OFFICE SHIKA PRODUCE『秘剣つばめ返
し』 松島庄汰・佐伯大地・丸尾丸一
郎インタビュー「幸せな気持ちになれ
る舞台です!」

脚本・演出を劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が手がける、OFFICE SHIKA PRODUCEのオリジナル時代劇『秘剣つばめ返し』。津軽三味線の生演奏に彩られたエンタメ感溢れる喜劇となる本作、その稽古場にてW主演の松島庄汰と佐伯大地、そして丸尾の3人が“ここにしかない”巌流島の戦いの魅力を、賑やかに語り合った。
(撮影:小松陽祐)

──本作はもともとNHKのラジオドラマとして発表されたオリジナルの時代劇。それをさらに舞台で、というアイデアはいつ頃からあったのですか?
丸尾 ラジオドラマはもう5年くらいずっとやっていて、それはお客さんを入れて、生放送で、効果音なんかも実際に音響さんが道具を使って出したりっていう企画なんです。朗読劇に近いスタイルですよね。で、この「秘剣つばめ返し」を書いたときはそろそろ何か違うことをやりたくなっていて、あ、時代劇にチャレンジしたいなぁと思ったんです。なんとなく…NHKだし(笑)。
佐伯・松島 (笑)。
丸尾 じゃあ大好きな宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の戦いをやろう、と。ロマンがあって、男の子ならみんな好きな世界で…あ、女の人はどうなんだろう? (インタビュアーに)どうですか?
──とても有名な対戦カード。世紀の戦いの代表だなって思います。
丸尾 ですよね。今僕は2.5次元舞台に携わることも多いんですけど、上演前から共通の「像」であるキャラクターとか物語とかをお客様とすでに共有しているのが2.5次元舞台の大きな強みだと思っていて、ラジオドラマでもこういうみんなの中にすでにイメージがある宮本武蔵・佐々木小次郎ってところからスタートすれば裏切り方いろいろやれるし、ラジオドラマにあまりなじみのない方々への入り口としてもいいなぁと思って書いてみました。
丸尾丸一郎
──それでも視覚的な面白さが封印されるラジオで決闘モノとは、かなりのチャレンジですよね。
丸尾 だからすでに当時、脚本書きながら「もうこれ、絶対舞台のほうが面白いよな」って思ってたんですよ(笑)。
松島・佐伯 ハハハハッ(笑)。
──その思いが今回実現したわけですね。主演のお二人とは?
丸尾 大地とは3年ぶり、庄汰とは昨年の3月に一緒に舞台をやっていて、二人とも企画発案の当初から今作に出てもらいたい役者として考えていました。
──配役は、松島さんが佐々木小次郎、佐伯さんが宮本武蔵。
丸尾 大地はもうこんな感じで濃い顔ですし(笑)、それまで僕が知っていた大地はめちゃくちゃ雑なヤツ。豪快だし体も大きいし…ただ演技にちょっと繊細さがないので、そこらへんをうまく生かして伸ばしながらやりたいな。大地ならワイルドだし、お客様の想像を裏切らないし、その発展形に持っていける宮本武蔵ができるかな、と思いました。庄汰は前作が現代劇だったんですけど、内面を演じるのが上手いイメージがあって…彼は見栄えのかっこよさとか、そんなに考えてないんですよ。もしかしたらそういうの得意じゃないのかもしれないんだけど、どちらかというと内面を掘り下げていくのを大切にしている役者。今回の佐々木小次郎も内面を追いかけていく物語なので、庄汰だったら役を広げてくれるだろうなと思って決めました。
松島 僕は丸尾さんとご一緒した『罪男と罰男』が大阪公演のみで東京公演ができなかったというのもあって、やっぱり今回、リベンジの思いは大きいですよね。ただフタを開けたら苦手な歌とダンスがしっかりあり…殺陣はがっつりやるだろうと覚悟していましたが、実際今ヒーヒー言っております(笑)。
丸尾 ハハハッ(笑)。
松島 小次郎としてはストーリーにある“裏切り”をちゃんと大事にしつつ、喜怒哀楽もしっかりしているキャラクターなのでそこのメリハリのつけ方が今後の課題だし、面白く広げていきたいと考えています。
──今作の佐々木小次郎は「勇気以外全てを持っている男」。
松島 佐々木小次郎っていろんな説があるんですよね?
