ふしぎと心に寄り添う「きっと大丈夫!」ユメツボミが今、花開く時〜JUNKYPOP

ふしぎと心に寄り添う「きっと大丈夫!」ユメツボミが今、花開く時〜JUNKYPOP

ふしぎと心に寄り添う「きっと大丈夫
!」ユメツボミが今、花開く時〜JUN
KYPOP

SHOWTAの人の心をキャッチするRAP、TAKUROのハスキーなパワフルな歌声、透明感のあるTAKAのハイトーンボイス。3人のパフォーマンスが、その時々に変貌して「一度聞いたら忘れられない」楽曲を生み出している。アップテンポではファンを元気付け、バラードでは聞く人の人生に寄り添える。
今まさに、夢のツボミが開きつつあるJUNKYPOP。たくさんの壁にぶつかりながらも「なんとかなるさ!」と笑い飛ばし、夢中で走り続ける彼らの、「予想外な?」曲の制作秘話やエピソードをリポートする。
一人の友達のために作った「ユメツボミ」がたくさんの人に届く不思議

ユメツボミ J写
──アルバムのリード曲である「ユメツボミ」がコンビニや街のお店で流れていて、人気が高まっているそうですが、やはりこの曲は以前からファンの人からも好評で、リード曲に選ばれたのでしょうか?
TAKA:実際、ファンの人からも「ユメツボミ」いい曲!という声は多かったですけど…作っている方からすると、意外だな、という感じです。
SHOWTA:というのも、この曲はJUNKYPOPとしては初めて「誰かのため」に作った曲なんですね。
──お友達に向けて作った曲だと伺いました。
SHOWTA:そうなんです。僕らの友達が落ち込んでいて、曲を書いてあげたいんだけど…と、僕がまずRAP部分を書いたんですね。それで、TAKAにそれを渡して、他の歌詞とメロディを書いてもらって…構成しました。そうやって、一人の人のために書いた曲が、ファンのみんなに受け入れられることが不思議というか…
──そうなんですね。サビの部分の「Calling Calling」や、「桜が咲く頃まだ眠ったままでも」という部分など、一回聞いてもしっかり耳に残る曲ですよね。好評なのも頷けますが…
TAKA:ファンの皆さんの反応は全てが予想外ですね(笑)。僕らからしたら「ユメツボミ」は内輪の話、なんですよ。それまでは「ファンのみんなに聞いてもらいたい」と思って書いていた曲だったけど「ユメツボミ」はみんなに聞いてほしいから、という曲じゃなかったから…。それがファンの皆さんに伝わって寄り添える曲になっているとしたら嬉しいですけど。
──一人の人のために書いた曲が、逆に皆さんの心にも強く響いた、ということですね。「ユメツボミ」をリード曲に決めたのはどういった理由でしょうか。
TAKA:やはり、覚えやすいし、曲の内容がシンプルっていうことですかね…。それと「ユメツボミ」っていう言葉自体がいいでしょ。ありそうでない。
──「夢を抱えているけどまだツボミ」っていうイメージがとってもいいですよね。「ユメツボミ」を含めたミニアルバムを発売されて、インストアライブを行ったりラジオ出演されたりしていますが…皆さんの元へ大切な曲たちが届きましたが、いかがですか?
TAKA:うーん…ラジオや有線でかかっていたり、インストアライブで皆さんが買ってくださったり…じわじわと実感している感じです。というか、自分たちがこの流れについていってないっていうか(笑)。もちろん、ずっとレコーディングはしてきたけれど、インストアにいっぱいファンの皆さんが駆けつけてくれたりテレビでMV流れてたよ〜って報告来たり。実際びっくりしています。
JUNKYPOPは様々なジャンルに変貌して飽きさせない「ビュッフェ」
──皆さんは専門学校の同期だとお聞きしましたが、元々は別々に活動してらっしゃったんですよね?
TAKURO:そうですね。僕とSHOWTAはそれぞれ別のグループで活動していて、TAKAはソロでやっていました。
SHOWTA:で、僕のバンドが解散することになっちゃって。解散することになりそうだって話したら、TAKAが「俺、ソロだと一人で寂しい」っていうもんだから(笑)。二人でやる?ってことになったんです。
──ソロだと寂しい(笑)。TAKUROさんは最初いなかったんですね。
SHOWTA:そう!いなかった!
TAKA:名前何にしようかな〜?って検索して、どこにもなさそうな名前でいいやつないかな?ってSHOWTAと二人で「JUNKYPOP」って決めて。その時点でまだTAKUROはいないからね!?
TAKURO:…そんな時、たまたま僕がやっていたグループも解散しちゃったんです。
SHOWTA:「…TAKURO、寂しそうだから入れてあげる?」ってJUNKYPOPに入れてあげた(笑)。
──TAKUROさんを入れてあげて3人になったんですね(笑)。やっぱり3人でやっていてよかったなぁと思いますか?
