BOYS AND MEN、シングル「進化理論」
インタビュー 小林&辻本&平松に訊
くお互いが“進化”したところ 【プ
レゼント企画あり】

TBSテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のオープニング曲「進化理論」を5月9日にリリースするBOYS AND MEN。ボイメンから辻本達規、小林豊、平松賢人の3人が登場して今作についてはもちろん、お互いに“進化”を感じる部分も訊いてみた!……が、まさかの退化したメンバーも!?

さらに、先日発表されたナゴヤドーム単独ライブに向けて、今の心境を訊いた。
――「進化理論」は1月からスタートしたTBSテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のオープニング主題歌に抜擢されているわけですが、闘志あふれる力強いナンバーはヒーローアニメにぴったりですね。
辻本:ありがとうございます! 『新幹線変形ロボ シンカリオン』は、すごくクオリティの高い作品なので……。
小林:そうそう。子どもはもちろん、大人も楽しめる内容でね。
辻本:そういう作品の主題歌を僕らが歌わせてもらえるっていうのは、すごくうれしいことで。
平松:放送前に1話を観させていただいたとき、すごくテンションが上がったよね。
――みなさん自身も、子どものころにはヒーロー作品はよく観ていたりして?
辻本:毎回、必ず観てましたね。土日はそれが観たいがために早起きするっていう。寝坊しちゃったときは、親に「どうして起こしてくれなかったの!」って文句を言ってましたもん(笑)。
小林:俺も一緒! 「起こしたけど寝とったやん!」って親に言われて、「起きるまで起こしてよ!」って(笑)。
平松:そんなに!? 僕は、ヒーローものの作品はあまり観てこなかったけど……そのぶん、プラレールで遊んでた。
辻本:列車は好きだったんだ。
平松:そうそう。で、昔は3両編成でスイッチを入れたら走るっていうだけだったけど、最近、アニメと同じように変形する“デラックスシンカリオン”シリーズが発売されて。僕が子どものころにあればもっと楽しかったのになっていうもどかしさもありつつ、手に取ったときにはだいぶ高まりました(笑)。
辻本:普通に遊べるもんね。めっちゃ楽しい(笑)。
BOYS AND MEN
――なお、「進化理論」がTBSテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』の主題歌となったことで、これまでにない変化が起きていたりもするのでしょうか。
辻本:CBCテレビの番組『みんなでおどろう!! ボイメン体操』で、愛知・岐阜・三重の幼稚園をまわっているんですけど、そういうときに園児のみんなが好きなものとかなりたいものを聞くと、「シンカリオン!」って言う子がすごく多くて。僕らが主題歌を歌っているお兄さんだってわかると、「知ってる知ってる!」って、めっちゃ興奮して言ってくれるんです(笑)。
小林:メンバーそれぞれにいろんな新幹線のデザインに寄せている今回の衣装にしても、シンカリオン好き、新幹線好きの子に反応してもらえるし。自分たち自身も、着るときにうれしかったよね。僕は「「はやぶさ」だ!」って思いながら。
辻本:ちなみに僕は、秋田新幹線の「こまち」。
平松:僕は「ドクターイエロー」。あまりメジャーではないかもしれないですけど、線路のゆがみ具合や架線の状態、信号電流の状況なんかを検測しながら走る、新幹線のお医者さんなんですよ。週に何回かしか走らないし、走行時刻も公開されていないから……。
小林:見られたらラッキーなんだよね。
平松:そうそう。もし見かけたら幸せになれるっていう、幸せを呼ぶ新幹線でもあるみたいです。あと、土田(拓海)だったら山形新幹線「つばさ」、吉原(雅斗)だったら畳座席や足湯、お座敷、バーカウンターがある「とれいゆ」とか、それぞれにモチーフとなっている新幹線があるので。鉄道好きには、そういうところでも楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
――楽曲に関しては、最初、どうして「進化論」じゃないんだろうと思ったら……“進化理論”と歌うと“シンカリオン”に聴こえるという、遊び心もそこにはあるわけですよね。
平松:最初にレコーディングをするとき、僕は♪しんか~りろ~ん♪って歌っていたんですけど、ディレクターさんに「えーとね……“シンカリオン”って歌っちゃおう」って言われまして(笑)。
小林:気づいていただいたように、完全に大人の遊びです(笑)。
――いっぽうで、歌詞には新しい自分を目指してひた走れというメッセージが込められていて、力強いみなさんの歌声にしても背中を押してもらえます。
小林:僕たち自身、ワクワクする気持ちのままに歌ったんですよ。僕たちは特別歌がうまいというグループではないし、気持ちで伝えるしかないですからね。
平松:うんうん。僕はもう、汗をかきながらレコーディングしました。♪ガンガンズダンダン!♪とか、やっぱり棒立ちじゃ力強く歌えないから、身体を動かしながら歌ったりとか。マイクから離れたところで踊ってから自分のパートを歌ったりとか。
――通りで、躍動感があるはずです。
平松:あ、伝わりました?(笑) 汗だくになりながら、楽しいレコーディングでした。
辻本:子どもたちがこの曲を聴いてくれて、大人になっても憶えてくれていたらいいなと思うと、それだけで気持ちが高まったしね。
BOYS AND MEN
――<ガンガンズダンダン!>というフレーズにしても、一度聴いたらずっと忘れないだろうなと思いますもん。
平松:20年後、30年後に聴いても、「あったあった!」ってなりそうやもんね。
辻本:僕らも昔のアニソンって憶えているし……。
小林:「進化理論」も、そうやってたくさんの人の記憶に残る曲になったらいいなぁ。
――ちなみに、7~8年一緒に過ごしてきて、お互いに“進化”を感じるのはどういう部分ですか?
