luz、そらる、まふまふ、センラら出
演 進化し続ける『XYZ TOUR』が横浜
アリーナで見せたもの
2019.9.28 横浜アリーナ
オールナイトニッポン0(ZERO)presents XYZ TOUR 2019 -YOKOHAMA ARENA-
あらき、nqrse、センラ、めいちゃんによる「リコレクションエンドロウル」では、あらきとnqrseが、センラとめいちゃんがジャレ合ったり、4人で肩を組んで仲よく揺れたり。「最高の夜にしようぜ!」と叫んだそらるが歌い、まふまふがギターを弾いた「アイフェイクミー」では、演出のファイヤーボールが噴き上がる中、色違いのナポレオンジャケットを着た2人がアグレッシブに躍動。まふまふもマイクを手にした「ブラッククリスマス」では、まふまふの“悪い子はここかな”、そらるの“さらってやろうか”がさらなる燃料となって、場内の熱気は高まるいっぽうだ。
そらる
まふまふの透明感あるハイトーンとnqrseのラップが絶妙に絡み合う「GHOST」、センラとめいちゃんの歌声がR&Bテイストによく映える「シャリューゲ」とぐいぐい引き込み、「コールボーイ」を歌うセンラはステージ中央から伸びる花道の先のセンターステージへ。しゅーずは「Highway Lover」でフェイク、ビブラート、ファルセットを駆使し、しゅーずとluzが背中合わせに歌い始めた「ミックスジュース」では歌詞に合わせ2人が濃密に絡んだり、「Ice breaker」ではセンラとluzがオーディエンスを煽り、向き合ったままゼロ距離に接近したり。センラとluzがラップをし、nqrseがメロディを歌ったりもするXYZオリジナル曲「ユルファ」に続く「フィクサー」では、ステージに残ったnqrse の「背負い投げおじさんが来ますよ」という言葉を受けてそらるが登場。『XYZ TOUR 2019-SUMMER-』中、大阪の宿舎で突然そらるに背負い投げされたというnqrseが突発的に発した言葉だったようだが、アンコール時のMCで、「背負い投げおじさん」ではなく「背負い投げ王子」と聞き間違えたそらるがまんざらでもなさそうな表情だったことをnqrseが暴露したりと、とにもかくにも楽しい波が次から次へと押し寄せてくるのが『XYZ TOUR』である。
kradness
10曲をメドレー的につないだ怒濤の“DJ Time”の始まりは、なんと誰もが知る有名曲の「U.S.A.」。横1列に並んだあらき、kradness、しゅーず、めいちゃんが本家をオマージュしたオリジナルの振付も完璧にこなし、オーディエンスはサビで大合唱。そんな盛り上げ方もできてしまうのは『XYZ TOUR』の面々が器用なエンターテイナーであり、リスナーを楽しませよう!という気持ちが強いからこそだ。「無頼ック自己ライザー」では、kradnessの牽引でまるでEDMフェスのような高揚に包まれ、「エイリアンエイリアン(DIVELA Remix)」ではクラップにジャンプにオーディエンスをどんどん巻き込んでいったun:cとkradness。luzがun:cの手に口づけをするなど色気がダダ漏れだった「クイーンオブハート(SISTER Edition)」に、あらきが伸びやかなハイトーンを響かせた「ECHO」。しなやかにダンスしながら「PiNK CAT」を歌ったしゅーず。ステージ上段で圧倒感を放ちながら「一騎当千」を歌うluz。個で複数で、息つく間もなく魅了していく。
しゅーず
luzの「みんなおいで」という声でun:c、kradness、しゅーず、センラ、めいちゃんが登場し、6人で歌ったのは「ギガンティックO.T.N」。しゅーずとセンラは動きにキレがありすぎるし、kradnessは客席にマイクを向け、un:cとめいちゃんはジャンプ。センターステージで歌っていたしゅーずとluzが他4人が待つステージ真ん中のお立ち台へと向かい、いざ台に乗ろうというところでしゅーずが転んでしまうと、luzがさっと支える場面も。
今度はまふまふが「みんなおいで」と、あらき、そらる、nqrseを呼び込んで、「ロキ」へ。「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」で一足早くハロウィン気分を味わわせてくれたそらる、nqrse、まふまふ、luzは「パンダヒーロー」でセンターステージへ。本編ラストは、8月に動画公開された「Finale」。あらき、un:c、センラ、そらる、nqrse、まふまふ、めいちゃん、luzが声を合わせるそれは、圧巻だった。
文=杉江優花 撮影=小松陽祐[ODD JOB]、堀卓朗[ELENORE]、釘野孝宏
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