【インタビュー】Da-iCE「“好き”っ
ていう気持ちを持ち続ければ乗り越え
られる」 永遠の愛を誓うために必要
なものに迫る!

Da-iCEが、記念すべき5周年イヤー第3弾シングル「雲を抜けた青空」を11月21日にリリース。シングル表題曲としては初めてとなるメンバーが作詞したドラマティックな胸打つバラードは、結婚式にも相応しいナンバー。作詞を手掛けたひとりである花村想太とパフォーマーの和田颯に、歌詞に込めた想いやそれぞれにとって特別なフレーズ、さらには切ない「リフレイン」のことも聞いた。ふたりが考える“永遠の愛を誓うために必要なもの”にも注目!
■颯も思わず絶賛!想太が起こさないよういつも以上に優しく歌った声
――どんなに天候が悪くても、飛行機に乗って上昇していくと、やがて黒い雲を抜けて青空が見えてきますが……「雲を抜けた青空」というタイトルを見たとき、思わずハっとさせられました。
想太&颯 まさにそれです!(笑)。
想太 どんなに雨が降っていても、どんなに辛いことがあっても、雲を抜けたらいつだって青空がある、だから一緒に高く飛び立とうっていう。伝わって良かったです。
――メンバーが作詞した曲が表題曲になるのは初めてのことですが、(工藤)大輝さん、(大野)雄大さんとともに作詞を手掛けた想太さんとしては、中でも特別感のあるフレーズは?
想太 僕はわりと全体的に書いたから、そこかしこに思い入れも意味もあるんですけど……もともとは<いままでは一人 これからは二人>って書いたところを、雄大くんの提案で<いままでは2つ これからは1つ>にした部分。家だったり表札だったり、それまでふたつあったものがひとつになるっていうことを示すそのフレーズ、すごく良いなって思います。
――<「特別」な約束をしよう>というフレーズにしても然り、“結婚”という言葉を用いずにそれを想起させるっていう。
想太 ファンの方から「Da-iCEの歌うウエディングソングがあったらいいのに」っていう言葉をたくさんいただいたことが、この曲を作るきっかけになったんですけど、“結婚しよう”っていう直接的な言葉は入れないようにしようって決めていたんですよ。プロポーズの言葉は、歌の中ではなく、そのあとでちゃんと言うべきだと思ったので。
颯 そういうところも含めて、全体的にすごくいい歌詞。
――特に、颯さんが好きな部分、フレーズを挙げるなら?
颯 いやもう、出だしのAメロからいいですよね。
――恋愛中のふたりの日常が、目に浮かびますよね。
颯 そうなんですよ。彼氏は絶対に彼女の寝顔が好きだよなとか。起こさないように鍵をかけて出ていくとき絶対ニヤついているはずとか(笑)。すごく幸せな、温かい気持ちになれる。
想太 本当は、2番には帰ってきたときに彼女が「なんで起こしてくれなかったの!?」って怒っている描写も入れたかったんやけど、隙間がなかった(笑)。
颯 で、それに対しての「ごめん、ごめん」みたいな?
想太 そうそう。本当は起こしてほしい女の子の気持ちっていうのも大事やと思っているし。
――でも、出だしのAメロでそこまでのストーリーを想像することもできるし……何しろ、起こさないように鍵をかけるって、とても優しくて大きな愛を感じます。
颯 歌にしても、想太くんがいつも以上に優しく歌ってくれていて。
想太 確かに、優しく歌った。何回も歌い直したもん。起こさないような声ってこんな感じかな?って。
颯 その愛が伝わる想太くんの歌声、ぜひみなさんに聴いてほしいです!
――パフォーマンスをするにあたっては……。
颯 この曲、踊っていてニヤけちゃうくらい、自然と幸せな気持ちになるんですよ。そういうパフォーマンスも含めて、すごく温かい曲になったなと思います。
――本当に、大切な人に贈りたい曲です。ちなみに、<喧嘩も時に必要さ>というフレーズがあるのですが、永遠の愛を誓うためには何が必要だとふたりは考えますか?
想太 我慢とか忍耐じゃないですかね。お互いに我慢するからこそ一緒にいられるし、我慢できなかったら続かないんじゃないかなって。
■あのときなんでと思う!想太と颯が共感する「リフレイン」のフレーズ
――恋しているときは毎日が特別だし、多少のことは気にならないですけど、一緒に生活していくとことになれば……。
想太 一緒にいることが特別なことではなく、当たり前になりますからね。例えば1万円の焼肉ってたまに食べるとありがたいけど、毎日食べていたらありがたみが薄れてしまうじゃないですか。それと同じで、大事な人との幸せな時間も、毎日続いていったら普通になってしまって、それまで気にならなかったことが気になったり、不満に思ったりしてしまうから、我慢が必要になるっていう。
颯 確かにそうだよね。その上で、お互いに好きでい続けるっていうことが大事なんだろうなぁ。
想太 だね。本当はその人のことが一番好きなのに、しょうもないことでケンカしちゃったり、お互いの気持ちがすれ違っちゃったり……それでも、“好き”っていう気持ちを持ち続けていれば、乗り越えられるはずなので。愛を見失いそうになってしまったときにも、「雲を抜けた青空」は気付かせてくれる歌になるんじゃないかなと思います。
――同感です。一方、「リフレイン」は失った恋を忘れられずにいる切ないナンバー。ふたりも、気持ちが重なるところがあったりするのでしょうか。
想太 僕はフラれてばかりで、ずっと好きでいるタイプなんですけど……<後悔はいつだってあとになって気づくもの>っていうフレーズは、わかりますね。
颯 あのときなんでとかって思うことあるもんね。
――でも、そういう想いをするからこそ……。
颯 人間的に成長できると思えば、「リフレイン」みたいな切なさや後悔することも必要なのかなと思います。
――さて、記念すべき5周年イヤーを2019年1月の大阪城ホール2Days公演で締め括るDa-iCEですが、この先はどんな未来を描いていますか? 想太 具体的にはまだ描けていないけど、成長はし続けていきたいよね。
颯 うんうん。変わらない部分もありつつ……。
――楽しいキャラクターとか。
颯 楽しいと受け止めていただけていれば嬉しいです(笑)。でも、アーティストとしては一歩一歩、ちゃんと進んでいきたいなって。
想太 そうだね。まだまだ、5人でやりたいことはあるし、できることもたくさんあると思うので。この先も、ひとつひとつ丁寧に形にして、表現していきます!
文/杉江優花

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