【D'ERLANGER ライヴレポート】
『D'ERLANGER REUNION
10TH ANNIVERSARY FINAL』
2018年4月22日 at 豊洲PIT
D'ERLANGERが4月22日、豊洲PITにて『D'ERLANGER REUNION 10TH ANNIVERSARY FINAL』を開催した。昨年の同じ日、同じ場所より始まった再結成10周年アニバーサリーだが、オリジナルアルバム『J'aime La Vie』のリリース、2回の全国ツアー、トリビュートアルバム『D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM ~Stairway to Heaven~』の発表、同トリビュート参加アーティストを迎えての主催イベント『D'ERLANGER presents ABSTINENCE'S DOOR #008 / #009』の開催を経て、ついに最終公演を迎えたーー。
アルバム『J'aime La Vie』の幕開けと同じく、「Harlem Queen Complex」「Harlem Queen Romance」でスタートした本公演。その後も同アルバムからのナンバーが矢継ぎ早に投下されていく。10周年の祝祭の大団円とはいえ、お約束的な過去曲を並べるのではなく、提示するのは現在進行形のバンドの姿だ。
また、ツアーや主催イベント等のライヴによって『J'aime La Vie』の楽曲が進化&深化していることも特筆すべきところだろう。kyoのロックヴォーカリストとしての色気が滲み出るメロウな「Je t’aime」などの魅惑的なサウンドで観客をどっぷりと酔わせたミディアムゾーンも魅せ場だったが、圧巻だったのはアンコール。ジャジーなエッセンスを持つ「Everlasting Rose」で場内を妖艶な空間に染め上げると、そのムードを掻き消すようにハードチューン「沈む」が放たれる。CIPHERの緊迫感とともに切り込んでくるソリッドなギターとSEELAの重く蠢くようなベース、Tetsuの心臓を直撃してくるダイナミックなビートが作り出す、その途轍もない熱量を持ったスリリングなバンドサウンドと、kyoの激情的なヴォーカリゼーションは、“現在”のD’ERLANGERだからこその衝撃度だ。
そして、オーラス。今後の代表曲となること必至の「バライロノセカイ -Le monde de la rose-」が何度もフロアーを爆発させ、盛大に10周年イヤーが締め括られたのだった。もちろん、すでに『D'ERLANGER TOUR 2018 "in the Beginning..."』も発表されており、そのサブタイトルが指し示すように、この終演の瞬間が11年目の始まりでもある。
アルバム『J'aime La Vie』の幕開けと同じく、「Harlem Queen Complex」「Harlem Queen Romance」でスタートした本公演。その後も同アルバムからのナンバーが矢継ぎ早に投下されていく。10周年の祝祭の大団円とはいえ、お約束的な過去曲を並べるのではなく、提示するのは現在進行形のバンドの姿だ。
また、ツアーや主催イベント等のライヴによって『J'aime La Vie』の楽曲が進化&深化していることも特筆すべきところだろう。kyoのロックヴォーカリストとしての色気が滲み出るメロウな「Je t’aime」などの魅惑的なサウンドで観客をどっぷりと酔わせたミディアムゾーンも魅せ場だったが、圧巻だったのはアンコール。ジャジーなエッセンスを持つ「Everlasting Rose」で場内を妖艶な空間に染め上げると、そのムードを掻き消すようにハードチューン「沈む」が放たれる。CIPHERの緊迫感とともに切り込んでくるソリッドなギターとSEELAの重く蠢くようなベース、Tetsuの心臓を直撃してくるダイナミックなビートが作り出す、その途轍もない熱量を持ったスリリングなバンドサウンドと、kyoの激情的なヴォーカリゼーションは、“現在”のD’ERLANGERだからこその衝撃度だ。
そして、オーラス。今後の代表曲となること必至の「バライロノセカイ -Le monde de la rose-」が何度もフロアーを爆発させ、盛大に10周年イヤーが締め括られたのだった。もちろん、すでに『D'ERLANGER TOUR 2018 "in the Beginning..."』も発表されており、そのサブタイトルが指し示すように、この終演の瞬間が11年目の始まりでもある。
取材:土内 昇
関連ニュース