見里朝希監督の新作「Candy Caries」

見里朝希監督の新作「Candy Caries」

WIT STUDIOと「モルカー」見里朝希が
新スタジオ設立 見里監督が「プラバ
ン」で描く新作公開

見里朝希監督の新作「Candy Caries」(c) Tomoki Misato/WIT STUDIO 「GREAT PRETENDER」「進撃の巨人」などを制作するアニメーション制作会社のWIT STUDIOが、「PUI PUI モルカー」が大ヒットした見里朝希監督とともに、ストップモーション(コマ撮り)アニメを手がける新スタジオを昨年12月に設立したと発表した。あわせて、見里監督の新作「Candy Caries」が公開された。
 「Candy Caries」は、ママの口の中に住みつき、歯を勝手に家具に変えたり、パーティを開いたり好き放題に振る舞う虫歯のカリエスと、歯磨きでカリエスを殺そうとするママの不思議でコミカルな物語。プラスチックの板にマーカーで絵を描き、熱して縮める「プラバン」と呼ばれる素材を使用したストップモーションアニメで、見里監督は17年に同様の素材を用いた短編「Candy.zip」を発表している。
 見里監督は、「このたび、大変ありがたいご縁により、WIT STUDIOとともにストップモーションスタジオを新たに立ち上げることになりました。これまでの制作環境が大幅に向上し、作品規模もより大きなものになると思います。常に新たな挑戦をし続けることを忘れず、ストップモーションの文化を盛り上げていけるよう精進して参ります」と意気込みを語っている。プロデューサーの山田健太は、「手法も作風も今までのWITラインナップとは違ったものを作りますが、いつでも『どのメンバーで作品を作るか?』を考えています。本プロジェクトも、手法や作風より、このチームの作品を見たい! もしくは作りたい! と思ってもらえるようなチームが見え始めています」と新スタジオの現況を伝えた。
 なお、今後同スタジオでは制作スタッフを募集予定。

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