丸尾 そうそう。史実に基づくとすでに50〜60歳くらいだったとか、実は二人いたんじゃないかとか、調べるといろんな説があるので、だからこそもう自由に考えたいなって。かっこよさとか、なぜ決闘したのかという理由なんかもね。
松島 そうですよね。うん。なんか上手いところに行き着いたら面白いなぁと思います。
松島庄汰
──対する宮本武蔵は「自由奔放、その日暮らしの色男」。
佐伯 僕はもう丸尾丸一郎さんに懐いているので(笑)、今回はちょっと久しぶりに鹿殺しさんに呼んでいただけてまずは「うわぁ、楽しみだなぁ」っていう気持ち。で、演目が『秘剣つばめ返し』、巌流島の戦い。なぜか日本人みんなが知ってるし、大抵の人が好きなキャラクター、好きなエピソードだったりする。そういうたくさんの人に知られている歴史上の人物を演じるのって役者としてはやっぱりやりがいがあるので、さらに楽しみですね。
──発表されているビジュアルもイメージにぴったりで。
丸尾 いいよね、あの表情。大地なんて一瞬誰かわからないくらいじゃん。
佐伯 撮影のときに「黒澤映画の『七人の侍』のイメージで」とオーダーがあって、その場で画像を検索しちゃいました(笑)。それを思い浮かべての「うわあぁ〜〜!」です(笑)。
──小次郎と武蔵以外のキャラクターも、十人十色それぞれにものすごくしつこい感じが面白いですよね〜。
佐伯 台本を読んでその裏切り方もいいなぁと思ったし、筋を通しながらもちょっと役を逸脱してちゃんとふざけるシーンもあったりして…こういう世界すごい好きなので、僕ら以外のそれぞれの役たちのズレ方も読んでいてずっと「楽しいな」って思っています。
佐伯大地
──喜劇をベースにした男たちの闘いの話でありながら、根底に強い「愛」を感じるお話。優しい物語だなぁと感じました。
丸尾 ありがとうございます。
佐伯 そう、優しい話ですよね。
松島 うん。それぞれの「愛」、ね。
佐伯 あの、冒頭でしっかりカッコいいシーンをやったあとにズッこける、ってやったあとにみんなで踊る曲が入るんです。それがまためちゃめちゃポップで、「うわぁ〜、こういう風な感じで来るのね!? 面白いなぁ」って。和風で来るかと思いきや、めちゃめちゃ爽やか〜。
松島 そうそうそう!
丸尾 巌流島の戦いから始まって「嘘でした」って流れの中で、ここはちゃんと裏切りたいなって思ってさ。やっぱりエンターテインメントの舞台だからね。
佐伯 そう! あの曲がかかって、お客さんが「あ、この舞台はこういう感じなんだね。この舞台はおもしろいやつなのね。オッケー」ってなれる。
松島 それが最初の裏切り、と。
丸尾 うんうん。
丸尾丸一郎
──稽古の感触はいかがですか?
丸尾 まず驚いたのは大地。前回一緒にやってから今回改めて芝居を見たら、めちゃくちゃ上手くなってたんだよね。
佐伯 ホントですか!?
