シリーズ化へ期待大、新プロジェクト
始動!~舞台『COLOR CROW ―蒼霧之
翼―』出演者インタビュー

舞台・映画等を連動させるメディアミックス新プロジェクト「COLOR CROW」(カラークロウ)がスタート。第1弾となる舞台『COLOR CROW ―蒼霧之翼―』が2022年3月12日(土)〜21日(月・祝)、新宿シアターサンモールにて上演される。メインキャラクターを演じる高本学、設楽銀河、日向野祥、阿部快征と中原裕也名義で原作を手掛け、本編にも出演する内田裕也に始動を控えた心境を聞いた。
ーー近未来の日本を舞台に“未成年犯罪者”や“SPY”、“忍者”をキーワードとしたストーリーが展開されていく本シリーズ。ご出演が決まった感想をお聞かせください。
(左から)設楽銀河、高本学
高本:とても魅力的なオリジナル作品だと感じました。『クロウ』たちの設定がまず強くてかっこいいですし、男の子の憧れがたくさん詰まっています。小さいころ夢中になった、漫画やアニメのような世界観ですよね。
設楽:台本を読んだ瞬間から頭の中で「こんな風になるのかな?」とずっと想像しちゃっています。本当に大好きな世界観です。僕、国家特別防衛課『トクボウ』(劇中で『クロウ』が在籍する防衛省内の課)のような情報機関からいつ声をかけられてもいいように日々過ごしてたんですよ。今回、やっと声をかけてもらえて嬉しいです!
高本・日向野・阿部・内田​:(笑)。
日向野:忍者という要素もありながら、時代劇ではなく現代に近い舞台設定なのも楽しみ。『COLOR CROW』というタイトル通り、どんな色を出していけるのかすごく考えているところです。
阿部:舞台と映画の連動作品というところもワクワクしました。僕自身としては映像作品の経験が少ないので、皆さんから勉強させていただきつつ挑みたいです。
ーー内田さんは、中原裕也名義で原作を手掛けられています。本作はどのように着想されたのでしょうか?
内田:僕自身が面白いと思える設定を考えたときに“忍者”や“アクション”が浮かんで。好きなものを掛け合せてストーリーにしていきました。時代劇やもっと未来の時代設定も考えましたが、今回は現代劇として面白いものを作りたいなと。この4人が演じる役柄は、最初の段階から作り上げていたキャラクター。今後、お互いが関わり合うことで成長していく過程を描いていけたら、見てもらった人にも共感してもらえる物語になるはずだと思いながら作っていきました。ビジュアル撮影のときには現場にも携わらせていただいて。
(左から)内田裕也、設楽銀河、高本学、日向野祥、阿部快征
阿部:後ろに羽根が舞っている撮影があったんですけど、内田さんたちが降らせてくれたんですよね。
内田:そうそう。僕と演出の小谷(嘉一)が、横からね(笑)。
日向野:原作者と演出家が自らやってくださるなんて(笑)。
内田:皆、撮影終わった後に羽根を集めて片付けを手伝ってくれたんですよね。「やらなくていいのに!」と思いつつ、いい子たちだなあと感激してました。
ーー皆さんが演じるキャラクターについて教えてください。まず冒頭から登場するのが“シノビ”が持つ特殊な訓練を受けた諜報、防諜、暗殺、警護などの任務を行う『クロウ』と呼ばれる3人です。
高本:阿佐美煉(あさみれん)は明るくて、自分を持っている人。僕はめちゃくちゃ明るい人間ではないんですが(笑)、威勢がいいところは似ているかもしれません。
設楽:おとなしくて賢い乃木杏莉(のぎあんり)は、普段の僕とはかけ離れています。演じる上で、新たな扉を開いていくことになるはず。僕自身は、プライベートも役に近づいていっちゃうタイプ。自分とは違うところが多い分、どんなふうに自分自身が変わっていくのかも楽しみです。
日向野:羅生聖護(らしょうせいご)という人は、ものすごくまっすぐ。チームやクラスに一人いると、うまくまとまっていけるような役割を持っている人物だと感じています。緑のリングを身に着けている役なのですが、色にももちろん意味があるので、キャラクターとも関連付けつつ細かいところも表現していきたいですね。
(左から)日向野祥、阿部快征
ーー物語が進むにつれ、阿部さん演じる蒼田三月(そうだみつき)が加わっていきます。
内田:三月は結構、小狡いイメージがあるんだけど……。
阿部:そうですね、僕自身も割と小狡いと思います(笑)。結構、人と距離を縮めるのが得意なんですけど。
日向野:“阿部ホイホイ”ね(笑)。
阿部:今回の術にはまってくださったのが、まさに裕也さんで。
内田:捕まった自覚ないけどなあ(笑)。
ーー煉と杏莉はバディを組む間柄ですね。
(左から)設楽銀河、高本学
高本:僕と銀河は2年くらい前に共演してるもんね。
設楽:うん。プライベートではまだ遊んだことないけど……。
高本:誤解を生む(笑)。仲悪いわけじゃないですからね!
