【インタビュー】崎山つばさ「心の奥
にあったロック魂が表に出るようにな
った」 野性的で艶がある“俺”を表
現した新たな魅力!
崎山 歌詞が特徴的だなと思ったんです。世界観がもう、作品とそのままリンクしているような言葉が並んでいて、すごく艶ある世界観なので、これをどう表現しようかなとまずは悩みましたね。だからレコーディングの前に自分なりに想像を膨らませるべく、アプリゲームの世界観に触れたり、ヴァンパイアとは?を調べてみたりもして。
崎山 ロックですからね。ロックはどう歌うとより伝わるんだろうってことを意識して歌うようにしました。実は自分の中にロックの文字がなかったんです。でも『御茶ノ水ロック』でロックバンドのボーカリストの役をやったことで、心の奥の方にあったロック魂が少しずつ表に出るようになっていたんです。普段はそんなにロックな部分はないんですけどね。
崎山 今までは自分の中にある和のイメージと、和楽器の音とが合わさって、崎山つばさらしさみたいなものが桜menの音と共に出来ていったと思うんです。その中で、和楽器の音色に頼らずに、崎山つばさ単体で表現をするということは、やっぱりちょっと不安はありました。どうしようかなと、ちょっと立ち止まり気味にはなったり。でも今回のMUSIC VIDEOでは、ロックバンド然とした姿で歌っているんです。この曲はバンド感を出したいな、とも思ったので、バンドのみなさんも入ってくださって。桜menと一緒に活動してきてバンド感を知ることも出来ていたので、別の雰囲気でのバンドの表現が出せたと思います。
崎山 今回、歌詞の中で<俺>って一人称を言っているんですね。これまでは僕とか私が多かったのですが、俺で歌うのは初めてで雄感丸出しだなって。そこが自分の中でも新しいですし、お気に入りのポイントです。普段は俺って自分のことを言いはするのですが、この歌詞に出てくる俺は野性的だけど艶があって、というイメージがあったので、その俺に近づきたい、と思いながらの歌唱を頑張りました。
崎山 vagueのYuさんに作っていただいたのですが、舞台『クジラの子らは砂上に歌う』でも楽曲を作って頂いて歌詞も良いし、曲も本当に素敵だなと思っていて。今回、作詞作曲してくださったことに対しては恐れ多いと感じていたので、これは絶対にいいものにしたいと思いました。歌詞も日記っぽくて、<お父さん><お母さん>というワードも出てきたりもするので、自分に重ねやすかったです。自分の感情でそのときの思うままに歌うことができました。自分自身、お母さんの背丈を抜いたのは中2とか中3の時だし、お父さんとお酒を飲んだのも二十歳を越えてすぐのことだったし。いろいろとお世話になった先生を思い出したりもしたし、とても重ねやすかったです。
崎山 お台場ですよ、信じられません。Zeppのステージに自分が立つということは信じられないですが、決まった瞬間はめちゃくちゃ嬉しい!と思いました。今はどんな内容にするか、考えている真っ最中なのですが、崎山つばさ全開のライヴをお見せしたいです。
崎山 期待していてください!
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