shelfがシンメルプフェニヒの戯曲「
AN UND AUS|つく、きえる」を上演~
東日本大震災と福島第一原発事故の記
憶
■ドラマトゥルク、仁科太一のメモ
■劇作家紹介|ローラント・シンメルプフェニヒ(Roland Schimmelpfennig):
1967年、旧西ドイツ・ゲッティンゲン生まれ。ドイツ語圏で最も頻繁に上演される現代劇作家で、自作の演出を手掛ける場合もある。また、近年は自作がオペラ化されることもあり、小説家としても注目を集めつつある。ベルリン演劇祭・ミュルハイム劇作祭などの招聘・受賞、多数。イスタンブールでフリージャーナリスト兼作家として活動したのち帰国、ミュンヘンの演劇学校にて演出を学び、ミュンヘンカンマーシュピーレ劇場・ウィーンブルク劇場・ベルリンドイツ座などで研鑽を積み、現在に至る。日本での上演歴として、2009年『昔の女』(新国立劇場)、2011年『イドメネウス』(国際演劇協会・ドイツ文化センター)、2013年『つく、きえる』(新国立劇場)、2017年『アラビアの夜』(shelf)が挙げられる。
"shelf"はbook shelf(本棚)の意。沢山のテキストが堆積・混在する書架をモチーフに活動を展開。俳優の「語り」に力点をおきつつ、古典、近代戯曲を主な題材として舞台作品を制作し続けている。2016年4月法人(一般社団法人)化。演劇や舞台芸術一般を、すべて個人とコミュニティとの接点で起こる事象(コミュニケーション)であり、と同時にそのコミュニケーションの様態を追求し、関わり方を検証し続けてきたメディアであると考えて活動を展開。2008年8月『Little Eyolf ―ちいさなエイヨルフ―』(作/ヘンリック・イプセン )利賀公演にて、所属俳優の川渕優子が、利賀演劇人コンクール2008<最優秀演劇人賞>を受賞。同年、同作品名古屋公演(会場・七ツ寺共同スタジオ)にて名古屋市民芸術祭2008<審査委員特別賞>受賞。2011年10月、『構成・イプセン― Composition/Ibsen(『幽霊』より)』(会場:七ツ寺共同スタジオ)にて、名古屋市民芸術祭2011<名古屋市民芸術祭賞>受賞。2014年9月、ノルウェー国立劇場・アンフィシェンにて、「GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN」が、国際イプセンフェスティバル2014 (主催/ノルウェー国立劇場) 正式プログラムとして招聘。2015年11月、タイ・バンコクにて開催されたLow Fat Art Festに招聘。バンコクにて滞在制作、現地アーティストとの共同制作を行った作品[deprived]は、バンコクシアターフェスティバルにて”Best Script of a Play”にノミネート。2018年代表作「Hedda Gabler」にて中国5都市村(武漢、南京、上海、北京、方峪村)ツアー実施。
関連ニュース
SPICE
SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。