SHOWTA:それは、そうですね。3人でやると、なんていうのかな…いろんなジャンルに変貌できるっていうか。たまたま、1人欠けて僕とTAKAだけ、僕とTAKUROだけっていう編成でやったことがあったんですけど…その時に感じました。TAKAと二人だとポップな感じに寄るし、TAKUROと二人だとロックな感じに寄る。だから3人なら…いろいろなジャンルに化ける。
──なるほど、3人だといろいろなジャンルができるんですね。ビュッフェみたいにいろんなジャンルが楽しめるっていう感じでしょうか。
TAKA:でしょ!それです、それ!!だから、食べ飽きないんです(笑)。
──曲の中で、どこを誰が担当しよう、ってどんな風に決めているんでしょうか?
TAKA:うーん、あまり綿密には考えてないんですけどね。RAPはSHOWTA、メロディ歌うところは…僕とTAKUROが歌ってみて「まあここは俺。ここはTAKUROかな!」みたいな感じです(笑)。だから、後から歌うところをチェンジしたりもしています。今回のアルバムは、再レコーディングしましたし、「ユメツボミ」もメロディと歌詞を増やした部分もあるし、アレンジも修正してもらったり…ベストな形になっていると思います。
SHOWTA:やっぱり「ユメツボミ」の「桜が〜」というところはTAKUROが歌うのがしっくりくるしね。でも、Cメロ職人はTAKAのことが多いけど。
──Cメロ職人って面白いですね。起承転結の「転」の部分でしょうか。
TAKA:ブリッジって曲にとってとっても大事なところなので、曲を作る時、大切にしています。
3日間寝込んでベッドの中で携帯に歌詞を書いた「アスハ、クル」
──次は曲の作り方についてお伺いしたいんですが。
TAKA:そうですね、大体は僕がたたき台としてメロディと歌詞を作って「こんなのどう?」って二人に提案します。で、二人の反応を見て…「ん〜…これは…」って反応が悪くても…僕がいいと思ったら作ります(笑)。
──なるほど(笑)。
SHOWTA:でも、逆のパターンもありますよ!「TARAREBA」は、TAKAが「サビがどうしても気に入らない」って言ったんだけど、僕ら二人はこれでいいんじゃない?って言ってそのまま作りました。
──「TARAREBA」ですか?サビの部分が印象的でむしろ良いですけども。TAKAさんは、曲と歌詞はどんな風に作っているんでしょうか。
TAKA:そうですね、大体は同時に曲と歌詞が思いつくんですけど…メロディは
ゲームやっていたり、他のことしていると思いつく。「やろう!」って思うと、大抵はできません(笑)。
──曲作ろう!と身構えると思いつかないものなんですね。
TAKA:部屋の掃除して、コーヒー入れて…なんてすると、できないですねぇ。で、あーゲームでもしよっかな〜ってやってると…なぜか思いつく。そう、今回のアルバムはゲームやっててできた曲ばかりです(笑)。
──バラード曲もですか?「何度も」や「I know」も?
TAKA:あ、「何度も」や「I know」は違いますね。あれは、歌詞を先にカフェで書いて。メロディがなかなか出てこなくて、一度保留にしておいた曲です。後から、メロディを思いつきましたね。
──専門学校時代から曲作りはしてらっしゃったんでしょうか?
TAKA:専門学校時代は作っていなかったですね。作ってみたい!と思ったのは、その時々の感情で「こういう曲があったらいいのになー」というのを追及していった結果、自分で作ろう!…となったわけです。
SHOWTA:「ひとつだけ」と「TARAREBA」は3人で話し合って作りましたね。サビは3人でいる時に大体できて、あとは僕がRAP書いて…とか、残りの歌詞はTAKAよろしく、みたいな感じですかね。
──アルバムに収録されている、それぞれの曲について伺いたいのですが、「アスハ、クル」は落ち込んでいた時に作ったものなんですか?
TAKA:そう。あれは風邪を引いて寝込んでいた時に作ったもので…ベッドに寝転びながら携帯にメモしていたのが、「アスハ、クル」です。病気で3日くらい引きこもって寝ていると、世間に置いてかれた感があるでしょう?それで作ったのがあの曲なんです。
──でも、そんな落ち込んで作った曲に聞こえないのが不思議ですね。相手を元気付けて、盛り上がる曲に聞こえます。サビの部分の「笑って笑って」とか「君の隣で眠ろう」という部分は、相手に寄り添っている感じがありますよね。
TAKA:それは僕の優しさです(笑)。
SHOWTA:サビの部分の「笑って笑って」をお客さんに歌ってもらうことで、意味合いが変わってきた歌だなあと。「アスハ、クル」を明るく歌ってみよっか?って歌ってみたら、意外とみんな乗ってきてくれて(笑)。
TAKA:僕は「アスハ、クル」は制作する立場から考えたら、ダントツに飛び抜けて好きな曲です。一番、よく出来た!って思ってる。よく歌詞を読んでほしいって思う曲ですね。まあ、客観的に外から自分が、JUNKYPOPを聞いたとしたら…「きっと君はまだ知らない」を聞いて好きになるかなーって思うけど(笑)。
バラードはJUNKYPOPの真髄〜自分たちも曲も成長していってる

