入野自由&茅野愛衣、ボカロP・カン
ザキイオリの小説「あの夏が飽和する
。」初回特典の朗読音源に出演

(c)Kawade Shobo Shinsha., Ltd. All Rights Reserved. 入野自由茅野愛衣が、小説「あの夏が飽和する。」(河津書房新社刊)初回購入特典の朗読音源に出演することが明らかになった。
 同作は、2018年にカンザキイオリ氏が発表した同名ボーカロイド楽曲の後日談を描く物語で、原作楽曲で歌われた世界から13年後に起きた新たな恋と逃避行を描く。かつて夏の逃避行の果てに恋人の流花を失った主人公・千尋は、13年後に彼女と生き写しの女子高生・瑠花と出会う。時を同じく、瑠花の同級生・武命(たける)は壮絶な虐待の末に悲劇的な計画を決意するが、千尋は破滅の道に向かうふたりをあの夏に言えなかった言葉で救おうと奔走する。
 入野と茅野が朗読を担当するのは小説冒頭の約20分となっており、刊行に先立って入野がナレーションを務めるオリジナルプロモーションビデオも公開されている。さらに、特設サイト(http://www.kawade.co.jp/anonatsu/)では、すべての始まりである13年前の物語を書き下ろしスピンオフエピソードとして全6回で順次公開していく。
 今回の出演を受け、入野は「常々“朗読”とは、『なんと難しいものなんだろう』と思っていましたが、今回改めてそれを痛感しました。一瞬たりとも気の抜けない濃密な時間を、カンザキさんご本人と共に作り上げる事ができて、とても嬉しかったです」と収録を振り返り、「曲を初めて聞いた時のあの衝撃を、この朗読を通して再び感じて頂くことができるのではないでしょうか?」と呼びかけている。茅野は「収録当日、カンザキさんから渡された台本には、 1つ1つの台詞にこんな風に演じて欲しいというメッセージが赤いペンで書かれていました。その言葉から、作品への熱い思いを感じ、この熱を流花の声でも伝えられたらと、彼女に寄り添いながら演じさせて頂きました」と述べている。
 小説「あの夏が飽和する。」は9月18日に刊行予定。価格は1400円(税抜き)。初回購入特典の朗読音源ほか、期限なしの購入特典として2月にリリースされたEP「人生はコメディ」に収録の小説元となった楽曲「あの夏が飽和する。」「死ぬとき死ねばいい」「人生はコメディ」をダウンロードできる。

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