これじゃ!ばぁうくん、作詞じゃなくて作曲だよ!!ww」と言われた(笑)。そして、歌詞も音の譜割りも最初から作り直し。スタジオに引きこもって7時間をかけて完成させた。この曲は、ライブで絶対映えると思う! 手を振るみんなと一緒に楽しめて、“俺たちがOnly1 No.1”なんだと知らしめる。
――ばぁうさん作詞曲「Steal」「V Ace」に対して、メンバーみなさんが感じたこと、好きなフレーズは?
そうま:「Steal」に関しては、ばぁうの世界観が詰まった最高の作品になっています。<捧げろ>というセリフはじめ、<刻む証><俺の物>など、“俺色に染める”という想いが強く表現されているし、色気が伝わってきます。「V Ace」に関しては“さあいくぞ”という始まりを強く感じさせてくれるものだと思いました。ワクワクさせてくれる要素がたくさんちりばめられているので、注目です。
しゆん:「Steal」の原型?みたいな仮歌を事前に聴かせてもらった時、めちゃめちゃばぁうらしいなーと思いました。本人がセリフのプロなので、「Steal」も「V Ace」も全体にセリフがちりばめられています。聴いていてすごく楽しめる曲だなぁという印象ですね。ただ、自分はセリフが死ぬほど苦手&よりによってその曲が調整でリテイクになったので、正直けっこうキレたりしてたんですけど(笑)。いざ完成したら一番好きかもな、という曲になりました。「V Ace」は<騎士 A>と掛け声を上げられる部分もあって盛り上がり要素最高!って感じなので、ライブでの鉄板ソングになるんじゃないかなと思ってます。
てるとくん:「Steal」はばぁうくん節MAXですね(笑)。セリフも入っていて、大人の魅力満点な騎士Aが楽しめます! 「V Ace」はノリノリな曲でめっちゃ盛り上がります!! 歌詞から考察したくなるようなワードに注目です!
まひとくん。:「VAce」「Steal」共に、とにかく俺様的なカッコよさが詰まっている曲。かっこいいセリフも選びたいとこなんですが、「VAce」サビの<騎士A>と叫ぶところがあるんですけど、そこが個人的に好きなフレーズです。ライブで盛り上がること間違いなしです!!
ばぁう

――「真世界」「I」について、作詞者のそうまさんにお聞きします。和なテイストに相応しい言葉選び、“武士道”ならぬ<騎士道>を掲げ、仲間や応援してくれる方たちの<全ての想い>を背負い突き進んでいこうとする不屈の精神が印象的な「真世界」。<君>=リスナーの方たちに優しく語りかけるように、<これから先も ずっと一緒だよ 掴んだ手離さない 俺が守るよ>と誓う「I」。それぞれに込めた想い、お気に入りポイントを教えてください。
そうま:「真世界」については、我々の代表曲でもある「決戦エンドレス」を彷彿とさせる一面もありますが、“新騎士Aがこれからどう活動に向き合っていくのか”がテーマになっていたりします。かつて一生を誓い合った仲間との約束、支えてくれる人たちの祈り、俺達が天下を取るその先まですべての日々が無駄ではなかったんだ、そんな想いがこの1文字1文字に刻まれています。「I」は、タイトルにもある通り主人公は俺、そうまが主体になっているお話でもあり、歌詞が自身の心情を表しているものもあったりします。<どしゃぶり>という表現は自分の涙を流した日々を連想させたり、<君>は今まで支えてくれた子たちの姿を連想させたり、俺たちは二人三脚で今までやってきたんだぜ、っていう気持ちがそこに込められていたりします。ぜひ堪能してほしいですね。
――そうまさん作詞曲「真世界」「I」に対して、メンバーみなさんが感じたこと、好きなフレーズは?
