M!LK、ワンマンライブ 『M!LK LIVE
2022 NEXT WINNER』の公式レポート到
着 パシフィコ横浜で新曲「HIKARI」
を初披露

M!LKが、ワンマンライブ 『M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER』を 2月13日(日)にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
なお、ワンマンライブ『M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER』でのセットリストは各ストリーミングサイトのプレイリストでも公開。また、5月3日(火)の大阪・Zepp Osaka Bayside公演を皮切りに、東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での2デイズ公演を含む全国ツアー『M!LK SPRING TOUR 2022“CIRCUS”』を開催することが決定している。

佐野勇斗・塩﨑太智・曽野舜太・山中柔太朗・吉田仁人の5人からなる、変幻自在の5人組ボーカルダンスユニット・M!LKが、2月13日(日)にメジャーデビュー後初となるワンマンライブ『M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER』を、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。
ドラマ『真犯人フラグ』や映画『嘘喰い』に出演中の佐野勇斗をはじめ、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人の5人からなるM!LKはグループ結成7年目の記念日となる昨年11月24日(水)にメジャーデビューを果たした。キャリア史上最大規模となる本公演のチケットは完売となり、オンラインでの生配信も決定。メジャーデビュー後初となるワンマンライブとあって、5000人を超える<み!るきーず>(ファンの呼称)が集まった満員の会場は熱気に包まれた。
ライブは、メンバーが光をあてて虹を描くプリズムを手にした映像からスタートした。続いて、司祭のような金色のローブガウンを身に纏ったメンバーが教会を思わせるステージに登場。光が降り注ぐ巨大なLEDスクリーンに囲まれる中で、ファンとの絆を結んだメジャーデビュー曲「Ribbon」を煌びやかに歌唱し、場内を一瞬にして<光あふれる場所>へと変えた。そして、佐野による「いくぜ! パシフィコ!!」という叫びを合図に、トランシーなロックナンバー「上昇クライマー」では、メンバーと観客が一斉に拳を挙げて熱狂。さらに、塩﨑が「今日はバカになって騒ぎましょう」と呼びかけ、お茶目でユニークな「めちゃモル」や「サンキュー! N・D・K!」ではステージ上を所せましと走り回って大騒ぎ。爽やかなシャツへの早着替えを経て、「男子スイーツ部発足します」は可愛くキュートにパフォーマンスし、山中のウィンクが決まった「恋がはじまる」ではピュアなラブストーリーを届けた。
“変幻自在”というキャッチコピー通りに、1曲ごとに表情が異なる、実に多彩で多面的な魅力を見せる彼らのライブのムードはここから一変する。ミステリアスでゴシックなムードの「君の知らない世界へ」ではスモークが焚かれる中で、5人の<TEAM M>と共に鏡を使ったパフォーマンスを展開。鏡の中にいる自分と対峙した彼らは、“もう一人の自分”につかまり、鏡の中へと閉じ込められてしまう。やがて、警告音と共に真っ赤なライトが点滅し、2017年春のツアー誕生した突然変異ユニットで、“赤”をコンセプトカラーに掲げる<BLACK M!lLK>が乱入。パフォーマーであるDAICHI、JINTO、JYUTAROのハードなソロダンスに続き、ツインヴォーカルのHAYATOとSHUNTAが姿を見せた。ワイルドかつセクシーなダンスナンバー「Charge」「Don’ t look back」で、“白”のM!LKとは正反対と言ってもいいような硬質で攻撃的なパフォーマンスで会場を赤く染め上げた。
その後、映像を通して佐野が鏡をぶち破ると、舞台の雰囲気は再びガラッと変化。スクリーンにはバルーンが飾られたパーティー会場でカップケーキやマシュマロを頬張るメンバーの映像が流され、コミカルなソロコーナーへと突入。吉田は全身緑の宇宙人に扮してゲームの世界に入り込み、バブリーな御曹司となった塩﨑が蝶ネクタイに半ズボン姿でマネーガンで札束をばら撒く。ハットを被った曽野は瞬間移動のイリュージョンを見せる中、スマホで佐野と吉田の誘いを別々に受けて、佐野との食事を選択。ピンクのセットアップ姿の佐野は激辛採点のカラオケに挑戦して完唱に失敗し、「チッキショー!」と絶叫し、令和のマタドールとなった山中は赤いバラを手に「愛してる」を連発して、観客を沸かせた。
『M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER』 撮影=斎藤 大嗣 / つぼいひろこ
次の青春ロック「SAY YEAH」からは、のちのMCで山中が「ずっとやりたいと思っていた」と語ったホログラムを使った最新の衣装にチェンジ。MCでは、本公演の「NEXT WINNER」というタイトルについて、メジャーデビュー直前の昨夏に行われた強化合宿で曽野がアイデアを出したことが明かされ、ライブ演出にも携わった塩﨑による「次の勝者は何と戦っているのか。それは、自分自身なんじゃないかということで、自分に打ち克つとういうテーマから、鏡の世界をコンセプにしましたト」と解説を経て、ライブは後半戦に。別れをテーマにした切ないラブソング「It’ s only LOVE」「last moment」はスタンドマイクでしっかりと歌を届け、「かすかに、君だった」などの人気曲を繋げたメドレーでは、光を集めたキラメキの世界を歌とダンスで表現。そして、本公演のテーマソングで、2月9日に配信シングルとしてリリースされたメッセージソング「HIKARI」のライブ初披露では、曲頭で佐野と吉田がおでこを重ねる場面に観客が沸き上るなか、佐野が「先が見えずに不安だなと思う時期もあると思います。そういう人たちに向けて、少しでも心に火を灯して、前に向かって、自分に打ち克っていこうという曲になってます。就活生や受験生に向けた応援ソングになってます」と説明。そして吉田が「過去最大キャパシティですが、ここがゴールじゃない。あくまでもスタート地点です。どんどん先に進んでいく僕たちと応援してください」と語り、メジャーデビューシングルのカップリングに収録されていたエールソング「夜明け」での強い意思のこもった歌声で未来の夢に向かって恐れずに突き進んでいく決意と覚悟を表明し、バラエティに富んだ本編を力強く締めくくった。
アンコールでは、恒例のバラエティ企画として、「ベルが鳴ったらなりきりましょう」コーナーを展開。抽選箱に入ったボールに描かれた役柄を演じ切るという内容で、吉田が赤ちゃん、山中がボディビルダー、曽野がバレリーナ、佐野が酔拳、塩﨑はスーパーモデルに決定。「白黒Brand New World」を歌いながら、ベルが鳴った瞬間からそれぞれの役柄を全力で演じる中、観客の拍手による採点で「一番恥ずかしそうだった」と評価された佐野は罰ゲームとして、ゴムパッチンにチャレンジ。場内が笑い声に包まれる中で、ウィンターソング「Milky Snow」ではペンライトを大きく振って、会場が一体となり、山中が「僕たち全員で作詞した大切な曲です。この曲が完成する時までずっと隣にいてください」と語ったラストナンバー「夢路」は、メンバー5人で肩を組み、手を重ね、エモーショナルに熱唱。すでに春ツアーが決まっていることもあり、メンバーはこの日のライブに集まってくれたみ!るきーずに感謝の気持ちを伝えながら、「春に会おうね」と再会を誓って、笑顔で手を振りながらステージを後にした。

文=永堀アツオ

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