中毒者続出！ ヤンキースの選手に欠
かせないアノ味

　昨年は24勝無敗という素晴らしい成績でシーズンを終了し、優勝という栄冠を東北楽天イーグルスにもたらせた立役者である田中将大選手。その勢いのままニューヨークヤンキースに移籍。5月のリーグ月間最優秀投手に選ばれ、6月18日には早くも11勝目。防御率は1.99。もはやニューヨークヤンキースの絶対的エースと言える存在だ。
　実はそんな田中選手よりもヤンキースのチームメイトの間で、絶対的な人気となっている日本のモノが存在する!?
　それは『ハイチュウ』（森永製菓）。
　あのガムとキャンディの中間的なお菓子だ。発売されて40年ぐらいになろうかというソフトキャンディがヤンキースのクラブハウスでは奪い合いになるほどの人気なんだとか。

　元々はボストンレッドソックスの上原と田澤の両投手が、昨年自軍のクラブハウスに持ち込んだことで話題となり、当時同僚だった投手から「コイツはドーピングだ。美味し過ぎてヤメられない、絶対に禁止薬物かなにかが入ってるんだろ？　それに気が付いてもヤメられないよ」という不可思議な賛辞を受けていたらしく、それを聞いたヤンキースの黒田博樹投手が今年になってチームのスプリングキャンプに持っていって配ったのが始まりらしい。

　もちろんヤンキースでも中毒者が続出し、クラブハウスに大型の箱に入ったハイチュウを置いても、あっという間になくなるとか。
　最大の中毒者は、昨年までの絶対的エースだったサバシア投手。現在は怪我で離脱中だが、あまりの凄まじい食べっぷりに球団から注意されたとか。
　他にも内野手のケリー・ジョンソン選手は、その魅力と闘い続けている。
「僕は最初は食べなかったんだ。けど気が付けば3日間で50個食べてた。でも僕は我慢しているから中毒者ではない。他はもっと凄い。試合が始まる前に新しい箱を開けると、試合終了前には中身が全部無くなってるからね。クラブハウスに蔓延する伝染病だよ」
　田中将大選手よりも遥かに愛されている『ハイチュウ』。あの独特な歯ごたえがアメリカ人にも受ける味だったとは…。

（文・旅人世之介）

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オススメお菓子：森永製菓 ハイチュウアソート 94g×6袋（森永製菓）