【インタビュー】風男塾「タイムカプセルのような一枚」新譜はまふまふが提供した夏恋ソング

【インタビュー】風男塾「タイムカプセルのような一枚」新譜はまふまふが提供した夏恋ソング

【インタビュー】風男塾「タイムカプ
セルのような一枚」新譜はまふまふが
提供した夏恋ソング

学生時代の甘酸っぱさとかを思い出させてくれる
──『君色々移り』は皆さんにとってどんな一枚になったでしょうか?
紅竜 真咲:忘れていた学生時代の甘酸っぱさとかを思い出させてくれる、タイムカプセルのような一枚です。

──今作はまふまふさんが作詞・作曲をされています。楽曲をもらったときの印象を教えてください。
瀬斗 光黄:日本っぽいなって思いました。お上品な和っていう感じですね。太鼓がどんどんされるのではなくて、キラキラキラ~っていうイメージです。
藤守 怜生:イントロも印象的ですよね。
瀬斗 光黄:最初のイントロで聴こえる花火の音とかも、オルゴール調の中で聴こえるので凄く切ないんです。なのでイントロから世界観に入り込める曲だなと思いますし、歌詞が言葉遊びも凄いなって思います。10代の子が好きそうな言葉選びというか、素直じゃない言い表しが凄いですし。こういう歌詞は、今までの風男塾ではなかったので、それも含めて楽しめる一枚だと思います。

仮屋世 来音:夏の切ない感じがありますね。伝えたいけれど伝えれないみたいな子が、好きな人とカラオケに行ってこの曲を歌えば、曲に乗せて「君が好き」って言いやすいですね。カラオケは歌詞が出ていますし。最後の「君が好き」は顔を見ていうといいと思います。背中を押せる曲になれればいいですね。

──最後に「君が好き」とストレートに伝えていますが、それまでは小説のような繊細さがありますよね。
仮屋世 来音:草食っぽい感じですよね。
藤守 怜生:個人的には、森見登美彦さんと村上春樹さんをシュッとさせた感じ(笑)、小説っぽいですよね。

──まふまふさんが作詞・作曲をされるという事に対して、皆さんのファン以外の方からも反響があったのでは?
愛刃 健水:まふまふさんのファンの方も反応してくださっていて、見に来てくれたりとか。凄い方に書いて頂いて光栄です。

──レコーディングの際に、歌い方で意識した点はありますか?
瀬斗 光黄:そっけない感じというか、はっきり言えないんだけど、内に秘めている想いがあるような少年感がありますね。
仮屋世 来音:言いたいけど言えないみたいなのが歌詞にも出ています。歌い方もそうなんですが、ダンスも和っぽいといいますか。日本舞踊な綺麗な感じが切ない歌詞とリンクしているんですよね。パフォーマンス全体的に、歌詞を表現している曲になっています。

──MVの中身はどのような感じになっているのでしょうか?
仮屋世 来音:校庭で撮ったんですけど、ダンスのシーンは運動場でやっていて。体育館とか音楽室とかみんなが楽しめるような風景が沢山あると思います。

──この主人公たちは学生のようなイメージなんですね。
瀬斗 光黄:そうですね。ほろ苦い青春な子たちだと思います。
草歌部 宙:恋愛をしているときの高揚感と、切なさを同時に表している歌詞で。僕が歌っている歌詞で「愛も哀もひらひらり」という部分があるのですが、あいっていう同じ響きの単語でも、愛情と哀しみの方の哀があって、凄く繊細で伝わってくる歌詞だなと思いました。
手を繋げる方法を直伝!!
──「手を伸ばせば触れる距離」っていうフレーズがありますが、ここは共感できそうですよね。お祭りで二人並んで歩いているときに、手が触れそうで触れないみたいな所ってあると思うので、男性の方から上手に手が繋げる方法を教えて欲しいです。
藤守 怜生:そのままガーッて行った方がいいんじゃないですか!「あそこ行こうよ!」みたいな感じで、さりげなくじゃないけど流れで行った方が良いかなって。それに先に行っちゃえば、自分が一歩前にいくからにやにやしている顔を見られなくて済むっていう。(笑)嬉しい気持ちはあるんだけど、やっぱりクールに見られたいから!!
愛刃 健水:めっちゃ喋るやん(笑)
瀬斗 光黄:メンバーの中でも怜生くん男らしいんですよ。でもそんな、がーって行けないよね。
藤守 怜生:えーそう?これで惚れるっしょ?っていう感じすると思うんだけどね。
瀬斗 光黄:青春の歌だけど、今でもこんな感情になりそうだなー。自分でガーッていけそうにない。

