トニー賞受賞作家による2人芝居『He
isenberg』を日本初上演 りょう、小
島聖、上條恒彦、平田満が2チームに
分かれ表現

2022年7月29日(金)~8月14日(日)中野 ザ・ポケットにて、『Heisenberg(ハイゼンベルク)』が日本初上演されることが決定した。
本作は、conSeptによるストレートプレイを取り上げる「Dialogue in Theaterシリーズ」第2弾。『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でトニー賞演劇作品賞を受賞した、脚本家サイモン・スティーヴンスによる2人芝居を2組の演出家とキャストによって、日本初上演する。
『Heisenberg』というタイトルが示すように、ドイツの物理学者であるヴェルナー・カール・ハイゼンベルクの「不確定性原理」を下敷きにした本作品は、「二つの離れた粒子の運動量や相関関係を正確に測り決定する事は出来ない」という意味を男女の関係性に置き換えて語っている。何やら難しい話に聞こえるが、本公演では、ウィットに富んだコメディタッチの会話の中から「互いの関係性が常に揺れ動き変化するさま」をじんわりと炙り出す。
本公演のみどころは、演出家・キャストが2組に分かれ上演するという点。
小山ゆうな
古川貴義
まず2人の演出家。1人目は、読売演劇大賞優秀演出家賞など数々の受賞経験を持つ小山ゆうな。2人目は、箱庭円舞曲・代表を務め劇団外でも演出や脚本提供など幅広く活動している古川貴義。
平田満
そして、肉屋の店主である70代の男性・アレックスを演じるのは、菊田一夫演劇賞受賞し多数の名作に出演し続けている上條恒彦 (小山ゆうな演出チーム)と、穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術文化アドバイザーを務め、演劇・映画界で数々の受賞経験を持つ平田満(古川貴義演出チーム)。
小島聖
風変わりな40代の女性・ジョージーを演じるのは、舞台だけでなく映画やCM、モデルなど多彩な場で活躍するりょう(小山ゆうな演出チーム)と、第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞し多くの作品で存在感を示す小島聖(古川貴義演出チーム)。
2組の演出家・キャストが「互いの関係性が常に揺れ動き変化するさま」をそれぞれどう描いていくのか、期待が高まる。
【あらすじ】
多くの人が行き交うロンドンのセント・パンクラス駅で、ニュージャージー州出身の40代女性・ジョージーは、肉屋を営む70代の男性・アレックスの首の後ろに突然キスをする。突飛な行動を謝るジョージーに対し、アレックスは「気にしてないから」と彼女との会話を終わらせようとするが、ジョージーはまくし立てるように身の上話や恋愛遍歴を語りだす。アレックスは相槌を打ちながら、風変りな彼女の話に耳を傾けた。
その出会いから5日後、アレックスの肉屋にジョージーが訪ねてきた。積極的なジョージーに気後れするアレックスだったが、だんだんと彼女との会話を楽しむようになっていく。数回のデートを重ねたのち、2人は一夜を共にする。その翌朝、ジョージーはアレックスに近付いた本当の目的を告白し――。

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