TAKURO
──JUNKYPOPのバラード曲もとても人気がありますよね。
TAKA:バラードについては、さらっと聞いてもらって…1年後聞いても「ああいいなあ」って思ってもらえる感じがいいですかね。毎日聞き込んでくれなくてもいいんです(笑)。
──「I know」は初めて音源化されたので、人気が高い曲ですし、ファンの皆さんは喜んでくれたのではないでしょうか?
TAKA:「I know」は2年も音源化しなかったので「この曲、CDないんですか?」ってよく尋ねられましたね。
TAKURO:唯一の恋愛曲だから、やっぱり人気があるよね。
──「世界一綺麗で歪んだワガママ『あなたに会いたいけど会いたくない』」という部分が本当に切なくていいですよね。「I know」は「特別な曲」だと以前おっしゃっていましたが、それはなぜでしょうか?
TAKA:そうですね、あの曲は唯一、自分の体験や経験を織り交ぜた曲だからですかね。あまり自分の経験などを歌詞にしたいとは思わない方なのですが、この曲だけは過去の恋愛を思い返しながら「もしかしたらこんなことを考えていたのかな?」と思いつつ書きました。会いたいのに会いたいと言えない、会ってしまったら終わってしまうかもしれない…そんな自分の感情の女々しい部分を書いてみたんですけど…。
──自分の経験からくる感情の動きが表現されているから、皆さんに共感されるのかもしれませんね。
TAKURO:僕は「何度も」が一番歌っていて、グッとくるかもしれないですね。あれは誰にでも当てはまる感情を歌っていると思うし。
SHOWTA:「何度も」は一番JUNKYPOPらしい曲かもしれない。TAKAが書いて提案してくれた曲の中で、一番すんなりとすぐに共感できた曲だなって思います。
──私がJUNKYPOPを聞き始めた頃に作られた曲が「何度も」と「君だけの何かを見つけるまで(アルバム未収録)」だったと思います。元気になる曲も多いけれど、皆さんの生き方や人生に寄り添うようなバラードがJUNKYの真髄なのかと思いますが…
TAKA:そうですね、僕自身もそういう曲が好きだし、そういう曲を聞いてもらってファンになってもらいたいな、と思います。路上ライブで歌っていた時に「何度も」「I know」が立ち止まってくれる人が圧倒的に多い。曲自体の魅力が強いんだろうな、って思います。でも実は、「何度も」は今になって僕たちも…意味がわかるようになった気がしています(笑)。
──自分たちで作ったのに、ですか?
SHOWTA:僕たちが大人になったってことかな?
TAKA:うん。なんか、わからないで歌っていた気がしています。僕たちが成長して、曲も成長してる。
ライブのまとめ役の曲「ひとつだけ」〜ひとつだけ大事なことを大切にしていきたい