ばぁう:「新世界」は、「決戦エンドレス」に続く想いが募っていると思ってる。そまからたくさん、この曲に対しての想いを聞いた。歌詞のひとつひとつに、見ればわかる想いがあふれてる。マジでカッケェ歌! 絶対ライブで歌いたい!! 「I」は 本当に最初のコーラスからすべてかっさらわられた気持ちになる(笑)。サビはクセになる曲で、何回かこの曲が出る前に配信で口にしまったことがあるぐらい中毒性が高い。めちゃくちゃ好き。
しゆん:「真世界」は「決戦エンドレス」に続く和モノ、武士モノなので、「決戦エンドレス」の続編みたいな一面、見られ方もあると思うんです。そういう曲を作詞するのは結構プレッシャーがあったはずで、本当にすごいものを書いたなぁと思ってます。目まぐるしく移り変わっていくネット情勢の中で、突き進んでいく覚悟が見えて好きです。いっぽう、「I」はそうまのお兄さんらしさが前面に出てるなぁという印象です、これは収録してるとき俺もニッコニコで歌いました。
てるとくん:「真世界」の「決戦エンドレス」に続く和風なメロや歌詞、大好きです(笑)。<騎士道>というワードを使ったり、騎士Aの活動背景、生き様が歌詞に入ってるのが魅力です。「I」はノリノリな曲なんですが、歌詞をよく見て聴くと、いろんなものが見えてくる曲です。リスナーさんと一緒にどこまでも行こう。そんな思いで作ったのかなと思います。
まひとくん。:「真世界」は、歌詞ひとつひとつにこれからの僕たち騎士Aが見て取れます。そして、「決戦エンドレス」の魂、精神を継ぐ曲だと僕は思ってます。中でも、<振り返ると その手には 全ての想い>というフレーズはすごくパワーをもらえるし、好きです。「I」は、一度聴いたら絶対にハマってしまう中毒性があります。サビの音のはまりが気持ちよくて、すぐ口ずさんでしまいます。
そうま

――「Attention Lies」について、作詞者のしゆんさんにお聞きします。<君>と<僕>が織り成す夜の物語はダークファンタジーの色をまとっていますが、この世界観はどのように生まれたのでしょうか。艶やかさ、しなやかさ、華やかさも感じる歌唱について、メンバーそれぞれになにかオーダーをしたのでしょうか。お気に入りポイントも教えていただきたいです。
しゆん:メンバーにオーダーしたというより、自分がメンバーに合わせて書きました。メンバーにそれぞれの“女の子の落とし方”みたいなものがあるんですよ(断言)。その要素をリスナーに楽しんでもらえるように、努力しました。あと自分もそうだからたぶんリスナーもそうだろうっていう偏見なんですけど、基本人生って退屈じゃないですか。だから、そこから騎士Aが魅力的だけど危ない非日常、非現実へ連れ出してくれるっていうシチュエーションを楽しんでほしくて、“逃避行”という要素を入れて書きました。辛いときやなにかから逃げたいときは、この曲を聴いて騎士Aと一緒にトリップしてほしいです。その努力の甲斐あってか、メンバーからは謎に好評で嬉しいです。ばぁうそうまらへんは、一緒にいるときに延々と歌ってきます、配信中でも歌ってます、なんだこいつら。好き。
――しゆんさん作詞曲「Attention Lies」に対して、メンバーみなさんが感じたこと、好きなフレーズは?
ばぁう:最初の入りからしゆんワールド&語彙炸裂で、<Attention Lies>という締まりのよさ色気MAX。口ずさんでますいつも。わざとらしくしゆんの前で歌うと、彼は「ばぁうちゃん↑やめて↑↑」って言ってくるので、たくさん歌ってしまう。反省はしない!
そうま:第一声が<「くだらない」と吐き捨てて>ってそんなことある!? しゆんらしいというか、素直にかっこいい、って思いました。からの<12時過ぎた魔法を解いて>。怪しい夜の一面も見せながら次はどこに連れて行ってくれるのかなって思わせてくれる、そんなしゆんの作品がリスナーのみんなに早く届いてほしいな、って思ってます。
てるとくん:しゆちゃ感MAXです(笑)。オシャレな大人の世界的な曲であり、全部忘れてどこか一緒に連れ出してくれるような夢のように楽しい曲でもあります!
まひとくん。:大人の色気、ワードセンス、しゆんらしさが詰まっている曲。途中で息が詰まりそうになるくらい、世界観というか物語に飲み込まれてしまいます。歌い方にもしゆんらしい息遣いを感じてもらえると思うし、早くライブでみんなにお届けしたいです!
