A.B.C.-Zが新たな才能を発掘 100人
のジャニーズJr.からナンバー1に選
ばれたのは?

(参考:A.B.C-Z「下ネタ路線」の狙いとは 童貞ドラマでアイドルの新境地開くか?)

 同番組は、9歳から21歳までのジャニーズJr.総勢100人が、ジャニーズタレントにとって大切な表現力、体力、トーク力、歌唱力を競い合うという内容で、優勝者には一日限りのソロライブをプレゼントされる。審査員は、現在人気上昇中のA.B.C.-Zらが務め、Jr.メンバーたちの資質をジャッジする。

 まず行われたのは、表現力審査。ジャニーズきってのダンスの達人である、五関晃一が振り付けた課題ダンスを、より表現豊かに踊ったものが次のステージへと進出できる。審査員にはジャニーズの振り付け師でもあるJOJOも加わり、Jr.メンバーたちは彼らにアピールするため必死に踊った。審査基準にはダンスの技術だけではなく、表情なども加味され、松倉海斗、高橋颯、髙橋海人ら、総勢21名が選出された。

 続いては体力審査。審査員はアクロバットを得意とする塚田僚一が務め、30メートル走を行うことに。塚田はお手本として、30メートルをバック転のみで完走し「これができなかったら失格」と宣言。Jr.たちを凍り付かせるが、A.B.C.-Zメンバーに「お前しかできねーよ」とたしなめられた。実際には、まず全員が30メートルを走り抜き、次回タイムで自分の記録を上回ったものだけが合格というルールとなった。ジャニーズでは、自分の限界を越えることがスターの条件とされていることから、このようなルールが制定されたとのこと。この審査では合格者が10人まで絞られ、中には関西Jr.のメンバーである平野紫耀らも選ばれた。

 トーク力審査では、A.B.C.-Zのバラエティ担当・戸塚祥太と、お笑い芸人であるフォーリンラブのバービーが審査員を務める。お題は「写真でひとこと」で、与えられた写真に対し、いかに面白いコメントができるかが競われる。最初の写真は、戸塚と塚田が取っ組み合いのケンカをしているもので、その原因をJr.たちが考察。「塚田くんが戸塚くんのお母さんに色目を使った」「塚田くんのワキが臭かったから」などの珍回答が続出した。結果として、永瀬廉、川崎皇輝、岡本カウアン、平野紫耀、髙橋海人の5名が最終審査に進むことに。

 ソロライブをかけた最後の戦いとなる歌唱力審査は、現在ジャニーズJr.が出演するライブが行われている日比谷シアタークリエにて決行。審査員は、A.B.C.-Zのメインボーカル橋本良亮と、日本を代表する作曲家のひとりである服部克久が務める。課題曲には「青い山脈」や「東京ブギウギ」など、服部克久の父・服部良一が作った名曲が選ばれ、Jr.メンバーそれぞれが工夫を凝らして歌った。最年少である川崎皇輝が「青い山脈」で澄んだボーイソプラノを披露したり、声変わりの途中である髙橋海人が「買物ブギー」を軽快に歌いきったりと、Jr.ならではの歌唱も見どころとなった最終審査。優勝者は、審査後の会場で行われるライブが終わった時点で、大勢の観客の前で発表された。100人のジャニーズJr.から見事ナンバー1の座に輝いたのは永瀬廉。優勝発表後に行われた特別講演では、先輩であるA.B.C.-Zをバックダンサーに従え、赤西仁の「ムラサキ」などを熱唱した。

 Jr.メンバーにスポットを当てた今回の特別番組。彼らが普段から努力を重ねていることが伝わる内容だっただけに、改めてファンになったという方も多かったのではないだろうか。(リアルサウンド編集部)

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