新生LADYBABY 個性的な4人による破壊
と再生の物語

新生LADYBABY 個性的な4人による破壊と
再生の物語

世界のルールを歌って踊って破壊する! The Idol Formerly Known As LADYBABYからユニット名を初期名称のLADYBABYに戻し、4名体制としてスタートした第3期LADYBABY。すでに東名阪ツアーを終え、4人の強烈な個性と格段にスケールアップしたパフォーマンスが話題になっている。そこで、新メンバーの基本情報を中心に、第3期のLADYBABYについてまとめてみる。

池田菜々

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関西出身の人気モデル、池田菜々。愛称は”ななちゃむ”。

高校時代に大阪の人気古着店「サントニブンノイチ」のスタッフとして働きはじめた頃から人気となり、謎の美少女としてメディアにとりあげられるなど若者のカリスマ的存在に。モデルとなり、『Popteen』など数々のファッション誌やファッションイベントへの出演、さらにはLOTTE『Fit’s』TVCMやFUJIFILMのwebCMへ出演を果たす。

カラコンなど各種プロデュースまで手がけるオールラウンダー。“みちょぱ”こと池田美優との雑誌上での“W池田”共演や、2人でプロデュースしたグッズは大きな反響を産んだ(ちなみに2人は誕生日も血液型も同じで大の仲良し)。

クール&ビューティーなルックスと歌声が注目。関西弁全開のトークや、SNSでの毒のある本質的なコメントも魅力。

金子理江とともにLADYBABYの両翼を担う。
(Photography_タマイシンゴ)

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唐沢風花

今日はリハからの取材でした🌃撮影の合間に🌟

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キュートなルックスとマイルドな空気感で、LADYBABYにあたらしい風を吹かせる唐沢風花。LADYBABYはもともと「カワイイデス Kawaii-Death」というオリジナルジャンルを引っさげていたユニットだったが、その「カワイイ」の部分が、唐沢風花の加入によってさらに補強された。

2016年から活動するアイドルグループ・われらがプワプワプーワプワ、略称“われプワ”のメンバーでもある。LADYBABYのオーディションは他グループとの兼任可能だったので、今後2つのグループで並行して活動していくことになる。

天性のアイドルセンスを持つ最年少16歳(2018年4月時点)。ファンサービスも多く、オーディエンスへのレスはユニット内でいちばん多い。4人のなかでもっともアイドルらしい。ライブでは、彼女の周りには常にふわっとした癒しの空気が発生する。

従来のユニットイメージを“逆破壊”する妹的存在で、唐沢風花の存在によって、LADYBABYはその守備範囲をかなり広げそうだ。
(Photography_タマイシンゴ)

唐沢風花
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有馬えみり

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そして第3期LADYBABY最大の特徴は、この有馬えみりかもしれない。

赤髪ショートが特徴で関西出身。これまで芸能活動経験のない有馬えみりに関しては、まだあまり情報がない。しかし、新体制のLADYBABYを見たすべての人が、彼女のデスボイスとシャウトに驚いたことだろう。

LADYBABYの歴史を紐解くと、第1期にはレディービアードという、良い意味での明らかな“異物”がいた。その異物感が面白さの大きな要因であったが、とはいえ、かなり好みを選ぶスタイルだったことは間違いない。楽曲面では本格的なメタルをやりながら、強すぎる見た目のインパクトによってキワモノ扱いされることもあった。逆に、レディービアードが抜けた第2期は、レディービアードの不在からどう自由になるかがひとつのテーマだったように思う。多くの楽曲で引き続きデスボイスが使用されながら、そのデスボイスの主がメンバーではないし、ライブにもいなかった。

有馬えみりは、こうした過去のLADYBABYが背負っていたジレンマを一気に解決する。すなわち、レディービアードと同じくらい、いやそれ以上にインパクトを持つデスボイスとシャウトを持っているということ。それにより、まったく自然にこれまでの楽曲を受け継ぎ、なおかつ楽曲に新たな解釈を与えることができる。つまり、有馬えみりの存在によって、LADYBABYは過去の楽曲を生まれ変わらせ、真の意味で、歌を自分たちのものにできるという可能性がある。