しゆん

次ページでは、てるとくん、まひとくん。の作詞曲についてお届けします。

Knight A - 騎士A -
――「Dreamy Night」について、作詞者のてるとくんにお聞きします。<離れても><画面越し>でも<暗い病が来ても>、<君>と<僕>はいつでも<繋がってる>、<君だけは離さない>など、リスナーの方たちに寄り添う温かい言葉の数々。この歌詞は、どのようにして生まれたのでしょうか。お気に入りポイントも教えていただきたいです。
てるとくん:人生初めての作詞ということもありとても悩みましたが、リスナーさんに向けて、ネットという広い世界でもどんなに離れていても心は同じ場所にある、そんな想いを込めて書きました。例え画面越しでも離れていても同じ“好き”という想いがあれば僕たちは一緒です。僕たちはリスナーさんが家に帰ってくる夕方~夜にかけて活動していて、毎日がリスナーさんにとって夢のような楽しい夜であってほしいと思い「Dreamy Night」と名付けました。一番のお気に入りフレーズは、<愛に行くよ>です。少し恥ずかしいですが、“会いに行く”“愛してる”の2つの意味を込めました(笑)。
――てるとくん作詞曲「Dreamy Night」に対して、メンバーみなさんが感じたこと、好きなフレーズは?
ばぁう:てるちゃんの曲はロマンティックで、韻を踏んでいたりして、聴いていてドキドキする気持ちになる。特にCメロの落ちるところのノリ方が、すごく好き。強引に連れ出されてみたいものですね(変な人)。
そうま:クリスマスではありませんが、雪が降っている階段で手を握り合う2人の物語を連想する歌詞には、てるとの力強い意志も込められています。<2人離れても永遠にAlways Together>の、“もう離れないよ心配ないよ”っていう安心感が俺の心に静かな火を灯してくれます。
しゆん:「てるとーーーー!おれだーーーーー!結婚してくれーーーーーーッッッ!!!」って感じの曲ですよね。違いますかね。違いませんがなにか?(決めつけ) なにも余計なことを考えなくていい、甘々で溶けてひとつになってしまいたくなるような曲だと思っています。一度配信でこの曲の認識をばぁうまひととディスカッションしたんですけど、解釈違いでキレそうになりました。は、絶対甘々だろ。<ごういんにでも連れ出してあげるから>って歌詞があるから強引だよとか言ってたんですけど、は???? これは“君が一歩踏み出すことが怖くても、ぼくが絶対に連れ出してあげるからなにも心配しなくていいよ”っていう甘々フレーズだろ!!! いやまあ、実際のところはわかんないんですけど、こういう想像をするのも楽しいですよね。あと、てるとと自分は表面的には真逆も真逆なんですけど、根本的な人間性やセンスは近しいところがあると思っていて。自分の「Attention Lies」で<愛:嘘>で“あいたいらい”と読ませるところがあるんですけど、「Dreamy Night」でも<1:1>で“はんぶんこ”と読ませるところがあって「あ~~~~(語彙力崩壊)」となりました。え、ていうか、今気づいたけど、サビの終わりを曲のタイトルにするところも単語ごとに頭文字を大文字にするセンスも一緒じゃん。何これ、え、運命?……あ~~~~(語彙力崩壊)。
まひとくん。:<しあわせの風を運ぶよ>はじめ、歌詞ひとつひとつからてるちゃんの優しさがこぼれ落ちてくるし、“王子様”が思い浮かぶような本当にロマンティックな曲です。ドキドキしてしまいます。てるちゃんこんな顔もあるんだね、って少し思ってしまう曲。
てるとくん

――「ヒバリ」について、作詞者のまひとくん。にお聞きします。エモーショナルなロックを力強く貫く、<自分の好きを守るために、己の道を突き進め><愛すべきもの守るために、己の好きを突き進め><君の明日を守るために、己の好きを突き進め><僕の使命を果たすために、一心不乱に突き進め>という決意。歌詞に託した想い、お気に入りポイントを教えていただきたいです。
まひとくん。:まず、人生初めての作詞だったのですごく挑戦でした。なにを書こうかすごく悩みました。でも、日頃リスナーさんに伝えたいこと、思ってることを考えていたら自然と手が動いていました。自分の好きなものや人を否定されることがある。僕も否定されて生きてきたんだけど、そういう子に向けての応援する曲にもなっています。この曲を聴いた子が勇気をもらって、自分の好きを守るためにも一歩前に進んでくれたら嬉しいです。僕たちは名前の通り騎士Aなので、守るっていうイメージでもこの歌詞を書いています。僕たちが僕たちの大好きなリスナーを守っていく、リスナーさんは自分たちの大好きな僕たち騎士Aを守っていく。そういう思いも持ってくれたら嬉しいです。
――まひとくん。作詞曲「ヒバリ」に対して、メンバーみなさんが感じたこと、好きなフレーズは?