──瀬斗さんはどちらかというとこの歌詞の主人公に近いような。
瀬斗 光黄:握れないですね。

──逆に、と言いますか、「握って良い?」って宣言してから握るタイプの人はいないですか?
仮屋世 来音:それはいやだ(笑)「握って良い?」ってなんか嫌じゃないですか?そんな事言う前にやれ!って(笑)。

──じゃあ「手繋ごう?」とか…?
仮屋世 来音:えーどうだろう…。
愛刃 健水:言い方によるやんな。会ってすぐ言うんやったらあれだけど、帰り際なら仲良くなっているからな。だから「手繋ごう?」とか言う人はいるかもしれない。
瀬斗 光黄:さりげなくパってこられるよりは、「ん」って言って手を出される方がいいよね。
仮屋世 来音:夏祭りとかって花火を見るときに、しゃがむじゃないですか?それで男の子が先に立って、女の子に手を差し出すとかだったらいいですよね!助けてあげると見せかけて、手を繋いじゃうっていう。それならスムーズかなって。
藤守 怜生:でも、「大丈夫?」って差し出した手が右手だったら、自然と来るのは右手じゃないですか?そうなると手を持ち替えないとそのままは繋げないんじゃないかな。

──地味に現実的な問題(笑)。
瀬斗 光黄:そもそも手を繋がないですね!
愛刃 健水:それはなんで?
瀬斗 光黄:手を離すタイミングって絶対来るじゃないですか?それがちょっと切なくなるのが嫌だ。(笑)
草歌部 宙:好きって気持ちがないと手って繋げないじゃないですか?だから普通は、告白を先にしません?
仮屋世 来音:手を繋ぐっていう事は好きっていう事だし、繋いでくれたから大丈夫だなって思って最後に告白するんだと思う!
愛刃 健水:この歌詞の主人公は想いを言えてないんだろうね。

──それに「今年も言いそびれた」っていう事は、去年も、もしかしたらその前も告白できていないという事なんでしょうね。
全員:そうだよ~!
仮屋世 来音:でも一途って素敵ですよね。そんなにも一人の女性を想っているっていいですよね。
藤守 怜生:でもこの歌って俺ら6人が歌うから、その一人の子を好きな訳ですよ。どんな小悪魔なんだろう?って思いますね(笑)絶対俺たちだけじゃなく、クラスの人たち全員がこの子を好きになっているはずです。
瀬斗 光黄:MVもどうなるんだろう?という風に感じさせるストーリーになっているんですよ。みんながある女の子が好きで、スタートするんです。
草歌部 宙:それで僕が「君が好き」って言ってるけど…。
瀬斗 光黄:みんなが最後に手紙を読んでいるんです。
紅竜 真咲:その子が書いたのか、自分が書いたのかはわからないですけどね、みんな手紙を読んでいるんですよ。

──どっちか宛てた手紙がわかんないんですね!
草歌部 宙:僕、ちょっと思うんですけど、全員が片思いじゃないと思うんですよ。誰か一人は、仮でも良いんで付き合っている感じがするんですよー。
全員:えー!!
草歌部 宙:友達が好きって言ってるから言えないみたいな感情を抱いている人もいるのかも。
瀬斗 光黄:わかった!光黄は女の子を好きって言っときながらも、その女の子を好きだって言ってる宙くんの事が好きなんじゃない?
全員:(笑)
仮屋世 来音:めっちゃわかんない!
瀬斗 光黄:構ってくれなくなったから嫉妬している感じだよ…。
紅竜 真咲:MVでは、手紙を読んでいる表情もアニメ―ションになっているんですけど、みんな違うんですよ。来音くんとかは、ニコニコしながら見てたりとかもするし、誰かは切なく見てたりもするしね。
藤守 怜生:今からあげる手紙じゃないの?
紅竜 真咲:あげる手紙かもしれないし、もらった手紙かもしれないしっていう事じゃないかな。
仮屋世 来音:でも自分が書いた手紙でニコニコしてたらちょっとあれじゃない?
紅竜 真咲:こんな事書いちゃった~みたいな感じだと思うよ。
仮屋世 来音:手紙も古典的で良いですよね。好きな子の字も見れる訳だし!めっちゃちょっと面白い!
紅竜 真咲:出た、来音くん語録。