そしてもちろん、デスではないクリーンなボイスも持ち合わせている。有馬えみりの通常の歌声は、力強さと伸びがあってエモーショナル。2種類の歌声の使い分けは、LADYBABYにとって強力な武器となるだろう。
(Photography_タマイシンゴ)

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(Photography_タマイシンゴ)

こうして新たな3人が加わったことで、第3期のLADYBABYはバランス感が絶妙なユニットになった。

今後、各種フェス・イベントへの出演や定期ライブなどが行われる予定。

5月6日にさいたまスーパーアリーナにて開催される音楽フェス『VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!』への出演も決定している。最終ステージの「ビバラポップ!クライマックス 大森靖子×▽▽▽コラボスペシャルライブ」には金子理江が出演し、大森靖子とのコラボステージを披露する。なお、同企画には、道重さゆみ、鈴木愛理、長濱ねる(欅坂46)、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、あの(ゆるめるモ!)らも出演する。

そしてこの4人で、5月30日には新体制1発目の新曲『ホシノナイソラ』がリリース。デスボイスとラップが交ざったミクスチャーロックで、分厚い演奏とサビのエモーショナルなメロディが特徴。歌詞も力強く、第一歩を踏み出すにふさわしい曲に仕上がった。

カップリングの『bite me』は大森靖子が作詞作曲を担当。金子理江の活かし方を100%理解している大森靖子による本質的で遊びのある歌詞とメロディは絶妙で、金子理江ファンにとってたまらない曲。『ビリビリマネー feat. Ladybeard』は、そのタイトルからも明らかなように、フィーチャリングにレディービアードを迎えている。久々のレディービアードとの共演、有馬えみりとのデスボイス対決、『アゲアゲマネー 〜おちんぎん大作戦〜』のアンサーのような内容など聴きどころが多く、ある意味で今のLADYBABYを象徴するような曲だと言える。
(LADYBABY『ホシノナイソラ』初回限定版ジャケット)

第3期LADYBABY発足にあたって、自分の意志でこのユニットを残し、自分で新メンバーを選んだ金子理江には、明らかに責任感が芽生えたように見える。これまではどちらかと言えば自由なイメージが強かったかもしれないが、リーダーとして生まれ変わりつつある。20歳になり、大人の人間として一皮も二皮もむけつつある。金子理江が、この超個性的なユニットを牽引する。

最後に、新体制初ワンマンツアーを終えた金子理江の言葉を引用する。

「今までも今も賛否両論言われるのがLADYBABYな気もしますが、それを毎度壊していくのも、らしいなと思います」

この4人で、新たな物語が始まる。

‪今日は有難う。有難う。有難う。有難う。‬有難う。何度言っても足りない。私が満足しないので行動で返していくわ。自分の意思で、周りの方々を巻き込み、それでも信じてついてきてくれた。そしてメンバーが加わり、時間の無い中大阪、名古屋のライブを辿って来て、集大成の渋谷ワンマンライブを終えた今。計り知れない感情の渦に飲み込まれそうです。今までしたことなかった短期間の怒涛のレッスン量。ストイックと呼ぶに値するメンバーの熱意をいつも間近で感じ、見ていた。今日はカッコよくて、覆す程の素晴らしいパフォーマンスをしてくれていた泣きそうだった。隣で表情を見て、歌っていて、この子達で良かったと心底思いました。‬涙目になりながら笑ってる皆んなも、楽しそうで、今まで感じたことの無い程の熱量と、意思が黙々と伝わって来た。選んでくれて有難う。私は何もいらない、貴方達と箱が在れば良いと強く思います。今までも今も賛否両論言われるのがLADYBABYな気もしますが、それを毎度壊していくのも、らしいなと思います。どんな場面でも怖気付かない私は変わらず私です。今後も、一つの縁が、無駄にならない様、一人一人が私達を選んで良かったと思ってもらえる様尽くさせて下さい。今日は、感無量でした。これ超恥ずかしいからもう寝るわ。

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新生LADYBABY 個性的な4人による破壊と再生の物語はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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