ヤマザキマリが描く古代ギリシャのオ
リンピック「オリンピア・キュクロス
」ショートアニメ化

(c)ヤマザキマリ・集英社/「別冊オリンピア・キュクロス」製作委員会 「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ氏が古代ギリシャのオリンピック(オリンピア大祭)をテーマに描いたコメディ漫画「オリンピア・キュクロス」のショートアニメ化が決定した。「別冊オリンピア・キュクロス」のタイトルで、クレイ(粘土細工)アニメで動くキャラクターを核として、さまざまな映像技法を取り入れた作品になる。東京オリンピックが開催される今年、4月からTOKYO MXで放送を開始する。
 「グランドジャンプ」(集英社刊)で連載中の原作では、壺絵師見習いながらも高い運動能力を備えた青年デメトリオスが、ある日、村の領地と憧れのアポロニアをかけた競技会に巻き込まれてしまう。争いごとが大嫌いな“草食系オタク”のデメトリオスは、甕(かめ)の中に入ってひとり思い悩むが、外に出るとそこは前回の東京オリンピック開催に湧く、1964年の東京だった。デメトリオスは、東京からさまざまな知恵や習慣を吸収し、古代へと持ち帰っていく。
 アニメ版の監督は、Eテレの「ミッツカールくん」や「オドモTV」を手がける藤井亮が担当。藤井監督は「歴史と比較文化、スポーツと哲学、さまざまな要素が深く絡まった漫画作品のアニメ化。それを、5分枠で!? そんな無茶な! そもそも、それ僕が作って大丈夫ですか? と100回くらい聞きました。しかしヤマザキ先生のOKが出ましたという驚きの回答……こうなったからには全力で(変な)映像化を頑張りたいと思います。原作とはすこし違った並行世界の物語として、『別冊オリンピア・キュクロス(別オ)』お楽しみください」と、アニメ版の内容について語った。
 原作者のヤマザキマリ氏も「藤井監督にクレイ化して動かしてもらうためにデメトリオスを生んだのではないかと思うくらいの、キャラクターと素材の素晴らしいマッチング感。古代ギリシャ人にも見せたい」とアニメ化をよろこんでいる。

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