SHOWTA
──「ひとつだけ」はJUNKYPOPがライブをする時、ラストにもってくることが多い曲ですよね。
TAKA:そうですね。ライブによく来てくれる人は「ひとつだけ」の一体感が好きだと思いますね。一本指で「ひと〜つだけ〜♪」ってみんなでやる感じ。あの曲を聞いて好きになってくれた人が多いからこそ、長い間歌い続けてきた曲なんですよね。
SHOWTA:うん、なんかまとめ役。帰ってくる場所、という感じの歌ですね。
TAKA:でも実はあの曲は、一度お蔵入りした曲だったりするんだけど(笑)。
──え!そうなんですか?
TAKA:ライブで歌ったけど、なんかイマイチだね…ってなって。レギュラー落ちしていた曲だったんですよ。「アスハ、クル」もレギュラー落ちしてたね…。「アスハ、クル」はもともとネガティブな感情の曲だし…でも、「ひとつだけ」もそうだけど、「アスハ、クル」もサビの「笑って笑って」をお客さんに歌ってもらうようになって、楽しそうに歌ってみた。そうしたら一体感が出て来て、違った意味が出て来た気がします。
──曲自体、お客さんとともに成長するっていうこともあるんですね。ところで、皆さんは子どもの頃から音楽好きで、音楽の道へ進もう!って思ったんでしょうか?
TAKURO:僕は高校の頃、バンドをやっていて、ボンジョビのコピーバンドでボーカルやっていましたね。アコギ弾ける人とミスチルのカバーしたり…
──その頃から歌上手いね、って周囲に言われていたんですか?
TAKURO:僕は小学生の頃から音楽の成績がよくて。合唱が好きで、ピアノの近くでルンルン歌ってましたよ!で、中学生でカラオケに行ったら「上手いね!」って褒められたから…これはイケるんじゃね?って(笑)。
TAKA:…僕は音楽の授業、嫌いだったんです…リコーダーなんて、何が楽しいのかちっともわからなかった…ずーっと遊戯王のカードやってましたもん。バンドもやってないし…学園祭の時に、ちゃんとバンドやっていた友達と一緒に「最後の思い出に歌おう」って言われて、EXILEもどきを歌ったら…めっちゃモテた(笑)。で、調子に乗って今に至る、って感じです。もちろん、音楽は好きでしたよ!
──意外なほど、音楽とはそんなに縁がなかったんですね(笑)。えーっとSHOWTAさんは…?
SHOWTA:…最速で、有名になれる方法は何かな?って思った時、歌かな!って(笑)。
──3人とも熱心に音楽に携わっていた、という感じではないんですね。すごく安定感があって、音感がいいけど…
TAKA:奇跡ですね!耳が生まれつきよかったってことです(笑)。コーラスもふんふん〜ってTAKUROと二人で合わせて作ってて。感覚でふんふん〜って。
──音感だけを頼りに(笑)。
TAKA:そう、それで、うーんやっぱりわからないな…ってなってやっとキーボード出してきて(笑)。弾いてみて、これかな?って。僕、実は自分で作ってみた曲をピアノで弾いてみようと思っても「俺どこ歌ってんだろ!?」ってなるもん。
──そうなんですか!びっくりです(笑)。
TAKA:でも今回のアルバムはさすがに、アドバイスを頂いて…コーラスを再構築しているし、よりいいものに仕上がっていると思います。
──まさに皆さんにとって「ひとつだけ」ということが、音楽だったということですよね。
TAKA:そうですね、何か「ひとつだけ」自分にとって大事なことをみつけるのは…簡単なようで難しいことだと思う。「求めたものと違っても それはきっと未来の自分へ 色や形は変わったとしても 必ず繋がるものだから」という部分が、当時この曲を書いていた自分の心境そのものだと思いますね。
SHOWTA:「ひとつだけ」を作っていた当時は、元気で前向きな歌を作ることを第一に考えていました。人は強くないけど、「ひとつだけ」でもいいから大切なものを大事にしていきたい…と思って…。
──いつでも初心に戻れる曲、というのが「ひとつだけ」なのかもしれませんね。
ファンの皆さんが「曲を聞こう!」と行動に移してくれたことが嬉しかった