ばぁう:まひとには「すごく困ったら助けてほしい」と何度も言われていたので、歌詞出来るんかい!って思ってたけど1回も頼らず完成させていた。彼のこだわりや歌詞の意味、タイトルの意味まですごく考えているところ、是非これはまひの説明に飛んでくれ。サビの入り超大好き。アイドル!って感じする!wwテンション上がる。盛り上がる曲間違いなし」
そうま:誰が見てもまひとだなって思うストレートな作詞だと思います。<君の明日を守るために、己の好きを突き進め>。この言葉に尽きるまひとの表現は、一番好きだなって感じました。
しゆん:まひとてるとは2人でかわいい組でくくられがちなんですが、てるとはかわいいけど実はひとクセあるっていう性格なのに対して、まひとは真っ直ぐな冒険家タイプで週刊少年ジャンプが大好きな少年、みたいなイメージなんです。今書いた要素が100%出力されている曲だと思っています。自分は言葉をこねくり回す悪癖があるので、その反面いつもストレートにリスナーに言葉を伝えるまひとのことをうらやましく思うときも多いです。ゴリゴリの曲調にそんなまひとの真っ直ぐな言葉がのっかっていて、聴いていてすごく気持ちいいですよね。この曲の実写MVがあるとしたら、絶対に衣装は学ランだと思います。なんの話?
てるとくん:メンバー作詞曲どれもそうですが、「ヒバリ」も歌詞だけ見て誰が書いたかわかります(笑)。特に<自分の好きを守るために、己の道を突き進め>大好きです!! 真っ直ぐでまひとくんらしい言葉、シンプルに刺さります。熱い思いが込められた素敵な曲です!
まひとくん。

――色彩豊かな収録曲たちは、Knight A - 騎士 A -の歩み、成長、進化も示していると思います。先に触れたメンバー作詞曲のほか、それぞれにとって中でも特別感のある曲と、その理由を教えてください。
ばぁう:「Show Time」。踊りが難しかったけど、新たな騎士Aとして胸を張れる声、歌唱、MV、どれも最高だと思ってる。歌詞もとても騎士Aに相応しい。俺とそうまのラップのところ、シビれると思う。これからも、騎士Aは見てくれるお前をシビれさせて夢中にさせるよ。
そうま:俺にとってすべての楽曲がどれも特別で別のモノとは言えないほど切っても切れない関係だな、と感じています。
しゆん:自分は断然「生まれたときから地球の癌です」ですね。好きすぎて騎士Aで公開したあと、すぐにソロでの“歌ってみた”を投稿しました。曲調とかテイストとかも好きなんですけど、<仲良くしよう ? どうせ僕ら猿だろ>このワンフレーズで自分は好きになれます。このワンフレーズだけで俺は語れます、これはマウントです。この曲を書いていただいた和田たけあきさんとはすごく話が合いそう(一方的でしかない愛)。人間ってめちゃくちゃ理性的ぶりたがるし、“自分はモラルを兼ね備えている人間”だと当たり前のように思い込んでいるじゃないですか、これはインターネットでのコミュニケーションが普及してさらに顕著になったと思ってます。見たことないです? 炎上事のレスバで必死になってるくせに無理に敬語使って理知的ぶりたがる奴とか、何千人もぶっ叩いたあとの人間に対して、意気揚々と正論でぶん殴る自称モラリストみたいな人間。ちなみにこれ自分もやったことあるんですけど、めっちゃくちゃ気持ちいいんですよ。ドーパミンがドバドバです。まるで昆虫みたいに遺伝子に刻まれた脳内の快楽物質のままに動かされているのに、どうしても理性的に振る舞いたがるのが“人間”という生き物なんですね。世の中にはそういう“どうしようもなさ”で葛藤する人間もいたりして(俺)、でもその“どうしようもなさ”がまた愛おしかったりするんですよね。<仲良くしよう ? どうせ僕ら猿だろ>のワンフレーズで充分だと言ったのは、残りの歌詞はこのワンフレーズで全部伝わらない人のために書いてあげてるくらいの認識だからです。そうだろう和田たけあきさん!そうだと言ってくれ!(ちがうよ絶対)
てるとくん:全部特別ですし大切ですが、強いて言えば今回のライブタイトルでもある「Show Time」。騎士Aらしさ全開です。<一度立ち止まった 僕達は二度と 誰も止められない>はじめ、いろんな意味の込められたワードたち。今の僕たちで、これからの進化を見せつけたいです。
まひとくん。:どれも特別感があって思い出もあるけど、やっぱり高難易度の新しい踊りに挑戦した 「Show Time」。2度目の実写MVとなるんですが、ダンスの振りもキレもすべてにおいて胸を張ってパワーアーップしたといえる最強の曲です。僕たちのかっこいいの集大成、是非沸いてほしい!
