デビュー35年目を迎える青木美保が17日、東京・文京区のキング関口台スタジオで、新曲「花海棠(はなかいどう)」を課題曲にしたカラオケ決勝大会を開いた。同曲は、自分から身を引いていく女性の悲しい思いを〝花海棠〟の花が散っていく様にたとえてうたった歌謡曲タッチの作品で、2017年9月27日に発売し、好調なセールスを記録中だ。

カラオケ大会は全国から115人の応募があり、テープ審査等を通過した最年少24歳から最年長73歳までの31人がこの日の決勝大会に出場。それぞれが日ごろから鍛えてきた歌唱力と個性を発揮しながら同じ「花海棠」を歌って競い合った結果、最優秀グランプリは内藤加菜さんの頭上に輝いた。また、準グランプリは水谷りきさん、審査員特別賞は、稲垣美穂さんと髙橋美江さん、青木美保賞は梅森美月さんにそれぞれ決定。
(左から)青木美保、グランプリの内藤加菜さん、作曲家・岡千秋


見事、最優秀グランプリを獲得した内藤さんは「ここが広すぎて、スタジオだと気がつかないくらい緊張しました。今朝も練習してきましたが、そのときのようには歌えませんでした。私は歌手になるのが夢なのでうれしかったです」と感激もひとしおだった。その加藤さんの歌について青木は「私のキーより上げて歌われていて、若いですね。年齢を重ねると声が変わってきますので、歌手を目指すのであれば、声の出し方の根本的なことを学ぶといいですね。これは私の体験談です。内藤さんは、昨年まで仙台の学生だったそうで、あちらの大会でも仙台出身の方が金、こちらの大会でも金メダルということで、皆さまよろしくお願いいたします」と、高く評価していた。

審査発表前にはミニライブを行い、新曲「花海棠」をはじめ、前作シングル「秋燕」、大ヒット曲「夢一輪」、新曲のカップリング曲「おんな一輪演歌節」、それに再度、新曲の全5曲を披露。今回、平昌オリンピックで羽生結弦選手が金メダルを獲ったが、青木も「悲恋の女王と言われていますが、歌の世界でそうなれとおっしゃるならとことん悲恋でいきましょう。女王であるのであれば、私も悲恋の女王として金メダルを目指しましょう。前作『秋燕』と歌の赴きがかわって、新しい方々がカラオケ大会に参加していただいて歌を聴いてくれる方の層が広がったと思います。来年35周年で、びっくりですけれど、一つの節目として来年いい形で迎えられるよう今年はその気晴らしづくりをしっかりしていきたいと思っています」と話した。

(提供:サンニュース)

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