丸尾 ホント。俺今まで大地のこと「上手い」なんて言ったことなかったけど──
佐伯 はい。だって一番最初にご一緒した『ツチノコの嫁入り』のときなんかすでに伝説ですけど、「大地はもう愚鈍で…キライなんだよ」って。
丸尾・松島 (爆笑)。
──強烈ですね。
佐伯 ハハハッ(笑)。
丸尾 そこからの付き合いだから(笑)、ホントにこんなに成長しているとは! 自分でちゃんと声とか演技をコントロールできるようになっているっていうのと、舞台上での遊び方もわかってきたっていうのと、殺陣はもう経験積んでできるようになってるし。だから…役者って本番の舞台数って重要なんだなと思います。きっと、この数年間で相当本番の回数を重ねてお客さんとのコミュニケーションの仕方なんかがわかってきたんじゃないかな。その現場その現場でのいろんな合わせ方っていうのを手に入れて…ホント、印象が変わりました。ガラッと。
佐伯 (照)。
丸尾 庄汰はすごいポテンシャルがあるんですよ。ただね、いつも「勿体無いな」って思うんですよぉ。
松島 フフッ(笑)。
丸尾 さっきも殺陣・ダンス・歌をあまりやってないなんて言ってたけど、でももっとちゃんとやったら絶対上達して、今とはまた違う景色も見えるはずなんですよね。ただ現代っ子気質というか…「一生懸命にやってないですよ。追い込まれてませんよ」的な風を装うっていうのかなぁ…。
松島 (笑)。
佐伯 そういう点では僕たちは向き合い方が逆な二人なのかもしれないです。自分はどちらかというと怒られに行くというか、全部さらけ出して「俺、ダメなんです! どうぞ言ってください」ってタイプなんだけど…不器用だから。でも松島くんは多分もともと器用なんだと思うんですよね。
松島 いや、俺も不器用ですよ。ただもう「できないものはできない」っていう境地なだけで。
丸尾 (笑)。
松島 以前中国のドラマの現場で…かなりの大作で、現地に行って撮影したんです。それが3日前に台本渡されて「内容変わりました」。1ヶ月練習してきた中国語が全部無駄になって…ストーリーも全然違うんですよ!
丸尾・佐伯 えぇ〜っ!?
松島 なんとか向こうの大スターたちの中で一人戦いに行くっていうそのシーンをやりましたけど…そのとき初めて本気で「死にたい」って思いました(笑)。
丸尾・佐伯 あー。
松島 もちろんやり遂げましたけど──それこそ大勢の人の前で恥をかき、死に物狂いで。
松島庄汰
──それがトラウマに?
松島 ですね(笑)。もちろん「あれに比べればこんなこと」って思えるようにもなったし度胸はつきましたけど、やっぱり自分の思いは言おうと決めた。それまではホントに「なんでもやります!」派だったけど、でもできないコトはできないんだよって思い知らされたので。
丸尾 なるほど。でもやっぱりまだ庄汰の「できない」ラインはもっと先にあると思うから、この稽古、この作品でもっと歌・ダンス・殺陣に燃えてもらって、役者としてひとつ目の色変わる活躍をしてもらえたら嬉しいなと思いますね。
松島 ダンスはなぁ…もうファンのみなさんの間でも“できないキャラ”が確立しちゃってます。レッスン、やってもやってもできないもんで(笑)。
佐伯 そう? 可愛い感じに仕上がってきてるよ。よし、そのイメージ、つばめ返そうよ!
丸尾 おっ。
松島 そうか。今回でつばめ返せるかなぁ。
佐伯 返せる返せる!
松島 じゃあまずはこの筋肉痛をなんとかしないとなぁ。
丸尾・佐伯 (笑)。
──正反対の小次郎と武蔵=松島さんと佐伯さん。早くも素敵な化学反応の香りがします。
松島 そうですか? 佐伯くんには俺にはない野生があるので、ちょっとワイルドになりたいなぁと思い、最近その野性味を学んでいるところです。
佐伯 松島くんはやはり「内なるモノを演じるのが上手い」という雰囲気がしっくりきますね。本読みの段階でも小次郎のナイーブさの表現とか、俺にはできない読み方で「いいなぁ」と思いました。
丸尾 そんな二人が意気投合できるところまで芝居を持っていけたらいいよね。
松島 いいですよねぇ。そして笑いの先の「感動」までも、持っていけたら素敵だなぁ。
丸尾 うん。そういう気持ち良さ…なんかちょっと自分の隣にいる人のことを好きになる、人間を好きになるようなことの心地よさをお客さんにも伝えたいからさ。
──演出的な“狙い”などは?