――『Knight A』の制作を通して見つけたもの、気づいたこと。初のフルアルバムを作り終えて、新たに芽生えた想いもあるのでしょうか。
ばぁう:初めて作詞に挑む中で、自分とはリスナーとは、いろんな尺度で活動を考えてみた。歌詞に関してはもっと研究したい!(笑) いろんなストーリーがあるな〜、とかもっと伝えたい気持ち。普段聴く曲の歌詞をより見るようになった。1文字1文字がお前の背中を押せるなにかになるならば、俺はもっと極めていきたいし、伝えていきたい。お前には俺たちがいるんだよ、大丈夫ひとりじゃない、孤独を感じるな。俺はお前が必要だって。“私なんて”って思わなくていい、これからも伝え続けてくれ俺だけのお前。
そうま:この作品を通して、俺たちはどんなジャンルでも歌うことができる、言葉でも自由自在に表現できるんだ、ってことがあらためてわかったので。この先どんなことがあっても乗り越えられる、という確信がより芽生えました。これからも最高の騎士Aをお届けするので、応援よろしく!
しゆん:まず思い浮かぶのは、 “やっぱアルバム制作ってダルいなー”です。いやだって、ねぇ? 普段延々と家で活動してるのに、外に出なくていいのが配信者の醍醐味なのに、毎日レコーディングに足を運ばなくちゃいけないんですよ。しかもアルバム制作って、歌ってアルバムだけ作ったら終わりってわけでもなくて、アルバムを知ってもらうためにやらなくちゃいけいないことがたくさん。でも、その自分ひとりだったら絶対やってないことをやって、結果自分も知らなかった自分を見つけられたり、それでリスナーが喜んでくれたりするわけです。そしてまた新しいことに挑戦できる。馬鹿みたいに綺麗事っぽいんですが、そもそも自分は“考え込むこと”自体が悪癖だし欠点なんだけど、それでもそういう自分が大好きで、でもそんな自分ひとりじゃ絶対手に入れられなかったであろう“思考の素材”を与えてくれる存在が自分にとっての騎士Aであって、リスナーである、という認識です。だからみんないつもありがとう。このインタビューがなければこうやって伝えることもありませんでした。SPICEさんもありがとう。そんな感じです。
てるとくん:自分で言うのもなんですが、確実に成長を感じてます。作品を出すたびに、作品に対する想い、リスナーさんとの思い出、色んなものを超えて進化していってますね。
まひとくん。:初作詞をきっかけに、今まで以上に歌詞に敏感になりました。この曲のこの言い回しいいなぁ!など、今までもかなり歌詞を意識して歌ってきたんですけど、より意識して、歌詞を見て歌を歌うようになりました。作詞する中で、リスナーさんのこと、活動のことをいろんな視点で改めて考えてみてわかったこともあって。リスナーさんが求めてくれるなら僕はどこまでも一緒に突き進んでいきたいし、楽しい時間もかっこいいかわいいも全部共有して伝えていきたい。それを全力で受け取って欲しいです。
――新たな体制でどんな未来を描いているかも教えてください。
ばぁう:唯一無二 誰になんと言われようが必ず成し遂げる。
そうま:応援してくれるすべての人に、いつも一緒にいる安心感や楽しいを届けるいっぽうで、俺たちにしかできないかっこいい一面を魅せていきたい。そんな気持ちで、日々の活動に力を入れていこうと思っています。
しゆん:俺みたいな思考回路の子って大抵生きづらさを感じているので、そういう子たちに“こういう生き方もあるんだよ、楽しいよ”って示していきたいです。つまり思うままにやっていきます。
てるとくん:リスナーさんを楽しませて、みんなで笑い合ってる未来しか見えないです。
まひとくん。:君たちと一緒にどこまでも。

取材・文=杉江優花

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