設楽:そうですよ! 僕は「ガクりん」って呼んでますから(笑)。煉と杏莉としては、気が合わず仲が悪い同士。そんな二人がタッグを組むことになるので、どういう関係性になっていくのかも注目して欲しいです。
ーー日向野さんと阿部さんも過去に共演経験がありますよね?
阿部:僕と祥くんは4年くらいの付き合いです。僕が役者を始めたての頃、右も左もわからない状態で祥くんに教えてもらいながら大人になってきたという経験が、これから劇中で生きてくるかもしれないですね。
(左から)内田裕也、設楽銀河、高本学、日向野祥、阿部快征
ーー内田さん演じる椿泰親(つばきやすちか)は、トクボウの司令官という役どころです。
内田:役としても、この主役4人を見守っていけたらと思っています。作品を通して、皆に俳優としても一皮、二皮剥けてもらいたいです。
ーーアクションも大きな見どころになりそうですが、皆さんは普段どんな風に体力づくりをされているのでしょうか。
高本:週5ペースで、4kmほど走ってます。
設楽:すごい! 疲れてるときの4kmってなかなか大変じゃないですか?
(左から)内田裕也、設楽銀河、高本学
高本:6年くらい続けてるから、むしろ走らないと気が済まないかも。お仕事のためというよりはストレス解消だったり、モチベーションを上げたりするルーティーンのひとつです。
内田:役者の鑑だね。
日向野:えらいなあ。僕は、仕事終わったらすぐお酒飲みたくなっちゃうんですよね。
内田:それも役者の鑑だね(笑)。もともと劇団でやってたんだっけ?
日向野:はい。10代の頃に地方で忍者ショーや新撰組ショー、日本舞踊を毎日やってました。今は習慣的に筋トレはやっていませんが、あの頃に鍛えた体幹や刀を使ったアクションが今の自分のベースになっているんだと思います。本当にキツかったです! 膝を90度に曲げて、正拳突き千回。途中でギブアップしたらまたイチからやり直しとか。
内田:聖護にすごく近いストイックさだね。
(左から)内田裕也、設楽銀河
阿部:銀河ちゃんは?
設楽:僕、筋トレやランニングで「これ以上やったらしんどい!」って限界を超えていく感覚が好きなんです。今はヘルボールっていう中に砂が入っている筋トレ器具を使って、腹筋をガンガン鍛えてます。
阿部:なんか、すごそう……。
設楽:30~40歳になったときに、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのあいだくらいの筋肉を手に入れていることが目標です!
内田:10年もあればいくらでも変われるからね。僕は普段からジムに通っているのと、昨年5月から始めたのが毎日逆立ちをすること。
設楽:全身に血液が回るんですよね。本番前にアップでやったりします。
内田:ね。結構頑張って続けてるので、体に良いといいんだけど。それで、阿部くんは?
阿部:僕はアニメを見たり、漫画を読んだり。この作品は忍者がモチーフになっているので、ゲームで忍びつつ敵を倒していく練習をしているところです。
内田:イメトレばっかりじゃないか(笑)。
(左から)日向野祥、阿部快征
ーー舞台に続き、今秋には映画『COLOR CROW ―緋彩之翼―』も公開予定。楽しみにされているお客様にメッセージをお願いします。
高本:メディアミクスプロジェクトの、記念すべき第1弾となる作品です。今まで役者としてやってきたことを生かしながら、仲間を思う熱い気持ちを表現していきたい。シリーズとして繋げていけるよう、お客さんの胸を打つ作品にできたらと思っています。
設楽:第1弾ということで、ものすごくプレッシャーを感じています。『COLOR CROW』の世界観、煉と杏莉のコンビにも注目していただけたら。ぜひ楽しみにしていてください!
日向野:舞台と映画の連動作品を作り上げていくことは、めったに出来ない経験。第1弾となる舞台『COLOR CROW ―蒼霧之翼―』で今後の注目度が決まると思っているので、エネルギーやパワーを感じてもらえるように演じていきたいです。
阿部:舞台ならではの熱量をしっかり出しつつ、息を殺すシーンは緊張感たっぷりにお見せできたら。個人的には祥くんと改めて共演させていただくということで、レモンサワーで築いた仲の良さをお客さんにも伝えていきたいと思っています!
日向野:最後に何言ってんの(笑)?
阿部:ちゃんと真面目なこと言ったじゃん! あの頃、レモンサワー飲んでたでしょ! 
内田:(笑)。『COLOR CROW』は今後、シリーズとしてやっていくつもりです。舞台『COLOR CROW ―蒼霧之翼―』はそのお披露目であり、それぞれのキャラクターを認知してもらう最初の段階。どんどん前作を超える楽しいものを作っていこうと考えているので、ぜひ劇場で一発目を見てほしい。一人でも多くの方に興味を持っていただけたら嬉しいです。
(左から)内田裕也、設楽銀河、高本学、日向野祥、阿部快征
取材・文=潮田茗   撮影=寺坂ジョニー

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