みかんサイダー、等身大の表現で共感
を集める二人のナチュラルなスタンス
路上ライブで培った歌を届ける気持ち
——— 先日はTSUTAYA O-nestでワンマンライブをされていましたね。いかがでしたか?
あき:なので、改めて気合を入れたというか、踊ったりバンドを入れたり、いつもと違うことにもチャレンジして、私たちもとても楽しめたライブでした。
——— 順調に活動のスケールが大きくなっているようですが、お二人がそもそも音楽に興味をもったきっかけは?
ちなつ:私はミュージカルを小学校4年生の頃から今もやっていることもあって、ダンスと芝居と歌はずっと続けているんですけど、その中でも一番好きなのがやっぱり歌だったので、そこからですね。
——— お二人はたしか高校の演劇部の先輩(ちなつ)と後輩(あき)なんですよね。軽音楽部ではなく?
ちなつ:そうそう。それで、演劇部が魅力的な活動をしている部だったので、そっちに入りました。
あき:私も先輩も目立ちたがりで、表現することがもともと好きで。
ちなつ:ちなみに、あきちゃんのお芝居はひどくて「はい」っていうセリフしかないのに、もうそれで下手さがわかるぐらいの(笑)。
あき:恥ずかしいじゃないですか(笑)。
——— 部活の時は仲良しの先輩後輩だったんですか?
——— 高校生の頃は路上ライブをされていたとか?
あき:誰も立ち止まってくれないと、けっこう惨めな気分になるんですよね(苦笑)。
——— その反面、路上ライブをやっていて良かったことは?
ちなつ:路上だと通り過ぎる人は基本的には全然関係ない人じゃないですか。だからこそ、歌を人に届けようとする気持ちがすごく強くなりましたね。
あき:投げ銭の入れ物も用意していなくて、とにかくただ聴いてほしいという思いばかりでやっていました。
——— そういうリアルなストリートでの活動がルーツにあって、そこから今度はデジタルなサービス、MixChannelで一気に人気が出たと。
——— 一番最初はどういう配信だったんですか?
——— 手応えを感じたのは、配信しはじめてどれぐらいの期間が経ってからでしたか?
あき:配信開始のボタンを押した次の瞬間から、バンバン視聴者数が伸びて何千人にもなって。
——— すごいですね。それは誰でも配信すればそうなるっていうわけではないですよね?
あき:他の人もたくさん配信していたのに、なんであんなにいきなり数字が伸びたのか、ほんと信じられなくて。
ちなつ:そこから学校内で撮影したり、いろいろ配信をはじめて。
あき:顔出しはしてなくても制服は着てるんで、学校内で「あれ誰なんだ?」ってザワついたり(笑)。
ちなつ:そうやって、ライブ配信を見てファンになってくれた人が、投稿した動画もみてくれるっていう流れになりました。
——— 主にどういう配信や動画投稿をしてきたのでしょうか?
——— ミュージックステーションのオーディションでは、「学校行きたくない」という楽曲で最終審査までいかれてましたけど、それはそのころの曲?
あき:1番と2番で、それぞれの学校に行きたくない気持ちが歌われているという(笑)。
——— ネットの声などをみていると、やはりそういう共感を呼ぶちょっとしたユーモアさも、ファンの心を掴むみかんサイダーの魅力なんでしょうね。楽曲を作る時は、どういうところから発想を得るんですか?
——— ちなみに好きな映画やドラマというのは?
ちなつ:あきちゃんは、朝起きてすぐにその日みた夢の話をめっちゃしてくるんですよ。その内容もファンタジーで(笑)。
——— 非日常が好きなタイプなんですね(笑)。ちなつさんは曲作りはどのように?
——— 音楽の専門学校に行っていたんですか?
——— 影響を受けたアーティストというのは?
——— あの嵐ですよね?それはアイドルとして?それとも楽曲がいいから?
あき:私はさっきも言ったように、ジャスティン・ビーバーですね。どちらかというと洋楽の方が好きで、テイラー・スウィフトとかもよく聴きます。
——— 様々な音楽表現のスタイルがある中、ギターを弾いて歌うというカタチになったのはどうしてでしょうか?
あき:私は、ジャスティン・ビーバーの「Baby」を聴いたとき、「この曲を自分でもギターで弾いて歌ってみたい」ってカバーしたのがきっかけです。
——— 意外なところからのスタートなんですね。正直、ゆずやコブクロに影響を受けているのかなって、お話を伺う前は勝手にイメージしていました。
——— そういったバックグラウンドから、今のスタイルになっているのは興味深いですね。楽曲の部分で、みかんサイダーらしさはどういうところだと思いますか?