丸尾 年間何本も舞台を創っていると、やっぱり毎回なにか「これ」っていう課題を見つけないと、なぁなぁになってしまうような気もしていて。で、今回は「三味線ってまだやってないな」って思って入れてみました。セットはバン!と松の絵が描かれた能舞台のイメージなんですけど、その中で見せていく。必要な道具は極力少なくして、役者のパワーで魅せていくってカタチですね。奇を衒わずややこしいことはせずに…照明も厳かなイメージ。それこそ能も役者がどんと立っている、それこそが芸術の始まり、みたいなね。そういう感覚でとてもシンプルに創っています。だからこそ役者にはすごく負荷の高い舞台だとは思います。上手くやればめちゃくちゃカッコイイし、喜劇としてしっかり成立させていかないとですね。
佐伯 僕は丸尾さんが稽古で吐く言葉がやっぱりすごくキャッチーだし聞いていて楽しいので…自分のダメ出しはもうどうでもいいんですよ、自分で直すことだから(笑)。でも人に言っているときの「どうにかしてコイツを良くしたい」って思いが…よく頭抱えているんですよ。「どうしたらいんだろう!?」って(笑)。
丸尾 うん、確かに抱えてるね(笑)。
佐伯 その姿を見て、「あー、演出ってそうあるべきなんだよなぁ」って、俺は思う。やっぱりどうしても時間とかいろんな理由でそこまで行けずに進んでしまう現場もあったりするけど、丸尾さんは細かい全部に「これはダメだぞ〜」って頭を抱えてくれて、全部乗り越えてくれようとするのが見ていて楽しいです。自分にも返ってくることもすごくありますし。
松島 丸さんは役者のことをよく考えてくださった上で、それぞれに合う言葉で演出されている印象がとても強いですね。あと前作の時もそうだったんですけど、様々な「愛」を描く手腕がとても素晴らしいなって感じています。
丸尾 プロデュース公演は彼らのような素敵な役者との新しい出会いがあるのが一番の魅力ですよね。それぞれの個性や芝居に刺激されて今まで自分の中になかった発想が生まれることもたくさんで…“役者に書かされている”感覚も大いにあります。もちろん、なかなか上手くいかなかったりして苦労することもたくさんあるけれど、それ以上にやっぱり新しい役者との出会いは楽しいし、こうやって劇団員も一緒に共演することによって、同世代でも自分とこうまで違うのか、ここは自分には足りないな、ということに気づいていくいい機会にもなるし。毎年やる公演として、自分にも劇団にもとてもためになる公演だと思っています。僕らは僕らでやれること、小劇場と商業演劇の間のそれぞれのいいところを生かした双方の架け橋のようなところで芝居が作れたらいいなぁって感覚ですね。
──2021年になってもなお新型コロナ感染拡大の影響は続いていますが、その中でもこうして演劇を届けていくこと、舞台に立ち続けることに対して、この状況下でしか感じられない思いなどもあるかと思いますが…。
丸尾 僕はコロナのことが出始めた頃、ちょうど自分自身が「芝居を創り続けていくのもなかなかしんどいなぁ、ほかにやりたいことあるかなぁ、昔から服作るのも好きだしそういうこともやってみたいなぁ」なんて思っていた時期だったんですね。
松島・佐伯 えっ。
丸尾 で、ちょうど手元にメンタリストのDaiGoさんの本があって、なんとなく「天職とはチェック」みたいな項目をやっていったら…俺、めちゃくちゃ当てはまったんですよ(笑)。天職だったんです、演劇。
松島・佐伯 (爆笑)。
丸尾 どんな内容かって言うと、「その仕事をしていて3、4時間没頭し、気づいたら時間が経っていることがありますか?」みたいな質問がたくさん書いてあるわけ。それやっていったら、もう、ほぼ全部当てはまってるんだもん(笑)。だから今年の春、演劇は天職だって気づきました。
松島 え、遅くね?
丸尾 (爆笑)。
佐伯 びっくり(笑)。まさかのDaiGoさんの本ってところがまた面白すぎ!