──来音くん語録ってなんですか?
瀬斗 光黄:さっきの「めっちゃちょっと面白い」みたいな変な言い回しをするのが面白いんですよ。この間はファンの方の反響が凄かったのにって言いたかったのに、ファン響って言ってたりしていましたからね(笑)

好きな子と行きたい屋台…?
──『君色々移り』は夏祭りだなって感じましたので、この夏祭りに関連して女の子と行くとしたら、何の屋台に行きたいですか?
藤守 怜生:射的!「えーあれいいな~」って欲しいものを言ってくれたら取ります!

──射的って難しくないですか?
藤守 怜生:結構得意なんですよ~
愛刃 健水:ガチっぽいもんね(笑)めっちゃ前のめりでやってそう!
藤守 怜生:マイガンを持ってきますよ!
草歌部 宙:僕はチョコバナナを一緒にデコれる奴をやりたいです。
愛刃 健水:そんな可愛いの今あるの?
草歌部 宙:あるんですよ。やりたいですね。
愛刃 健水:焼き鳥が食べたい…。
全員:(笑)
愛刃 健水:自分が食べてたら、一口あげるとかやりたいですね。
藤守 怜生:うわ、それやばい(笑)
紅竜 真咲:静かな神社の境内とかに行きたいです。夏祭りを抜けて、「ちょっと座ろう?」って言って、座ってからの沈黙の時間が良いですね。
瀬斗 光黄:都内じゃ無理。
全員:(笑)
仮屋世 来音:飲み物を屋台で買って、ちょっと人波から外れて月を眺めながら話す事をしたいです。事前に月が綺麗に見れるスポットを探しといて、「一緒に見よう?」ってやりたいんです。
愛刃 健水:二人になりたい?
仮屋世 来音:うんうん!

悪ガキっぽいイメージが湧く楽曲と織姫と彦星をイメージした楽曲
──2曲目の『Welcome to my familia』は、悪ガキっぽいイメージが湧く楽曲ですね。サビも忙しいですし。
瀬斗 光黄:サビ忙しいですね。一回間違えたらもう、間違えるっていう…。一つのミスも許されないっていう感じあります。
愛刃 健水:「震える」っていうワードがまじで、震えそうだったもん。
全員:(笑)

──全部繋げてレコーディングはされるんですか?
愛刃 健水:サビ録ってA、Bみたいな感じですね。

──「君のママが閉じ込めたって何度でも連れ出すよあの列車に乗ろう」というフレーズは、女の子がキュンとしちゃいますね。
草歌部 宙:バイクじゃなくて、列車なんですよね(笑)
藤守 怜生:つり革持ってね(笑)

──familiaってどういう意味なんですか?
仮屋世 来音:造語らしいんですけど、ファミリーとマフィアを合わせているみたいです。掛け声とかも、多い曲なんです。こういう曲はすごく久々なので、ライブではめちゃくちゃ盛り上がるだろうなって。

──どういう風にのって欲しいとかはありますか?
仮屋世 来音:歌詞を見てもらって、掛け声とかを大声で言って欲しいです!「cat」というフレーズがあるので、そこを言っているファンの方の顔もみたいですね。
草歌部 宙:「どんな事があっても俺達は裏切らない」っていう歌詞があるんですけど、その気持ちになりきって、俺達と遊ぼうぜ!っていう感じで歌っています。またレコーディングのときも、「cat」を猫っぽく言ってっていう話もあって…。
仮屋世 来音:にゃ~おっていう感じですね!(笑)