あき:キャッチーさと覚えやすさも大事にしていますね。曲のアイデアはたくさん浮かぶんですけど、キャッチーじゃないやつはどんどんボツにして。歌った瞬間に、二人で「いいね!」ってなった曲だけを、どんどん磨き上げていくっていうのをよくやってます。
——— お二人の音楽制作の環境は?
あき:スタジオとか行くとなんか緊張しちゃって
——— すごくカジュアルなんですね。高級な機材があるからといっていい曲ができるわけではないですし、その自然な空気感での制作もみかんサイダーらしさの1つの要素なんでしょうね。
あき:そうそう(笑)。
——— 世の中の音楽的なトレンドは意識したりしますか?
ちなつ:どうだろう?影響されてることにも気付いてないのかも。本当に何も気にせずに、自分たちの中から出てくるものを曲にしているので。すごく考えて「作ろう!」っていう時より、何も考えずに、ただギターを弾いて遊んでるときのほうが良い曲が浮かぶことが多いです。
——— 歌詞も世界観がありますよね。
——— その歌詞も印象的な「不器用なヒーロー」と「KYボーイ」が先月からデジタル配信されていますが、配信リリースされた時はどう思いました?
あき:自分たちの曲がLINE MUSICやApple Musicに入ってると思ったら、なんていうか夢が叶ったみたいな気持ちで。
ちなつ:みかんサイダーを結成した時から、「LINE MUSICに私達の曲があったらヤバいね!」ってずっと話していましたし。配信が開始された時は、電車に乗ってたんですけど、二人でイヤホンして何回も何回も聴いたりして(笑)。
——— CDがレコードショップに並ぶのをみたいといった気持ちもありますか?
——— なるほど。そういう新しい世代のアーティストの感覚を聞くと、アタマでは分かっているのですがやっぱり軽く衝撃です(笑)。
——— また、みかんサイダーのファンのみなさんは「オレンジャーズ」というらしいですね。
——— ファンの方の男女比はどういう割合ですか?
あき:ライブの時には、女の子が写真のアルバムを作って持ってきてくれたり、すごい嬉しいですね。めっちゃかわいいんですよ。
ちなつ:私達も不思議なんですよね。カワイイとか自撮りがうまいとか、そういう女子ウケする要素は全然ないのに。
——— やはり親近感があるからじゃないでしょうか。
もっと色んな人にも届けたい
——— そして最近YouTubeでも活動をされていますが、YouTubeを始めた理由は?
ちなつ:ファンのみんなから「みかんサイダーは、ミクチャだけじゃなくてもっと広がっていったほうがいいよ」っていうアドバイスもありました。YouTubeをやることは前から考えてはいたんですけど、ちょっと怖かったというのがあって。
——— 怖いというのは?
——— 実際はどうだったんですか?
ちなつ:YouTubeでの最初の広がりが、しばなんさんとのコラボからだったので、それが良い方向に受け止めてもらえた部分もあると思います。まだYouTubeにはそんなに多く動画をアップしていないんですけど、これからはもっとペースをあげてやっていくつもりです。
——— 今後はどういったアーティストになっていきたいですか?
あき:歌だけじゃなくて、もっとキャラを出せていければと思っていて、なんというか、「愛される二人」になりたいですね。
——— それでは、最後に一言お願いします。
あき:配信中の「不器用なヒーロー」、「KYボーイ」は明るく元気になれる曲なので、ぜひ聴いてみてください。
ちなつ&あき:ファンのみなさん、いつも家族のようにサポートしてくれて本当にありがとうございます!
【みかんサイダー】
みかんサイダー「不器用なヒーロー / KYボーイ」
各配信ストア:https://linkco.re/XbrGT5Zz
【みかんサイダー初東名阪ツアー「おいしいもの巡りツアー」】
11/4(日)心斎橋CLAPPER(大阪)
11/17(土)eggman(東京)
11/24(土)HeartLand(名古屋)
<オフィシャル先行>
8/27(月)21:00~9/9(日)23:59
<一般発売>
9/20(木)21:00~
▼チケット詳細▼
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みかんサイダー Twitter:https://twitter.com/mikansaidaaa
みかんサイダー YouTube:https://bit.ly/2w06aqW
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