『STU48 薮下楓 卒業コンサート〜楓
がいたこと〜』「アイドルとは、明⽇
への活⼒となるもの!」

2017年3⽉31⽇瀬⼾内を活動の拠点として誕⽣したSTU48の1期⽣としてアイドル活動を始めた薮下楓。6枚のシングルリリース、握⼿会、課外ユニット活動、船上劇場公演など、さまざまな活動を経て、2021年4⽉16⽇にライブ配信サービス「SHOWROOM」の配信内で卒業を発表。約4年半のアイドル活動の最後を飾る卒業コンサート「STU48 薮下楓 卒業コンサート〜楓がいたこと〜」を2021年8月8日に、兵庫県・神⼾国際会館こくさいホールで開催した。メンバーの卒業コンサート開催はSTU48にとっては初。

前説も薮下が担当。注意事項を読み上げると「最後まで⾃分らしく全⼒で頑張りますのでよろしくお願いします!」と気合を⼊れた。そして「Overture」がかかり公演がスタート。1曲⽬の『少⼥たちよ』では、薮下が「最後までアイドル頑張りますので⾒守っていてください!」と叫ぶと、会場のファンもペンライトを⼤きく振った。

その後『誰かがいつか好きだと⾔ってくれる⽇まで』『暗闇』『⾵を待つ』『⼤好きな⼈』と5曲続けて披露。MCで、薮下は「さみしい気持ちもありますが、みんなで楽しめたらと思います!」と改めてコメント。その後はユニットブロックへ。『⿊い天使』『君について』『短⽇植物』『やがて菜の花が咲く頃』『⾃分らしさ』『おNEWの上履き』『虹の作り⽅』それぞれのユニットで7曲続けて披露。

その後のMCで、⽯⽥みなみは「ステージ袖で楓を⾒ると、これが最後だと思って泣きそうになってしまう」とポツリ。ステージにいたメンバーはうんうんと共感。MC後は『思い出のほとんど』を親友コンビ・ふうちほ(薮下・⽯⽥千穂)で披露し、歌唱中には2⼈で涙ぐむ場⾯も…。そして、その後はメンバー7⼈で今だからこそ⾔える、薮下へのぶっちゃけトークを披露。⾕⼝は「楓ちゃんの写真集を注⽂して速達で届いたものの、まだ⾒られてなくて…今⽇帰ったら余韻に浸りながら読みたいと思います」と写真集のタイトル(「さよならの余韻」)にひっかけたトークで笑いを誘った。森下は「デビュー初期に『森下』と『薮
下』でステージドリンクの名前を⾒間違えて、勝⼿に楓ちゃんの分を飲んじゃっていました」と暴露。薮下本⼈も気づいていなかった当時の思い出話で会場は笑いに包まれた。

その後は、『おはようから始まる世界』『⼿をつなぎながら』『思い出マイフレンド』『法定速度と優越感』を4曲続けて披露。そして、レギュラー番組「イ申テレビ」(CSファミリー劇場)でおなじみのお笑い芸⼈・カンニング⽵⼭さんがVTR出演。お祝いの⾔葉のみと思いきや、まさかのデビュー初期の暴露話が⾶び出し、メンバー⼀同爆笑に。その内容は、野外ロケで薮下と瀧野がささいなことから⼤ゲンカをし、ロケが中断されてしまったという驚愕のエピソードが…。卒業コンサート⽤にこのエピソードを温めていたという薮下と瀧野は、「後にも先にもSTU48でこんなケンカをすることは
ない思う」と改めて握⼿で和解をし、会場が笑いに包まれた。

その後は『⽚思いよりも思い出を…』『君のことが好きだから(兵庫ver)』『僕のYELL』、『ここにいたこと』を披露し、公演はいったん終了。幕間にはサプライズで岡⽥奈々のVTR出演があり、「⼈⼀倍責任感が強い楓ちゃん。グループをずっと引っ張ってくれてありがとう。卒業は寂しいですが、卒業した後も楓ちゃんの⼈⽣が素晴らしいものになる様に皆さんで背中を押してあげましょう」と「楓ちゃん」コールに合わせた⼿拍⼦をファンへ呼び掛けた。

そして観客の⼿拍⼦でアンコールが始まり、ファン有志から贈られた⽩いドレスに⾝を包んだ薮下が登場し、『フラワー』をソロで歌唱した。曲の中盤には卒業コンサートオリジナルグッズのプレートライトを持って全員が登場し、ステージが星空のようにライトアップ。続けて、瀬⼾内への感謝の意味を込め、メンバー全員で『瀬⼾内の声』を歌唱。

最後のMCでは薮下からファンに対して「アイドル活動を通して、たくさん悩んだり、ファンのみなさんを応援したいと思ったり、⼈間として成⻑することができました。私はファンのみなさんのことをずっと忘れないですし、時たま私のことを思い出してくれるとうれしいです。」と話し、改めて感謝の気持ちを伝えた。

アンコールラストは、出演メンバー全員で『夢⼒』を歌唱し、STU48の代表曲でラストを飾った。コンサートの最後は薮下ひとりステージに残り、「すっごく幸せでした。またどこかで会いましょう!」と元気よく挨拶し、ステージセットの気球に乗って皆様へ笑顔で⼀礼。会場からは温かい拍⼿が贈られ薮下楓 卒業コンサート〜楓がいたこと〜は幕をおろした。

公演終了後は、船上劇場「STU48号」から移し会場内で展⽰していた壁掛け写真を外し、アイドル活動最後の仕事を、薮下最初のアイドルの活動の地である兵庫県で終了した。STU48のオーディションを受けたのが兵庫県、1stシングル『暗闇』の初披露も兵庫県。卒業コンサート前、をゆかりのある兵庫県でできることをとても喜んでいた薮下は「アイドルとは、明⽇への活⼒となるもの!卒業後もSTU48を応援していくので皆さんも応援していただけると嬉しいです。瀬⼾内は素敵な場所が多いです。プライベートでも遊びに⾏きたい場所がたくさんあるので、皆さんとどこかでバッタリお会いできたらいいなと思ってます」と、最後に瀬⼾内愛を語った。

薮下 楓 卒業コメント

卒業コンサートを開催できてすごい嬉しいです。何よりも皆さんの前で最後のステージを⾒ていただけるのは本当に嬉しいです。セットリストはスタッフさんと相談しながら⾃分の思⼊れのある曲を⼊れたり、なかなか披露できていなかった曲などを⼊れました!卒業コンサートのサブタイトル「楓がいたこと」になぞらえて『ここにいたこと』を披露できたことも思い出になりました。

そして、この4年半活動を⾒てくださりありがとうございました。ファンのみなさんはどんな時も私の味⽅で、「楓ちゃんを⾒ていると元気になる!」って⾔ってくださって楽しくお話ししてくださったりしてくれて嬉しかったです。⾃信がない時も⽀えてくださっているファンの⽅の⾔葉で元気付けられました。皆さんと出会えて本当に幸せです。

アイドルとは、明⽇への活⼒となるもの!卒業後もSTU48を応援していくので皆さんも応援していただけると嬉しいです。瀬⼾内は素敵な場所が多いです。プライベートでも遊びに⾏きたい場所がたくさんあるので、皆さんとどこかでバッタリお会いできたらいいなと思ってます私はこれからアイドルではなくなります。卒業後の次のことは秘密です(笑)
いつも活動を⽀えてくださったファンの⽅々、スタッフの皆さん、そしてメンバーのみんな ありがとうございました!
(C)STU

(C)STU

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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