佐伯大地
──意外なところに天啓が。
丸尾 ね(笑)。だからもう今は清々しく…社会の状態を見ながらではありますけど、「これしかないんだ」「これが自分のやるべきことなんだ」って思ってしっかり舞台に取り組んでいます。ま、どんな状況であろうと、これからもどういう形であれお芝居を創っていって、魅せていく。そしてお客さんになにか今後の人生がちょっとでも良くなることを届けていくっていうのが僕の仕事なんだなって。だから今…DaiGoに会いたいもんっ。
松島・佐伯 (爆笑)。
丸尾 ハハッ(笑)。なんでしょうね。逃げ道とか言い訳とか考えず、やっぱりこっちが素晴らしいお花畑だよって、気づかせてもらえましたね。
佐伯 僕はステイホームしてたらそこでのヒマな時間、寂しい時にはお芝居の放つエネルギーみたいなのが直結して欲しくなるでしょ? そうしたら需要と供給が絶対合致するのはどんな時代になってもあり続けることだから、芝居が打てなくてもあまりくよくよせず、自分の目の前の仕事に全力で向き合って真摯にやっていくことが一番だって、すっごく思います。配信など演劇の新たなシステムもより普及していくでしょうし、自粛期間中は自分で集められる台本いろいろ集めて、仲間と一緒に読んだり一人で読んだり、そんな貴重な時間もたっぷり取ることができて…自分の冷却期間としてはいい体験となりました。なのでここからは再び明るく元気に、自分がやるべきことをやるしかないなって思っています。
松島 うん、そうだよね。でも…マスクしながらの稽古がこんなに大変なモノだと思わなかった! 息もしっかりできないし。
丸尾 声も出ない。やっぱり楽しくはないよね。
松島 稽古場進んでもみんなの顔、まだちゃんと見てないなぁとかさ。
佐伯 そうそう。で、本番で初めてじっくり見て「え、こんな感じだっけ?」ってびっくりしたり(笑)。
松島 ハハッ(笑)。でも去年もそういう中でも劇場に来てくださるお客様がいらっしゃって、客席でマスクをして観劇している姿を見たときに、やっぱりより心を動かすということを、映像ではできない舞台ならではの直接届ける思いだったりとかそういうのをもっと…それまでもやってはいましたけど、さらに丁寧にひとつひとつ伝えていかなくちゃっていう思いを強く持ちました。もちろん今もそういう気持ちです。
──このインタビューがみなさんに届く頃には、本作の開幕もいよいよ間近。改めてお客様へメッセージをお願いします。
佐伯 巌流島の戦いという誰もが知っているお話を、面白く、気軽に笑えるように描き、尚且つ、家族や恋人への愛、想いというものがすごく感じられる作品。必ずや楽しく、とってもいい気持ちを持って帰れるような舞台に仕上げます。来ていただけたら嬉しいな。気軽に観れるちょうどいい尺で、三味線も入ってそれがまたすごくカッコイイし…いやこれ、すっごく面白くなると思いますよ!
松島 生で三味線の演奏を聴ける時代劇なんてなかなかないと思うし、それで歌もあってダンスもあって…感情を吐き出す部分もあるし、ホントになんでもアリの世界。気軽に観れる作品だと思います。劇場でお待ちしております。
丸尾 庄汰も大地もだし、振付のつじ本(知彦)※さんも楽曲提供の伊(真吾)さんも…今まで自分が演劇を続ける中で出会ってきた素晴らしい仲間が、「やろう」って言ったらパッと集まってくれて舞台を創れるっていうのは、すごく幸せなことだなぁ。そしてみんながすごくいい仕事をしてくれるし、僕はそんな幸せを噛み締めつつ、なんか高みを目指していけたらいいなぁと思っています。お客さんにとっても想像力あふれる舞台を見せることプラス、幸せな気持ちにさせられるような舞台を創る。劇場に来ていただける方はもちろんですが、今回は配信もありますので、この機会にぜひ配信でも舞台というモノも体験していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
(左から)佐伯大地、松島庄汰、丸尾丸一郎
取材・文=横澤由香  写真撮影=寺坂ジョニー
※「つじ本知彦」さんの「つじ」の正しい漢字表記は、しんにょうの点が1つの「つじ」の字ですが、2004年策定の「JIS2004」の規格外文字となっているため、SPICEのシステムに登録できません。そのため、やむを得ず便宜上、「つじ」の字を平仮名表記します。

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