2018年8月25日(土)からサンシャイン劇場、9月7日(金)から梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにてミュージカル 『マリーゴールド』が上演される。本公演は劇作家・末満健一がライフワークとして2009年より展開する、「永遠の命」に翻弄される者たちの悲哀を描くゴシックファンタジー「
TRUMP」シリーズの最新作で、壮一帆、
田村芽実、東啓介、愛加あゆ、三津谷亮、土屋神葉、宮川浩、
吉野圭吾が出演する。
TRUMP(トランプ)とは、永遠の命を持つとされる原初の吸血種「
TRUE OF VAMP」の略称で、本シリーズではTRUMPの存在を軸に様々なエピソードを描いており、不老不死伝説に翻弄される吸血種=ヴァンプ達の姿を描き、「生きる」という永遠のテーマを私たちに突きつけるシリーズだ。
過去には末満自身の演劇ユニット「ピースピット」での初演の後、同ユニット、また俳優集団
D-BOYSによる「Dステ」他において、キャスト・演出を変えこれまで4度上演されている。その後、ハロー!プロジェクトによる「演劇女子部」で、『TRUMP』の3000年後を描いた『LILIUM-リリウム少女純潔歌劇-』、劇団Patchにより14年前を描いた『SPECTER』が上演され、作品・時代を超えてリンクする伏線、綿密に練られた脚本が魅力の人気シリーズとなった。さらに2017年上演のシリーズ第4弾『グランギニョル』では、「生きることの呪い」をテーマに重厚なドラマと高いエンターテインメント性で観客を魅了し、連日スタンディングオベーションの大盛況のまま幕を下ろし、その人気を確固たるものとした。
最新作となる本公演は、シリーズ誕生10周年に向けたアニバーサリー企画の第一弾で、人間と吸血種のあいだに生まれた混血の少女とその母親を中心としたミュージカル作品だ。血と命を巡る愛の物語を描き出し、新たな真実を解き明かしていく。