小林:賢人(平松)は、行動力が高まったと思う。
辻本:最初のころは控えめだったけどね、だんだん自分の役割を見つけていって。
平松:確かに、最年少だしみんなについていけばいいやっていう感じだったのが、途中からダンスリーダーを任されるようになって、今はライブ構成におけるそれぞれの立ち位置を作ったりとか。2人ともありがとう、いいこと言ってくれて(笑)。
小林:つーじー(辻本)は……口の悪さが進化している気がする(笑)。メンバーを呼ぶとき、今では全員「おまえ」やもんね。
辻本:それはさ、ほら……名前で呼ぶのって恥ずかしいっていうか。「ゆーちゃむ(小林の愛称)」って呼ぶのはイヤだし、かといって「豊」って呼ぶと「ん?」っていう反応だからさ。結局、「おまえ」なのかなって。
小林:でも、みんなに「おまえ」だから、自分が呼ばれていても気づかないときがあるんよなぁ(笑)。
辻本:なんなら、お母さんにも「おまえ」って言うからね。
小林&平松:えー!!
辻本:二十歳越えてから、「お母さん」って呼ぶのが恥ずかしくなっちゃって(笑)。
小林:こじらせちゃってるじゃん!(笑)
辻本:俺の「おまえ」は上から言っているわけじゃなくて、恥ずかしいから言っているだけなんですっ。っていうか、それって進化じゃなくてもはや退化でしょ!(笑)
小林:とりあえず、お母さんだけはちゃんと「お母さん」って呼んであげて。そこ、進化して!(笑)
辻本:そういう小林くんはね、ちょっとずつ真人間に進化していっていますよ。
小林:魔人的なこと!?
辻本:違う違う、真面目の真に人間と書いて、真人間!(笑) グループ内の雑用仕事なんかも、率先してやるようになったじゃん? 前は力仕事をあんまりしなかったりしたけど、今は荷物を持ったりするし。
小林:なんにもしなさすぎて、叱られちゃったからね(苦笑)。
辻本:そういう面で、人間的にすごく成長・進化したと思う。
平松:あとさ、ゆーちゃむは言ってほしいかどうかわからないけど、最近、微妙に筋トレしているよね? 胸筋とか腕回りとか肩とか、ガシっとしたな、男らしくなったなって思う。
小林:ちょっとずつね。まだまだ、思い描いた感じにはなっていないんだけど。
平松:トレーニングしたぶん、ご飯食べちゃうからでしょ?
辻本:やばいやん、体重がもっと進化してしまう!(笑)
小林:でもしょうがない、食べるの大好きだから。食べるために筋トレ頑張る!
BOYS AND MEN
――筋トレは、ステージに立つ上でも役立ちそうですし。
小林:そうなんですよ、できることがちょっと増えた気がします。スーパーに行ったときに、ペットボトルとか氷とか、重たいものをこれまでより多く買い物できたりとか……。
辻本:それステージ降りてからの話な! 筋力がついてダンスのキレがよくなったとか、そっちに持っていってもらわないと俺たちも手放しでは喜べないぞ!?(笑)
小林:ま、それはこれからってことで(笑)。
――期待しております(笑)。いっぽう、カップリングの「サムライチョップ」は、ボイメンだから歌える情熱ナンバーだなと。
小林:まさにボイメンらしいというところで選ばれた曲で。
平松:メジャーデビュー後はいろいろな方に作曲や編曲をしていただいていて、多彩なカラーの楽曲が生まれているんですけど……「サムライチョップ」では、ボイメン始動時からずっと僕らの曲を作ってくれているYUMIKO先生にがっつり入っていただいて。
辻本:歌っていても、気合いが入るよね。
――中でもお気に入りのフレーズは?