──『Milky Way~いま、あいにゆくよ』は、ライブの最後に歌って欲しいナンバーですね。
紅竜 真咲:『Milky Way~いま、あいにゆくよ』は今日来るときに、聴いていて。落ちサビの所で、「いま、会いにきたよ」っていうフレーズがあるんですけど、そこに感動しちゃいました。「会いにいくよ」が「会いにきたよ」になってそこを、光黄くんが歌ってて、光黄くんの声の繊細さみたいなのが、この歌詞には出ているなって。声にグッときちゃいましたね。
仮屋世 来音:会いに行くよって言ってると、会えないのかな?って思っちゃいますけど、やっと彦星が織姫を迎えにきたみたいな感じがしますよね。きっと7月6日に出発して、7月7日にやっと会えるんだと思います。

──どうやって来るんですかね?
全員:電車!(笑)

風男塾によるピックアップフレーズ
──今回リリースされる3曲の中から、皆さんがピックアップしたいフレーズを教えてください。
草歌部 宙:『君色々移り』の「君が好き」ですね。ここは僕が歌わせて頂いているのですが、色んな事を思いながらレコーディングの時も沢山テイクを録らせていただいて、様々なパターンがありました。スタッフさんに「ファンの事を思って歌ってみて」って言われてその通りに歌ったら、すごく褒めてもらえたんです。やっぱりファンの方を思う気持ちって大事なんだなって思って、もっとぶつけていこうって。ライブでやるのが楽しみなフレーズになっています。
瀬斗 光黄:『Milky Way~いま、あいにゆくよ』の「星座みたいなビルと街灯の中の織姫様」が好きです。夜のビルが星座の星みたいだなって思う事があったので、素敵でロマンチックな歌詞だなって。ダンスでも星座みたいなパフォーマンスもしているので、見て欲しいです。
愛刃 健水:僕は『Welcome to my familia』の「ここは君みたいな子の来るトコじゃないぜ(OK?)」が好きです。ここは来音が言ってる事に意味があると思っていて。来音が言う「ここは君みたいな子の来るトコじゃないぜ(OK?)」ってどこなの?っていう。
全員:(笑)
愛刃 健水:来音自体が違うよねっていう…(笑)そこがめっちゃ良いんで、聴いて欲しいです。

──歌い分けは何でそうなったのでしょうか?
仮屋世 来音:そこは決まってたんですよ。俺自身も「ここかな?」って思いましたけどね。
全員:(笑)
紅竜 真咲:『君色々移り』の「平静は形許り 恋い慕うばかり」が好きです。冷静な感情を装っているけど、胸の内では熱く恋い慕っているんだよっていう素直な気持ちが、美しく表現されてるなって。
仮屋世 来音:来音はですね、『Welcome to my familia』の「俺の勝ちだ」っていうと所が好きです。これは真咲が歌っているんですが、聴いていて負けた感が凄いんですよ。勝ちだって言った人のやりたい放題というか。その人のペースに巻き込まれるみたいな感じもして。「俺の勝ちだ」は好きですね。

──怜生さんはどうでしょうか?
藤守 怜生:『Milky Way~いま、あいにゆくよ』の「きらきら輝く一等星の君にいま、会いにきたよ」が凄くいいなって。最後の歌詞に「君がもし笑うならそれだけでいいよ」って言っていますが、笑うからこそ一等星だなって思うんです。会いたいって思ってくれているから、明日仕事かもしれないけど会いにいくみたいな(笑)そういう自分よりも相手を大事にしている感じが出ていて、凄く好きです。

──10周年のツアーが夏に始まりますね。意気込みも含めて今回のシングルの総まとめを最後にお願いします!
瀬斗 光黄:今回のツアーは、去年から始まった10周年アニバーサリーツアーVol.3という三回目のツアーになるんです。今回は全国ツアーという事で、沢山の地方に行く事も出来ますし、ツアータイトルが31の風思議な魔法というワードです。全国に風男塾の魔法をかけていって、皆さんを夢の国に誘いたいなと思います。このシングルを引っ提げて全国を回るので、実際に会いに行って皆さんと幸せになりたいと思うので、ぜひ僕たちに会いに来て欲しいです。
Text:愛香
Photo:片山拓

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