鹿野 淳氏による「音小屋」がオンラ
インで開講
2012年から毎年続けている、音楽ジャーナリスト&フェスプロデュース養成学校の音小屋ですが、今期は講座の半分の状態で終講いたしました。言うまでもなく新型コロナ感染症防止対策によるものです。 寺子屋をもじって名づけた音小屋なので、下北沢のMUSICA編集部の会議室という密閉空間で熱く、言葉や感情や思考をぶつけ合って今までの授業を行ってきましたが、その熱血は今や三密と呼ばれるものになってしまい、今後の授業の在り方を考えあぐねていました。 そして今回の音小屋オンラインに辿り着きました。オンラインサロンのお誘いに今まで耳を貸さなかった自分ですが、ここは素直に前向きな掌返しをしながら、CAMPFIRE Commnityやfacebook、そしてZoomを使用しながらオンラインにて、よりボーダレスな音小屋を再開しようと思います。 コースは3つあります。
1つ目は「ジャーナリズム科」
メディアプロデュース、取材、ライティングについて、時にゲストを招いてディスカッションしたり、時に課題を出してライティングし合ったりしながら、音楽ジャーナリズムの現場を体感してもらおうと思います。さらにはその時々の音楽的なトピックスについてもディスカッションを含めた講義を行い、生きた授業を行おうと思います。音楽ジャーナリストとして30年間最前線で活躍し続ける講師による、生身のジャーナリズムを堪能してもらいます。
フェス、イベント、ライヴに関するノウハウやイメージの持ち方、そしてライヴやフェスの歴史的な検証を、これまたゲストを招いてディスカッションしたり、参加者と考え合ったりしながら講義を進めていこうと思います。こちらもライヴやフェスなどの時々のトピックスをーーそれこそ今はこのコロナ禍におけるエンターテイメントの在り方などを話していければと思っています。大型フェスを複数、20年間にわたりプロデュースし続けている講師による、この国におけるフェスの細かい知識までを会得することができます。
言葉通り、ロックの歴史を講義するものです。洋楽は50年代から、邦楽は70年代から。様々なアーティストや名曲を検証しながら、時代性、社会情勢や政治などの背景を含めてその時々のロックの必然性や業のようなものを掘り返していこうと思います。YouTubeなども用いながら当時のリアリティをヴィジュアルや名演によって鮮明にすることによって、生きた情報が身につく講義にしたいと思います。講師は早稲田大学のエクステンションセンターなどでロックの歴史学の授業を担当しており、今までにないロックの歴史を体系立てる貴重な講義となることと思います。
音小屋主宰:鹿野 淳
当面は会議室に集まって行う既存の音小屋は休止します。再開の目処が立ちましたら、別途告知させていただきます。
SPICE
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