辻本:僕は、自分が歌っている<汗と義理とゴリ押し!野生育ちの 侍メン>ですね。あと、<攻めに入らば 修羅場上等>っていうところは、自分では歌っていないけど、かっこいいな、その通りだなと思っていつも聴いています。やっぱり、リスクを背負って立ち向かっていくっていうのがボイメンらしさだと思うし。
――そういう泥臭さはボイメンならでは、だからこそ説得力があるのでしょうね。
辻本:そう感じてもらえたらうれしいですね。ずっとそういうスタイルでやってきたからこそ、歌える曲です。
平松:僕が好きなのは、<はみ出していきていく>っていうフレーズですね。そこに、ボイメンのすべてが詰まっているなっていう(笑)。サビの最後、ボイメンはこういうグループだぞ!っていう気持ちで、力強く歌いました。
小林:僕は、<本気じゃねぇやつ サムラーイチョップ>が好き。
辻本:俺が歌ってるとこだ。
小林:そうそう。僕は歌っていないんですけど、自分の中で爆発するというか。ライブでつーじーがそこを歌っているとき、僕はたぶん目つきが悪いと思います(笑)。
BOYS AND MEN
――そこも注目ですね(笑)。それから、「かましてこうぜテッペン」は、「サムライチョップ」に輪をかけて熱さのある曲だなと。
小林:熱い楽曲が大好きで、魂を熱くさせるような曲を歌いたい!っていうところから出来上がった曲なんですよ。
平松:だから、ゴリゴリだもんね。10人いたらいろいろな声色があって、僕とか小林みたいな澄んだ声もあれば、辻本とか水野みたいなジャイアンボイスもあるんですけど、「かましてこうぜテッペン」はジャイアンボイスの存在感がハンパなくて(笑)。
辻本:うん、僕と水野だけで歌っても成立するね(笑)。
平松:普段だったら、僕、小林、吉原あたりが先に録って、それをガイドにほかのメンバーが合わせて録っていくような感じなんですけど……。
小林:「かましてこうぜテッペン」では、僕たちがジャイアンボイスに寄せて暑苦しく歌って。難しかったよね。
平松:うん。これまでやったことがないからね。
辻本:っていうかさ、ジャイアンボイスっていうと、まるで俺と水野がオンチみたいな感じになるけどさぁ(笑)。
平松:いやいや、あくまで声がね、ジャイアンっていうことだからさ。
小林:そうそう。ボイメンの男気を、たっぷり感じていただける曲です!
――さて、ボイメンのみなさんは、ナゴヤドームでのワンマンライブ開催が決定したわけですが、現在はどんな心持ちなのでしょうか。
辻本:ナゴヤドームは、僕らにとって夢の場所、憧れの場所ですからね。
小林:ただ、ボイメンにとってこれまでの最大規模は、東京でも名古屋でも1万人。単純計算で、4倍の4万人やからね。
平松:これまで以上に、ボイメンの輪ってどうやったら広がっていくんやろうっていうことを考えたりしつつ。
小林:やるのは楽しみ、本当に埋まるのかは不安、でもそこを考えていてもしゃあないからがむしゃらにやったるぜ!っていう。今、みんなすごく前向きだよね。
辻本:2015年には、200人くらいのキャパの会場でライブをやっていたところから名古屋・日本ガイシホールでのワンマンで1万人を集めたわけですけど、それよりももっと無謀なチャレンジをするっていう。でも、そういう無茶をするのもボイメンらしいし、目標があるから全速力で進めますからね。追い込まれながら、10人で力を合わせて走っていきます。
BOYS AND MEN
――なんと頼もしい。きっと全国各地のファンの方たちもナゴヤドームライブに足を運ぶと思うのですが、みなさんがオススメする名古屋グルメは?
辻本:矢場とんの味噌カツですね。個人的に特に好きなのは、串に刺さっている串カツ。手軽に食べられるし、すごく美味しいです。
小林:僕は台湾ラーメンのお店・未仙。唐辛子とニンニクたっぷりの台湾ラーメンは、パワーフードだなと思っています。
平松:僕は味噌煮込みうどん。
小林:うん、それも美味しい!
平松:初めて食べた方は、味噌の濃さと麺の固さにびっくりするでしょうけど。名古屋に来てくれたからには、味わってほしいと思います。
小林:あと、若い人だったらスガキヤのラーメンとか。
辻本:ラーメンが300円台、安いおまけに美味しいからね。
平松:五目ご飯もセットで一緒に頼んでほしい。
小林:食後には、ソフトクリームもね。
辻本:俺、ぜんざいの上にソフトクリームがのったクリームぜんざいが好き。
小林:クリームぜんざいを食べながらラーメンのスープを飲むのがいいんだよね。
平松:それわかる! 甘い、しょっぱい、甘い、しょっぱいの無限ループね(笑)。
小林:甘じょっぱいは、たぶんあそこから生まれた気がするもん(笑)。名古屋には美味しいものがたくさんですからね、ボイメンのナゴヤドームライブ開催の折には各地からお集まりいただいて、ぜひ名古屋グルメも堪能してください!

取材・文=杉江優花 撮影=大橋祐希
BOYS AND MEN
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