晴れた日は乃木坂46を聴き、山崎まさ
よしの音楽で旅行気分を楽しみ、最高
沸点を更新し続けるWiennersと強烈チ
ューハイで悩みを吹き飛ばせ『聴食の
楽しみ方 Vol.2』

近年、エンタメに対する楽しみ方が多様化している。動画サイトでの配信やSNS上でのコラボ企画など様々。SPICE編集部でも一味違った形でエンタメの紹介をできないかと、「音楽」と「食」を組み合わせた連載を始動! 本企画は京阪神のグルメ最新情報を発信し続け、現在も関西のテイクアウトできるお店紹介などを発信するなど、関西のカルチャー好きから信頼を得る京阪神エルマガジン社の月刊誌『Meets』編集部に協力を頂き、音楽ライターオススメの音楽とともに、その音楽に合うお店をご紹介! 今は『Meets』を読み、外食気分に浸りつつ、外食が楽しめるようになったその時は、是非音楽を聴きながらオススメのお店で食事を楽しもう。
担当ライターその2:城本悠太
SPICE編集部に所属。CDショップでの販売を経験し、SPICEへ。音楽はジャンル関係なく、完全主観で「良い!」と思えるものをひたすらに推し続ける。深夜ラジオを聴くことがライフワーク。
(1)悩み事を吹き飛ばす程のガツンとしたインパクトが欲しい時に聴きたい曲/Wienners「ANIMALS」
一曲目にご紹介したい楽曲はこちら。イントロの目まぐるしい楽器の音から<VITAL,LIFE,VITAL>の掛け声とともに、さらにヒートアップし、ノンストップで繰り広げられる、Wiennersの奏でる複雑で破壊的だが洗練されている次元すら曖昧になるサウンド。
Wiennersは常に最高沸点を更新し続けているが、この楽曲を初めて聴いた時、彼らはある種の頂上に立った印象があった。ギター、ベース、キーボード、ドラムのハイレベルな演奏はもちろん、歌詞が完全に別次元から万物を見ているのだ。
<銀河>、<太古>、<進化>、<退化>、<概念>、<生命>など、一曲の中で宇宙から歴史、概念、生き物など、視点が自由自在にグルングルン変わる。ただ一貫性がないわけではなく、全ては「人間最高」というメッセージに着地する。感情ではなく、DNAから奮い立たされる思いを味わうのは本当に感動的であり、快感でもある。
肉体的にも、精神的にもアツくなり、多少の悩み事ならちっぽけに思える規模感とインパクトのある一曲。

●『Meets』編集部オススメのお店はコチラ!●
・izakaya kamonn[大阪・中崎町]
『全てを忘れる強烈チューハイ。』
店内でアパレルのポップアップなど仕掛けが楽しい焼鳥店[kafu]の新店。フードは焼鳥と鮮魚が主だが、名物野菜チューハイは必食。生パクチーがこれでもかと詰まる様は痛快インパクト!
(2)どこか違う国の空気が味わいたい時に聴きたい曲/山崎まさよし「メヌエット」
次に紹介したい楽曲はこちら。アコーディオンの音が印象的なこの楽曲は、聴くとどこか異国の地を描いた絵画のようなイメージが目の前に広がる。
賑やかな風景ではなく、落ち着いた田舎のような風景。アコーディオンのメロディだけでなく歌詞に並ぶ<寝静まる冬枯れの季節>や、<見放された荒野の先>といった哀愁漂う言葉もその想像を掻き立て、異国の乾いた土の匂いが混じった風が体を通り抜ける感覚を覚える。
また、この楽曲は2005年に発売されたPS2用ゲーム『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のテーマソングとなった楽曲。作り込まれた広大な世界を冒険するゲームのテーマソングということもあり、山崎まさよしの楽曲の中でも異色の作品となっている。ゲームをプレイした方は作中の場面を含めて非日常な気分に浸れるはず。
旅行が難しい中、日本じゃない空気を味わいたい時に聴きたい一曲。

●『Meets』編集部オススメのお店はコチラ!●
・ポルトガル料理 ビバリオ [神宮丸太町]
『現地のワインで旅気分アップ。』
シェフ・作間マルセーロさんは、お母様の祖国・ポルトガルの味を日本で広めたいと店をスタート。和の要素を加えた料理は、遠い異国の味わいの中に懐かしさも。コースでぜひ堪能を。
(3)晴れた日にぼんやりしながら聴きたい曲/乃木坂46「何度目の青空か?」
最後に紹介したい曲はこちら。曲タイトルにもあるように「青空」がテーマの楽曲。<校庭>や<青春>と言った歌詞が並ぶが、決して若い世代だけに向けられた曲ではなく、「今、何かをやろうとしているが行動できていない」という想いがある人、全てがこの曲の主人公になる。
サビのラストにある<今の自分を無駄にするな>という歌詞がもつメッセージはあまりにもまっすぐで、いかなる状況にあってもハッとさせられ、「自分」を見直すきっかけを生んでくれる。
また、この曲はそういった「未来」を照らしてくれつつ、冒頭にも書いたような「学校」を連想させる歌詞が散りばめられているため、ノスタルジーな気分にもなれる。「過去の自分から見た今の自分」というイメージに繋がり、「果たして今の自分は、過去の自分から見てどのように映るのか」そんなことすら考えてしまうのだ。
ぼんやり聴きたいと書いたが、この曲を聴いていると無意識に今できることは何かを考えてしまう、行動を起こす原動力にもなり得る一曲。

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・バヒュッテ[京都・修学院]
『全面窓で爽快、本屋で立ち呑み。』
叡山電車・修学院駅からスグの立ち呑みスペース併設の飲める本屋。四方から光を取り入れる建築は天気の良い日は特にサイコー! ロゼワインとカレーおかきの可愛いペアリングで。
文=城本悠太  取材協力=Meets Regional編集部

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