TAKA
──ファンの皆さんに今回のアルバム発売に関して伝えたいことはありますか?
TAKA:ここ1年、アルバムリリースについて水面下で進んでいて…ライブの本数が減ってしまったり、新曲が出せなかったりしたのに、よくついてきてくれたなって思います。インストアライブも予想以上の人たちが集まってくれて…。地方の人たちや今は直接ライブ来れないけど応援してくれている人が、リリースの情報聞きつけて「買ったよ」って伝えてくれたり。音源化されていない曲たちを、ずーっと待っててくれた人たちが思った以上にいてくれた。「聞こう!」と行動に移してくれる人たちがいたことがすごいことだな、って思いました。
──新しいイベントとして「Something Epic」というライブをMusicElementとともに2月から主催していくわけですが、どのようなイベントになりそうですか?
TAKA:そうですね、僕たちとしては「ちゃんと歌を届けられる」イベントにしたいですね。
TAKURO:そこの空間でしか出来ないことをやっていきたいです。サックスとのコラボレーションや、今までやってこなかった企画なんかもありますよ。定期的にやっていきたいですね。
TAKA:僕らもMusicElementも新たな価値がつくといいな、と思っています。
──専門学校時代からもう10年くらいの付き合いの3人ですが、喧嘩したりぶつかり合ったりするんでしょうか?
TAKURO:しないですね…。
SHOWTA:TAKUROに言っても、仕方ないかな!って思って諦める(笑)。
TAKURO:なんだよそれ!
TAKA:うーん、絶妙なラインでお互い「これ以上言ったらダメかな…」ってところでわかりあってる感じかな…ぶつかり合って良いものができるとは限らないし。多分「こここうやって!」って言わなくてもやってくれる部分が多いし、最終的に「やっぱりこうかな…」っていう点を、お互い意見し合うって感じです。
SHOWTA:TAKAやTAKUROが出来ることをしても仕方ないし、補い合うっていうか…必要ならRAPするし、必要なら歌も歌うし、ギターも弾く。10年くらい付き合っていたら、そういう阿吽の呼吸みたいなものがありますよ。
──3人はライブ前に緊張するんでしょうか?
TAKURO:なんか、最近すっごく緊張する(笑)。手が震えたりしますよ。
SHOWTA:僕はギター弾きつつ歌うようになってからとても緊張します。
TAKA:僕はしません。一切しない。
TAKURO:違うよ、緊張しているように表に見せないようにしてるだけでしょ(笑)。
SHOWTA:うん。TAKAが緊張してるのはわかるけど?
TAKA:ううん、ライブは緊張してない。結婚式で歌ってください、って言われたら緊張する!というか、なるべくいかに平常心を保っていられるか?を考えてるのかもしれない。ステージ上と、ステージ降りた時と「キャラが違う」ってよく言われるからなるべく同じにしていようかと思って…。
──なるほど(笑)。いや、そんなに気にしなくてもいいんじゃないですかね?
TAKA:歌ってる時は真面目なこと歌ってるけど、ステージ降りるとしゃべりすぎなのかな〜!?キャラとか作ってないんだけど(笑)。だからなるべく、平常心でいようと心がけています(笑)。
──では、今後の目標はどうでしょう。
TAKA:あまり目標とか…ないんですよね…枠には捉われたくないですね。「JUNKYPOPっぽい」って言われるのはあまり好きじゃないから、曲によってイメージが変わるのがJUNKYPOPだと思うんです。セットリストによってイメージが変化するし。いい意味で裏切っていきたい。
SHOWTA:ロックっぽくなっても、HIPHOPの要素が強くなってもJUNKYPOPが歌っている感じは失いたくないけれど。今回のアルバムも7曲でそれぞれ違うからまとまるのかな?ってマスタリングが終わるまで正直、心配でした。
TAKA:3人で聞いてみて、ああ、まとまってる!と…安心しました。
──具体的に、こんな曲を作りたいとか…例えば映画の曲が作りたいとか…やっぱり…ジブリの主題歌ですかね(笑)。
TAKA:うん。ジブリの映画の主題歌…作りたいです!!!…大きな場所でやりたい、とかももちろんありますけど…魅力ある作品作りに携われたら喜びは大きいと思うんですよね。
──TAKAさんはジブリの大ファンですものね(笑)。
SHOWTA:僕は夏フェスとか、そういう場所で歌いたいって思うけど…やっぱりTAKAは制作側っていう面が強いから、大きな場所でやることより、作品を作りたい欲が強いんだと思います。僕たち二人はパフォーマーとして、TAKAが作る曲を落とし込んで、表現していきたいって思う。フェスで「ひとつだけ」やったら、何本指が上がるんだろ〜!みたいな(笑)。夢はありますけども。
TAKURO:僕は目の前のことを一生懸命!やるだけです(笑)。あとは、そうだな、アドリブ力とかつけていきたいですかね。
SHOWTA:3人で歌っていて、1人がテンション上がった時に他の2人がそれについて行けるとか、その時々でライブに来てくれた人を満足させる…パフォーマンス力をつけていきたいですね。
SHOWTA:まあ、新曲ももちろんですが、アルバムの「ユメツボミ」が出せて、これほど3人で納得がいくことってなかったから、このアルバムをしっかり多くの人に届けていきたいっていう想いはありますね。
──そうですよね、どの曲聞いても、誰かの心境に寄り添える曲があると思いますし、アルバムがより多くの方に届くと良いな、と思っています。
TAKA:曲で評価されていることがとても大きいと思っているから、2018年はしっかり曲を作って攻めていきたいです。ホント、新曲ずっと皆さんに届けられなくて…これまでの分を吐き出す勢いで頑張ります。
TEXT:高宮景子

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UtaTen

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